穏やかな初冬の日差したっぷりな一日。
(昨日の続き)
平日なのに・・・人・ヒト・ひと・・・何処も、かしこも、行列ができている。
そして何より、ここは、果たして、本当に、千葉県・・・なのだろうか・・・と思う異質の空間。
疑似外国・・・しかも、相当デフォルメされた・・・そんな雰囲気。
道行く人達も、世界で一番有名なネズミさんのお耳や、そのネズミさんのガールフレンドの赤に白い水玉模様のカチューシャをつけたカップル、うさぎさんのお耳のかぶりものの女の子のお二人さん、様々なキャラクターのかぶりものをしたお客さんで、賑わっている。ここは、カブリモノ天国、ここは、異質の空間・・・誰もが、日常と違った体験が出来るところ・・・らしい。
似合っていても、似合わなくても・・・誰も、何とも思わない世界。
それが、ルール。
カップルさん、修学旅行とおぼしき制服姿の学生さんの一団、お子様連れのファミリー、そして、何より、かなりなご高齢とお見受けするご婦人方、更には、車椅子での来場者(身体が、御不自由な方は、優待制度があることは、聞いていたけれど・・・)に、驚く。
・・・老若男女・・・全ての世代が、集い、楽しむところ・・・のようであった。
相方曰く。
『ここを歩いている人達は、疲れた顔をしているひともいるけれど、みんなが幸福そうでしょ?』
そういうところらしい。
虚構の楽園・・・多分、そんなところなのだろうか・・・。
私は、捻くれているせいか、あの日、あの場所で、一番、不幸そうな顔をしていたに違いない。
こういう場所を訪れていても、今現在、私に押された社会的烙印は、『失業者』なのである。
・・・いや・・・失業者だって、入園料を払えば入れてくれるけれど・・・。
そして、ちょっと不快だったのは、入場ゲートでの手荷物検査(拝見)だった。
そんなことも意に介せず、夢の国には、楽しいことしか待っていないかのようだったが・・・。
夢の国を支えているであろうスタッフ(キャストという名称らしい)は、約2万人・・・ほとんどが非正規雇用社員だと聞いた。彼らの仕事は、どうなのだろうか・・・1日中、同じこと繰り返し・・・あの営業スマイルも虚構の国だからこそ・・・なのだろうか・・・などと、要らぬ心配などしてしまう。
さて、今回は、『インディ・ジョーンズ・クリスタルスカルの洞窟』、『海底2万マイル』、『ストーム・ライダー』、『センター・オブ・ジ・アース』、『マジック・オブ・シアター』、ショーは、『ディズニー・マジック・オン・ザ・スカイ』を体験・及び鑑賞。
前出の4つは、ジェット・コースターのヴァリエーション。
絶叫・・・と言う程ではないけれど、いづれも、アトラクション終了間際に最高のスリルを提供するというプログラムのようだった。