未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

どろりんピックで青春

2014-07-17 21:26:12 | スポーツ

メインの4人制バレー

井原市芳井町で2年に一度開催される「どろりんピックin芳井」、今年は井原市のイベント情報でチェックし早くから撮影スケジュールに入れて楽しみにしていました。このどろりんピック、今年でもう6回目になるそうです。しかし当日は何と朝から強い雨が降っていました。この雨では中止かなと思いながらも、念のため井原市のホームページで確認すると、雨天決行とあるではありませんか。やっているかどうか取りあえず出かけてみることにしました。

芳井町の会場まで来ると、駐車場は車で埋まっていました。警備員が出て駐車場に入る車の誘導をしています。考えてみれば、どろんこになってプレーするわけですから、少々の雨など何ら問題はない、ということでしょう。会場ではすでに開会式が始まっているようでした。市長の挨拶が拡声器から聞こえます。ずらりと並ぶ参加者。情報によると、当日は、県内のほか、京都、広島、香川からも参加があり、その数、総勢250人。メインの4人制バレーには、44チームがエントリーしていました。(翌日の山陽新聞から)。



見事に変身 いつやるの?今でしょ!

それにしてもカメラマンの数も何と多いことか。それも高齢の方が多く、平均年齢はかなり高さそうです。(失礼)メイン競技の4人制バレーは、10時からの予定でしたが、30分繰上げて9時半に開始されました。それにしても仮装は見ているだけで笑えます。女性を捨てた(?)カトちゃんスタイルもあれば、試合は最初からあきらめているようなはかま姿の新撰組、今はやりのAKBに似たコスプレ等、様々です。全体の平均年齢は20代後半といったところでしょうか。小学生のチームもいくつかあるようでした。


しんどいけど楽しい!これが青春なのね!

コートは6面あり、同時に始まるものですから、撮影するのも大変です。出場者も多くのカメラを意識して過剰プレーに入ることもあるでしょう。いい場面を撮ろうと近寄り過ぎると、泥が飛んでくるので注意が必要ですが、傘をさしての撮影は根気が入りました。(やがて雨は止みました)
それにしても出場者の表情を見ると、いずれも楽しそうでいいですね。まさに青春、という感じです。つい足を取られて膝をついてしまう人や、倒れて込んでしまう人も続出です。また、試合後に手を繋いで後ろに同時に反り返って倒れ込むといったパフォーマンスを見せるチームもありました。
イベントは、バレーボールの他に、仮装コンテスト、どろんこフラッグス、どろんこ綱引などもあるようですが、時間の関係でバレーボールのみにし、引き上げることにしました。撮影枚数はゆうに150枚を超えていました。いい写真が撮れているかどうか、帰ってからの楽しみです。



頑張ったよ!と記念写真。
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涼を求めて 岩井滝(岡山県鏡野町) その2

2014-07-15 21:11:03 | 自然

遊歩道はそのまま滝の裏側に通じています。

渓流にかかる小さな橋を渡ったところで、三脚を構え正面から撮影している男性がいました。何かを待っているようでした。おそらく滝から人がいなくなるタイミングを待っているのでしょう。私も以前はそうでしたが、しかし人が写っている方がそのものの大きさや親近感があっていいのではと、最近はそう思うようになりました。遊歩道は滝の後ろ側に通じています。

滝の落差は10~15mとそれほどでもありませんが、幅6mに渡って流れ落ちる様は、どこか優しげで女性的な感じがしました。滝の裏側は、ちょうど突き出た岩屋の真下で、深くえぐられるように、空間があります。それも結構広くて、一番奥まったところには不動明王が祀られていました。霧のような水蒸気が飛んできて湿度は高そうですが気持ちはいいです。少人数ですが、途切れることなく観光客がやってきます。滝壺の前付近ではお弁当を広げるお年寄りのグループがいました。

調べたところ、滝を裏側から見ることのできる、いわゆる「裏見の滝」は、全国に15程あるようです。でもこの岩井滝のように駐車場からさほど遠くない場所にあり、しかも安全に滝の裏側に通じ、その空間はゆったりとして広いというのは、他に例がないようです。

滝を堪能したあと、もう一度、岩井の名水を味わって上齋原をあとにしました。昼食は道の駅「奥津温泉」のバイキングに決めていました。時刻はもうお昼の2時を回っていましたが座席は6割方埋まっていました。このお店は、「おばちゃんの味・温泉亭」といい、以前から利用したいと思っていた店です。奥津渓の紅葉狩りのとき、一度寄ったことがあるのですが、順番待ちの行列に恐れをなしてあきらめていました。営業時間は11:00~15:00(オーダーストップ14:30)料金は内税で1200円、奥津のおばちゃんたちが地元産の食材を中心とした旬の野菜を使って調理した総菜がずらり。納得の味とお値段です。

