核リスクへの最善の準備は核シェルターを作ることである。但し時間もお金もとてつもなくかかるので普通は手が出ない。
住んでいるのは郊外だし軍事目標からは離れているので、核爆弾の直撃は受けないだろうし、北朝鮮のブースト型水爆は冷戦時代に心配されたメガトン級の水爆の数十分のⅠの威力なのだから、本物の核シェルターは不要だろうと思う。(想定する被害予測はこちら参照)
ただ、核爆発時の放射線輻射、熱爆風、さらにはその後1ヶ月程度の放射能汚染による被害を最小限にする為には、「なんちゃって自作核シェルター」はあった方が良いと判断した。
幸いなことに、坂道の途中に建つ我家には半地下部分がある。オープンな部分は屋根を付けて自転車置場に、茶色のドアの向こう側のクローズ部分の4畳ほどの広さの地下室は、今まで私の秘密基地/工作室として使っていたが、ここを「なんちゃって自作核シェルター」に改造することにした。
最初の問題は、入口のドアをどうするか。ガラスを外して、アルミ板か鉄板を入れることも考えたが、普段使っている時に外光を取り入れられることも重要だ。入口の左右側は厚いコンクリート壁である。また地下室の入口正面側は、想定される爆心方向ではない、北西を向いているし、その前には、塩ビ板のドアとアルミの門扉/コンクリート門構えがある。
この為、爆風の直撃は少なそうなので、分厚い金属製のドアは不要と判断し、入口ドアの内側に塩ビ板をネジ止めし、万一爆風でガラスが割れてもドアの気密が保たれ、飛散したガラスで怪我をしないようにして、なんちゃって核シェルターの入口とすることにした。
まあ、ドアが壊れても、べニア板やビニールシートで塞げばよいから、入口ドアの強化はこんなもんでOKとしよう。