マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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曽爾今井の花見の宴

2010年06月01日 08時52分58秒 | 曽爾村へ
法要を終えると花見の宴。

役員の輪、当屋の組の輪の真ん中にオードブル料理や手作り煮染めのお重が並べられた。

煮染めはタケノコ、シイタケ、ニンジン、ゴボウ、コーヤドーフに卵焼きなどなど。



濃いめのお味が染みこんだ煮染め料理は故郷の味。

ビールの肴に最適だといながら、お下がりのお神酒でいただく。

天候も良くなってポカポカ陽気。

古樹のヤマザクラが青空に美しく映える。



岳さんはマツタケ山だけど急な斜面に生えているそうだ。

特別な職業師でないと危険な場所。

裏から行ってトメヤマへ。

売れんようなちっちゃなマツタケをくれるのだと笑う。

岳さんは兜岳。

正面から見れば兜の姿に見える。

その横は鎧岳。

曽爾の山々は荘厳な姿を見せてくれる。

宴は小学校が終わるころまで開いている。

まだまだ村人は来ない。

せっかくだからと緑の寄金で整備した公園でワラビ採り。



斜面の向こうは日当たりが良過ぎているのかひとつも見つからない。

半日陰になる場所に群生している。

手にはワラビの束が太くなってきた。

そのころにやってきた。



お地蔵さんに手を合わせて参拝する。

残りものやけどと煮染めをいただいて御供さんのモチ撒きに転じた。

宴会同様に桜の下で繰り広げられるモチの争奪戦。

小さ目のモチは棒モチ。

それを適度な大きさに切ったモチ。

搗いてからさまして固くなってから切る。

これをネコにするという。

大きなモチはカケモチ。

中には50円や100円が入っているので熱中する。



子どもに戻った気持ちになるわと村の春の宴は幕を閉じた。

(H22. 4.21 EOS40D撮影)


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