未熟なカメラマン さてものひとりごと

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吹屋を訪ねて4 「お休み処」の絶品‘田舎そば’

2014-09-06 23:31:17 | そば

素朴な佇まい お休み処 暖簾が裏返しに掛けてありました。

実は私の職場の元上司が、大変なそば通でした。近県のおいしいそばがあると聞くと、何時間かかっても出かけるほどでした。そのそば通の元上司が、一番おいしいと太鼓判を押すのが、吹屋のこの「お休み処」の田舎そばなのです。
職場の事務所内で、ツアーを組んで出かけたこともありました。素朴な自然な味わい、どこか懐かしい、そんな味です。

 この地方では、昔から人々が大勢集まる催事には、うどん、そばは必ず用意されるおもてなしでした。それぞれ自家で栽培した小麦粉から粉をつくり塩と水を加えて調合し、ムシロの間で挟み、足で踏んで熟成。そのあと、包丁で切ったあと大釜でゆでて井戸水で冷やす。長さ、太さが不ぞろいなのが特徴だそうです。
 そばもこの地方で栽培した蕎麦から製粉したものを使います。粘度が少ないので、うどんように長くはなりません。この地方の蕎麦は短く、主に‘けんちん汁’で食べられます。(吹屋ふるさと村 田舎の特産・食堂案内 より)

ということで、メニューにある「田舎そば」は、そばが主体の‘けんちん汁’ということになるのでしょうか。余談ですが、帰ってお店の写真を見ると、暖簾(のれん)が裏返しになっていることに気付きました。最初、うっかり掛け間違えたのかと思いましたが、それでも、念のためネットで調べると、暖簾の裏返しは、「準備中」の意味とありました。それは知りませんでした。ということは、お店の開店時刻は、11時半からだったのでしょうか。なんと店の開く20分前に入ったことになります。それでもなにも云わず、応対してくれたおばちゃんには感謝しかありません。

駐車場まで戻ると、またまた別の観光バスが来ていました。ボランティアガイドさんの、はりきった大きな声が聞こえてきました。そういえば、おばあちゃんが9月からバスが運行すると、言っていました。バスはボンネットです。被写体としては素晴らしいのですが、今回は間に合いません。



吹屋小学校への途中、坂道で見た吹屋の町並みです。

帰路、産業遺産・吉岡銅山跡と書かれたか看板が目に入りました。前回、その遺産を見ようと坂道を下っているとき、数匹の蛇に遭遇したことを覚えています。広場に桜の木が何本も植樹されていたので、4月のお花見にはいいかもしれません。ということで今回はパスすることにしました。

帰りに、西江邸によりました。場所は、吹屋を離れましたが、この西江邸や広兼邸もベンガラ長者です。特にこの西江邸は、約300年以上前に建てられたもので、大変貴重な歴史的文化建造物(国登録有形文化財)となっています。なによりも、この邸宅は西江家が代々受け継ぎ、現在も人が住む文化財となっているところが素晴らしいですね。(HPより)

眼下に日本庭園を見下ろし、林を抜けて視界に入ってくる白壁の土蔵群はまさに颯爽たる風格があります。坂道を登って行くのは少々大変ですが、この日、その白壁が青空に映えてとても美しく感じました。中には何度か入ったことがあるので外観だけ撮影して帰ることにしました。時刻はちょうど正午ごろ、自宅に着くのは午後1時頃でしょうか。(おわり)



ベンガラ長者のひとつ 西江邸 

(追記)
ヤマキ株式会社の、「おいしいレシピ」に、けんちん汁そば が載っていました。
カロリー 493kcal/1人前 所要時間 15分
材料(2人前)
木綿豆腐  1/2丁
なめこ   50g
そば(乾) 200g
Aめんつゆ カップ1
A水    カップ3
青ネギの小口切り 適量
七味唐がらし   適量

作り方
1 豆腐は水切りし、なめこは水でサッと洗う。
2 そばはゆでて、水気を切り、器に盛る。
3 鍋に油を熱し、1の豆腐を手でくずしながら入れて炒める。
 豆腐の水分がなくなってきたら1のなめこを加え、Aを加えてひと煮立ちさせる。
4 2のそばにアツアツの3を注ぎ、青ねぎをのせる。お好みで七味唐辛子をふる・
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