鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『バルタザール・グラシアンの賢人の知恵』

2008-02-14 21:30:03 | Weblog
身をきられるような冷たい冷たい風。
まるで、氷の刃を突きつけられてるようだ(氷の刃なんて実際ないけどね・・・)。
1日30分の自転車移動は、とにかく寒い・・・。
光は、日増しにつよくなっているんだけどな・・・。

最近、読み始めたのが、『バルタザール・グラシアンの賢人の知恵』という本。

帯のコピーは、『正しく生きるな、賢く生きよ』とあるんですけどね。

賢人・・・賢者・・・な~んかホント賢そう・・・あたりまえじゃん・・・賢人だもん・・・。

この本、全部で8章、240節に分かれています。

人との関わりについて、駆引きについて、会話について、知性について、自分自身について、才能について、成功について、人生について・・・と書かれているのです。

どちらかというと、正義の刃を振りかざしてきて、それで損してるってこと多いんじゃないでしょうか?
世の中、正論ばかりじゃ成り立ってないし、そのために、ズタズタに傷つくことだってあった筈だし。

そんな正義の刃なんて振りかざさないし、身を護るためには、多少の嘘だってつくこと・・・それができるのが賢人なんだろうな・・・きっと。

結構、ハッとさせられる言葉が多いのには、驚きです。

いままで、賢人とか賢者と言われる人って、山奥とか森の奥に棲んでたり(・・・これじゃ、賢人じゃなくて、仙人かいな・・・ワタシのイメージって、何かヘンだね・・・)、流れる雲の行方を遠く指差すのは、高笑う賢者達・・・(face to ace “spunk me up”)って曲を思い出したりするんですけど、賢人って、もしかすると、もっと、もっと身近にいる人なのかも知れません・・・。

ちなみに、著者のバルタザール・グラシアンというひとは、今から、400年くらい前のスペインの修道士さんだとか・・・。

・・・ということは、やはり、ワタシのイメージは当たらずとも遠からずってとこでしょうかね。

賢人になってみたい方は、ご一読を・・・。


☆☆☆

明日、明後日とブログはお休みです。