道後温泉本館全景 (H22.2.6)
この土曜、日曜と町内の親睦会で愛媛県は松山市の道後温泉に行ってきました。日本で最も歴史のある温泉のひとつで、特に道後温泉本館は、温泉施設では唯一、国の重要文化財に指定されています。旅館の夕食まで少し時間があったので、話のネタにとまずは本館の湯に浸かってみようと思いました。
早速、宿の下駄を履きこれも無料貸し出しのタオルの入った竹製のかごを提げて意気揚々と向かいましたが、何と満員札止め。やっぱり同じようなタイミングでやってくる人が多いのでしょう!仕方ないので食事のあとにと出直すことにしました。こちらへ来る人のほとんどは、外部から来た観光客のようで地元の人は、商店街の中ほどにある、もう少し低料金の公共入浴施設「椿の湯」というところに行くと聞きました。
食事のあと、今度こそはと、夜9時ごろ出かけました。さすがにこの時間はだいぶすいていました。400円を払い(自動販売機ではなく二つの窓口で係りの方が対応)まず履物を下駄箱に入れ、改札口で切符を確認してもらうと、「あの青いのれんの入口から入ってください」との案内を受けそちらに進みます。
のれんをくぐり突き当りの木製の引き戸を開けると、脱衣場でした。浴槽は。東と西と2箇所あり、私は東の方に入りました。中はそんなに広くないスペースで湯船の正面にはよく雑誌などで紹介されている石製の大きな筒状のものがあり、動物をかたどった蛇口から勢いよく湯が出ています。その上の壁面には、陶板の染付けの絵が飾られています。浴槽内は、高校生と思われる団体もいてとてもにぎやかでした。湯船の深さは結構あり、体もよく温まります。公衆浴場ですので石鹸はもちろんありません。受付に、貸しタオルとセットで60円とありました。あの夏目漱石の坊ちゃんや、NHKの「坂の上の雲」のロケで、秋山真之もここに入ったのかと思いながら、同じ空間を共有できたことで随分、特をした気分になります。今回、お世話になった観光バスの運転手さんの話によると、道後温泉全体の湯の50%を、この本館が使っているとか。ここでは3種類ほどコースがあって、800円、1200円を払うとお茶や休憩室もあるそうですが、ここだけで十分その気分を味わえた感じがしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます