マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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榛原萩原・小鹿野の閏庚申のことなど

2018年03月18日 09時31分48秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
宇陀市榛原萩原(はぎはら)の小鹿野(おがの)の閏庚申の場を探していた。

隣家におられた人はたまたまの区長さんだった。

区長家は前年の平成28年10月20日に探し当てていた。

小鹿野に建つ地蔵寺を探していたときだ。

その建物は締め切っているから内部の状況は伺えない。

ただ、そこは会所のような建物である。

北に鎮座していたのは弁財天社。

南に庚申石仏を祭る祠があることは認識していた。

その祠内に朽ちたハナタテ(花立)とゴクダイ(御供台)があった。

その祭具があれば旧暦閏年に行われる閏庚申があるのでは、と思ってやってきた。

区長さんがおれば実施状況が聞ける。

そう思って表に廻れば男性が居た。

「区長さんですか」と声をかけたらそうであった。

以前、隣家の人とか村の人に聞いていた区長さんは滅多に家に居ることはないと云っていた。

なんという奇遇であろうか。会いたかった区長さんにやっとこさお会いできてとても嬉しかった。

小鹿野には3組の講中があるという。

うち一つが区長も属する組である。

行事の名称は旧暦閏年に行っている閏庚申の「トアゲ」である。

今年の6月が「大」の月になる。

時期的には6月初めぐらいになるだろうという。

日程が確定すれば電話をお願いしたいと離れた小鹿野。

前年の春に撮っていたオコナイの祈祷札立ての苗代場は水を張って苗床をつくり終えた状態だった。

曜日の関係から推定して16日の日曜日に苗代作業をする可能性がある。

(H29. 4.14 EOS40D撮影)


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