ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「坊ちゃん@夏目漱石」 20221113

2022-11-13 | Weblog

 

 

一つの始発点が漱石の「坊ちゃん」だった
15歳、決定的だったかもしれない

(もちろんそれだけではない)

この風景も連結している
たどればそうなる

経験の連結連鎖──そう言える個人史がある
おそらくだれもがそうした途上にある

 

 

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「光の呼吸──内在と超越」 20221112(20220526・20210526)

2022-11-13 | Weblog

 

 


   「超越」とは、事実の確定ではない。
   あるいはどんな判断や認識も「超越」であって、絶対的な最終項となりえない。
   一切の判断・認識は、たえず変化し流れゆく「体験流」(内在)から
   《構成》されつづける対象存在についての「確信」、すなわち「超越」であるから
   「内在」における連続的な統一の変様に応じて、その確信様相は変化しうる。
   「超越」は絶対的なものを与えず、たえず本質的な可疑性をもつ、
   という定義の最も核心をなすのは、それがつねに「内在」から《構成》されつつある
   諸存在についての確信である、ということなのである。
                          ──竹田青嗣『欲望論』
  
    You live in your description of reality. 
                          ──Gregory Bateson 

 

すべてはいまここに
いまここの出来事として
世界の姿はしたためられ

かつて いま これから

すべての時制を引き連れ
光も影もひとしく
うちなる水面に現象している

したため照らすのは
この世にただ一つの光源

(この一人称を見失わないように)

気づくより早く光は動き
ピックアップするまえに
ことばを配置するまえに
世界をしたため火を灯す

水面に走る波紋が教える

求めるもの求めないもの
ここにこうして呼ばれる
かつて いま これから

すべての構成はただ一つ
波紋のゆらめきに溶けて
輪郭のない光源が告げる

(この一人称を失わないように)

 

 

 

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