マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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室生小原の阿弥陀石仏三尊

2012年02月23日 06時46分52秒 | 宇陀市(旧室生村)へ
小原の民俗行事を取材したおりに拝見した小原の阿弥陀石仏三尊。

三体揃って立ち並んでいる姿だ。

永仁六年(1298年)六月十六日に建之された立派なお顔の阿弥陀さん。

「つちんど」と呼ばれる地にある三尊。

「辻堂」が訛って「つちんど」と呼ばれる。

そこには「辻堂」と「十三重の塔」があったそうだ。

座高は1m28cmもあるだけにそれなりに高い石仏。

「カサ(笠、傘)」というテーマに相応しいと思って納めておいた。

両脇待は観音と勢至で座高が85cm。

石塔に彫られているのでその差は目立たない。

この日は赤い実を付いた南天を供えられていた。

尤も、阿弥陀さんが被っている笠石は整地をしたときに土中から現れたそうだ。

(H24. 1. 7 EOS40D撮影)