朝から夕刻迄、雨降ったり止んだり、本降りになったりで・・・。
最高気温20度に届かず、肌寒いような一日。
先月封切りの『教皇選挙』を見たと思ったら、バチカンのフランチェコ教皇がお亡くなりになったとのニュース。
次の教皇さんが決まるまで、システィーナ礼拝堂から出ることが許されぬ『コンクラーヴェ(教皇選挙)』が行われるという・・・。
フランチェスコ・・・この名前を名乗る教皇は、先日亡くなったフランチェスコ教皇が初めてだということだけれど、中世(11世紀頃)のイタリアに、アッシジのフランチェスコという修道士が居て、カトリックの腐敗した実態を時の教皇イノケンティウス3世に直訴した・・・という過去があり、フランチェスコという名前は避けられていた・・・ということらしい。
亡くなったフランチェスコ教皇もその前のベネディクトゥス16世も、かなり無茶苦茶な???教皇さんだったらしいと聞く。
閑話休題。
今日のお題、映画『ブラザーサン・シスタームーン』は、中世のアッシジのフランチェスコ修道士の物語で、清らかな美しい映画だった。
カトリックに限ったことではないけれど、たぶん、殆どの宗教者は、世俗の欲との戦いに勝つことは稀だし、清貧が美学とされている(???詳しくないのでよくわかりません)キリスト教において、教皇さんたちも、カネでその地位を得たり、女性を囲ったり???まあ、いろいろとあったらしい・・・というか。
水清ければ魚住まず・・・なんでしょうかね???
・・・といった世界を、全否定してしまったのが、この『ブラザーサン・シスタームーン』。
自然の中で、清貧の中で、美しく生きる・・・或る意味、今の(今に限ったことではないけれど)世の中では、一番難しいコトなのだろうと思う。
何事にも極端なのは、宜しからざる・・・というか、あの釈迦でさえ、度が過ぎた修行で得られたものはなかった・・・なんてコト言っていたような気がするし。
でも、実際、アッシジのフランチェスコ修道士は、清かった・・・そんな映画。
それで、なんだか、今日も『オチ』がないんだけれども、これから15日若しくは、20日以内に、全世界のカトリック枢機卿が、バチカンに大集合して、次の神の代理人を選ぶわけだけれど・・・願わくば、やはり、世界の平和に寄与する教皇さんが選ばれて欲しいと願うのは、私も、まだまだ甘ちゃん・・・ってコトかと・・・ヘンに素直になれないでいる。
某・TOHOシネマズの午前十時の映画祭で、リバイバル上映してくれないかな・・・たぶん?絶対観に行く・・・と思う。