その緩やかに流れる艶やかな髪が、
いつしか・・・銀色に染まる時・・・
あなたは、私の長い髪を指で梳いて
きみの哀しみが銀色に染まる
きみの苦悩が銀色に染める
ほおにかかる髪を
幾度も、幾度もかき上げるけれど
指の間を、さらりさらり・・・とすべりゆく・・・。
哀しみの涙は、銀色・・・
雷鳴が、ふたりの影を映しだし
フロントガラスに、たたきつける雨は、銀色・・・。
きみの嘆きが銀色の雨を呼ぶ・・・。
きみの痛みが稲妻を呼ぶ・・・。
銀色に染まる・・・哀しみ
銀色に染まる・・・嘆き
銀色に染まる・・・苦悩
夜の闇のように・・・
空を切り裂く稲妻のように・・・
ふたりを切り裂いていく・・・
銀色に染まる・・・
銀色に染まる・・・
銀色に染まる・・・
夜の流れる闇の中で・・・
銀色に染まる・・・