鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

宇都宮美術館/ルネ・マグリット・大家族

2019-09-09 23:23:23 | 藝術

明け方に台風が、接近。

風雨共に強くなるも、台風の進路の西側だったので、無事に通過を、お見送り・・・。

 

(昨日の続き・・・)

この美術館は、比較的、新しい美術館で、県央にあるもうひとつの県立美術館の方が、歴史が旧い。

県立美術館は、(私が知らないダケかもしれないが)ロクな収蔵品がない(過去のおハナシで、現在は、有るのかも知れないが・・・)。

それに比べて、宇都宮美術館は開館時に、6憶円かけて、ルネ・マグリットの『大家族』を購入した。6憶円の価値があるのかどうか?私にはわからないけれど。

 

この作品好きなんですよね。

嵐が来るのか、鉛色の雲が、上空を覆いつくしているのだけれど、水平線は、薄紅色で、切り取られたような鳩(鳩なのか別の鳥なのか?)の空間には、青空。

不安と安心が同居したような・・・不思議な空気感があって・・・。

この原画を最初にみたのは、もう6年前だろうか。

始めて、相方に連れてきてもらった美術館で、この絵の展示があって、驚いた・・・市立の美術館の収蔵品であることにも・・・。

そのあと、数回見ることができたけれど、常設展示と言いながら、展示していないときもあるし、他美術館への貸出しなどで、お留守の時も多い(らしい)。

・・・何故、作品タイトルが、『大家族』なのかも、さまざまに議論されているけれど、ホントウのところは、作者のマグリットに聞くしかないのだろうし、ソレは、既に叶わぬ事。

奇人変人の部類に入るのだろうマグリットの胸中は、わからねど・・・とにかく、この空気感が、好きで。

 

この美術館は、相方の好きな場所のひとつらしく、煮詰まったり、悩んだりしたときは、よく来ていたと言っていた。

 

(↑展示室に向かう開放的なエントランス。大谷石づくりの柱と壁が、象徴的)

 

広大なよくお手入れされた里山が隣接されていて、ハイキングや散策にもよいところで、古墳群なども点在する。

市内の高台にある高級住宅地のどん詰まりに位置する・・・JRの駅からは・・・むろん・・・遠い。

  


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