くもりがちで、薄日差すも午後からは雷雨。
先月28日にソメイヨシノの開花宣言があって、満開迄、13日というのは、観測以来、2番目の長さだとか・・・とニュースは伝えていた。
今年は、丁度、入学式の日に満開を迎えた。
近年では、3月下旬に満開を迎え、4月の入学式にはもう、葉桜・・・だったという年が続いたから、やはり季節は前倒しになっているのだろう。
今を去ること、半世紀前???の高校入学の年は、小雨でも、桜は満開だったし、それ以前では、4月の中頃、やっと満開を迎える・・・なんて年もあったなぁ・・・なんて。
一昨日。桜満満開(県央標本木)少し手前の日。
隣市シネコンで、『アンジーのBarで逢いましょう』を鑑賞。
昨年の『九十歳。なにがめでたい』で、老作家役を演じた草笛光子さんの主演。
この女優さんも齢九十を超えても、脚元はしっかりと綺麗な歩行。グラスにワインを注ぐときの手の振戦もないあたり・・・凄い(ウチの母なんか、ほぼ同い年くらいだけれど、亡くなる直前はシワシワで、萎んでいた)。
物語云々・・・よりも、この女優さんを見るだけでも、価値はあるのかも。
銀色の髪を縦ロールに整えて、クラシックなワンピースと帽子。
廃墟となった事故物件のバーを世捨て人のホームレスを集めてリフォーム。雰囲気のあるステンドグラスやら、絵画、ランプ・・・そして、住み着いたヘビに至るまで・・・なにもかもが、昭和レトロ感あふれて、雰囲気がいい。
・・・そう。物語的には、なんだかちょっと中途パンパな感もありで、ラストシーンで、バイクに乗ったディーン・フジオカが、紋付?羽織で、ノーヘルで・・・???ってあたりは、次回作があるのか?ないのか・・・微妙な感じだった。
それでも、次回作になんか淡い期待をしてしまうのは、ひとえに・・・この草笛光子という女優を見たいがため・・・かもしれない。
観客の平均年齢もかなり高い(相方を私を含めて)。
そいういう映画・・・(なのだと思ったりしている)。