お腹を満たしたあと、山田養蜂場のみつばち農園に寄ってみました。こちらは初めてでした。ビニールハウスがいくつも並んでいますが、イチゴ狩りはとっくに終わっているし、ブルーベリーには少し早いようでした。せっかくなので‘売店ぶんぶん’でソフトクリームを注文し、蜂の子サプリを購入しました。ほとんど客が見えなかったところに、いきなり大型の観光バスが2台入り、とても賑やかになりました。そしてミツバチ教室のようなものが開かれ、係の人の絶妙な話術に多くの人が聞き入っていました。

これらの団体客は、今はやりのミステリーツアーの一行のようでした。
こうして本日の予定を終了し帰路につきました。裏見のできる岩井滝、おばちゃんの味の温泉亭、そしてみつばち農園、夏限定ですが、なかなか楽しめるコースだと思います。



滝の裏側はこのような広いスペース


裏側から滝を見る
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涼を求めて 裏見の滝 岩井滝(いわいだき)を訪ねる その1

2014-07-14 21:06:23 | 自然

渓流沿いの遊歩道。まさに森林浴です。

蒸し蒸しする梅雨、天気が良すぎても暑いだけで、なかなか出かける気分にならない今日この頃ですが、最近テレビで紹介されていた県北、鏡野町上斎原の岩井滝に涼を求めて急遽、出かけることにしました。
岡山県の滝というと、真庭市の神庭の滝(かんばのたき・滝百選)や津山市の布滝(のんだき)などが有名ですが、この岩井滝は、裏側から滝を見ることができる、中国・四国地方でもめずらしい滝なのです。(資料によると、鳥取県にあと二つあるようです)
おまけにすぐ近くに、名水百選にも選定されている「名水・岩井」もあります。ただ、県北でも鳥取県との県境に近く、鳥取県智頭町よりも北に位置し、遠いので早々には行けません。

自宅を出発したのが午前10時半頃、岡山自動車道・賀陽ICから高速に乗り、中国自動車道・院庄ICで降りて、国道179号線を奥津方面に走ります。奥津まで来ると岩井滝の案内表示板が各所に設置されているので迷うことはありません。最後は細い山道を進み岩井滝に到着です。井原から道なりに走って所要時間は2時間15分でした。
広い駐車場と脇にはトイレがありました。草刈作業をしていたおばあちゃんたち3名が、地面に寝転がって休憩の最中のようでした。いや、のどかでいいですね。
念のため、トレッキングシューズに履き替えて出発です。

登山口に、岩井滝400m、名水・岩井300mの案内板がありました。勾配のある遊歩道をゆっくり上りますが、きれいに整備されているので、何ら問題はありません。渓流沿いの杉木立の中の遊歩道はどこか涼しく、まさにこれは森林浴。とても気持ちのよいものでした。
少し歩くと、母子が山水をペットボトルに汲み取っているところに遭遇しました。
「ここの水はおいしいのですか?」と尋ねると、「この上にもっとおいしい水がありますよ!」との返事。すると上から18リットル入りの白いポリタンクを下げて降りてくる男性に会いました。ここまで歩いて10分ほど、そして、すぐに日本百名水・岩井と書かれた水飲み場に到着しました。先ほどの、「この上のおいしい水」とは、この岩井のことだったようです。

早速、口に含むとまろやか、癖のないとてもおいしい水です。特に冷たいので余計にそう思うのでしょう。実においしい。私が、百名水で一番と思ったのが昨年行った、四国・剣山の御神水です。この岩井の水も決して負けてはいません。帰りにまたいただくことにし、そこからさらに5分ほど歩くと、巨岩の向こうにやっと滝が見えてきました。それほど大きな滝ではない、と聞いていましたが、想像以上に立派な滝で感動です。数人のカメラマンが三脚を立てて撮影をしていました。(つづく)



日本百名水に選定されている、名水・岩井
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鞆の浦を歩く

2014-07-10 21:20:42 | 古い町並み

舟板塀の続く路地

7月6日(日)午前中は用事があったので、午後から鞆の浦方面に出かけました。残念なことに、鞆町に入る頃から、ぽつぽつと雨が降り始めました。海に風はないものの、どんよりとしていて、いつもなら見ることのできる、名物の小魚の天日干しも、今日は見ることができません。
釣りが禁止されている堤防なのに、相変わらず釣り糸を垂れる釣り人の姿がありました。そして、弁天島との間を、黒い平成いろは丸が、客を乗せて静かに通り過ぎて行きます。

景勝館前の市営の駐車場に車を入れて町並みを散策することにしましたが、まずその前に腹ごしらえと、向かったのが鞆シーサイドホテルの、バイキングのお店です。2階に自然食レストラン「よもぎの里」というお店があり、以前から気になっていました。ランチは、11:30~13:30(ラストオーダー)で、料金は1,250円(+税)でした。この時間、広い会場には先客が3組のみ、運が良ければ、生演奏も聴けるようです。

十分、お腹を満たしたあとは、少しだけ古い町並み散策です。対潮楼の前を通るころ、観光バス2台が停まり、観光客がどっと降りてきました。目指すは同じ鞆港方面です。鞆港には、小さな漁船が何台も係留され、波打ち際の茶色い雁木が歴史を感じさせてくれます。港のすぐ向こうには、いろは丸展示館の白い土蔵や常夜灯が見え、鞆の浦の変わらない風景がそこにありました。雨に濡れる石畳を大勢の観光客とともに散策しますが、一番風情があるのが、重要文化財の太田家住宅前の通りです。



