同じ空、同じ季節、同じ時代に生き、交わりながら
なにごともなかったかのように
ある地点を過ぎて永遠に遠ざかることがある
(ありふれたことにちがいない)
この予期がみずからに修正を促がしている
修正の仕方を見出せないゆらぎの中にいる
ありうる、ありえない
このゆらぎの基底に一つの願いが見つかる
肯定のシグナル
いまここに見出したいと願う
消すことのできない願いが告げる
主観のなかに立ち上がる
立ち上げるしかない新たな視覚
肯定のシグナルが照らす世界
それがあるとして
ほんとうに届けられるものであればいい