ランタナの鮮烈な色彩が町並みになぜか映える

通りに面した土蔵の前にランタナが咲いていました。雨に濡れた石畳やしっくいの白壁の中にひときわ目立つ黄色やオレンジの花。色が際立ってとても美しく見えました。路地で数人のカメラマンが何かを写しているのを見ました。何があるのかなと、興味深々で近づくと、それは舟板塀でした。鞆の町にも舟板塀があったのかと、これはうれしい発見です。以前に訪ねた近江の五個荘や長浜の北国街道を思い出しました。

通りを進むと、T字路になり角に昔ながらの船具店がありました。客があったようで店のおかみさんの明るい声が響いていました。コースを右にとって進むと、道路は細くなりとても車が交わせるような道幅はありません。悪いとは思いながらも民家のわずかなスペースにぐっとハンドルを切って対向車を交わす運転手たち。これが日常ですから大変です。

そういえば、鞆の浦の架橋問題はその後、どうなったのでしょう。進展があったという話は聞いていません。これだけ長い時間をかけても解決策が見いだせないということは、次の世代にゆだねるしかないのでしょうか。何とも悩ましい問題です。それでも朝鮮通信使が泊まった潮待ちの港町、保命酒や箏曲・宮城道夫の「春の海」で知られる鞆の浦、またぶらりと訪ねてみたい、そんな気にさせてくれる町です。



鞆らしい風情のある通り
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巨大ガンダムに出会った!

2014-07-08 22:30:09 | 風景

巨大ガンダムは道の駅の広告塔


(美咲町から久米南町を走る)
話は少し戻りますが、ナビにしたがって、院庄ICを降り、美咲花山園に向かう途中、「道の駅久米の里」の看板が見え、通り過ぎる瞬間、ガンダムに似た巨大なプラモデルがちらっと視界に入りました。しばらく通り過ぎたあと、どうしても気になり、戻ることにしました。
この道の駅は、初めてでした。資料によると、この巨大Zガンダムは、津山市在住の中元正一さんが自ら設計書を書き、ひとりで製作したものだそうです。人が乗り込んでさまざまな作業を行うことのできる二足歩行型有人汎用機械をコンセプトに、なんと7年間をかけて1999年12月に完成させ、2000年10月にこの道の駅に設置されたのだそうです。

写真を撮りに次々と人がやってきます。その大きさ、全高7.0m、全幅3.5m、重量2トンで、頭が小さく、足が長い、ほんとにかっこいいですね。

美咲花山園を出た後、せっかく近くまで来たのだからと、ラベンダーで有名な、「まきばの館」に寄ってみることにしました。その距離、2.3キロだったと思います。第1駐車場は上も下も満車、それでも道路を挟んでの第2駐車場になんとか停めることができました。観光バスが何台も停まっており、このように混雑する「まきばの館」は初めてでした。花を愛でるツアーが多く、四国ナンバーのバスも何台か見ました。

この「まきばの館」、駐車場、入園料も無料なのでツアー会社にとってはとてもありがたい存在なのです。ラベンダーの種類は6種類、6000株と近隣では、群を抜いています。県内にはほかに、私も先週行った蒜山ハービル、お隣の広島県には世羅町に「香山ラベンダーの丘」がありますが、種類の多さと、色の鮮明さでは、この「まきばの館」には敵いません。この日は、早や咲き3号という品種の見ごろが終わり、係の人が花を摘み取っていました。ポプリなどに利用するのでしょう。これから7月いっぱいまで、次々と違う品種が咲き、楽しめそうです。ラベンダーの他にもハーブが充実しており、やはりこのシーズンが一番賑わうようです。

「まきばの館」を出る頃、時刻は午後2時半を過ぎていました。いつもの岡山市北区のうどんの名店「すぎ茶屋」で遅いお昼にしようと、ナビをセットして車を走らせていると、
車は429号線から国道53号線を一直線に南下し、誕生寺を通過しました。そこで目に入ったのが、北庄の棚田の看板です。岡山県では、中央町の大垪和西の棚田がその美しさで一番有名ですが、この北庄の棚田も、日本棚田百選の中では、2700枚とその広さは最大規模となっています。細い山道を対向車に出会わないことを祈りながら進むと、次第に高度が増して眼下に棚田の素晴らしい景色が広がってきます。そして、棚田の命とも言えるため池が、あちこちに点在していることがわかります。このため池も日本ため池百選というのがあって、北庄にも百選に選定されている神之渕池(かんのぶちいけ)という大きなため池があって、北庄地区の45haの棚田を潤しています。

棚田をあとにして、最後に久米南町の宮地やすらぎの里のハスの開花状況を見て、本日の予定を終了しました。食事のあとは、真っ直ぐ井原に。夕方の6時前には家に帰れるでしょう。今日の美咲花山園は収穫でした。おすすめです。    



美しい棚田の風景
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