未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県総社市 吉備路五重塔と菜の花畑、日本百名城・鬼ノ城を訪ねて

2022-03-12 22:55:42 | 歴史
訪問日:2022年2月28日(月)
2月の最終日、青空が広がり、撮影意欲を掻き立てる朝でした。このところ午後から風が強くなり、雲が広がる傾向があるため、早めに家を出発することにしました。
久しぶりに総社市の備中国分寺と鬼ノ城(きのじょう)を訪ねることにしたのです。

向かう途中、いつものように矢掛の町並みにある老舗のお店で旬の“いちご大福”を買い求め、すぐに倉敷市真備町を経由して吉備路・国分寺に向かいました。


備中国分寺五重塔周辺を歩く


菜の花畑と備中国分寺五重塔はこの季節の定番カット


吉備路自転車道

緩やかな丘陵地の田んぼの向こうに、堂々とそびえる重要文化財の五重塔が実に絵になります。その田んぼの一角に、菜の花が植えられており見ごろとなっていました。
この季節を象徴する菜の花と五重塔は、カメラマンお決まりの構図です。


こうもり塚古墳

菜の花畑を撮影したあと、散歩がてらに、こうもり塚古墳を訪ねてみることにしました。
小山のように見える前方後円墳。後円部石室の巨大な石組と石棺には驚くばかりです。その大きさは奈良の石舞台古墳にも匹敵するといわれています。
6世紀後半、古代の人はどのように運び積み上げたのでしょうか。また貝殻石灰岩をくり抜いて造られた石棺は、現井原市野上町から運ばれたとありますが、その距離も気になるところです。
このあと、国分寺の梅林を訪ねましたが、残念ながら見ごろはもう少し先のようでした。



石室の入り口


堅牢な石組


石棺


出口付近 スケールの大きさに圧倒される


備中国分寺正面


梅園の白梅と五重塔


境内の地蔵様


こんもりと繁るモンキーポッドのような巨木

日本百名城 鬼ノ城(きのじょう)

そして次に向かったのが、鬼ノ城です。平野部からも山の頂上にその姿を確認することができます。
つづら折りの山道を、対向車が来ないことを祈りながら進むこと10分。やっと駐車場に到着しました。周辺には民家も見られ驚きます。駐車場からきつめの坂道を歩いて進むと、脇道にそれる感じで学習広場があり、ここからの眺めが一番のビュースポットになっています。



古代山城 鬼ノ城遠景



復元された西門


学習広場に続く散策路


7世紀後半に築かれた


西門を内側から見る


素晴らしい眺望


逆方向から見る


城壁の内外に敷石を残す


高さ約6mの版築土塁

鬼ノ城は、古代の山城で大和朝廷が倭国防衛のため、7世紀後半に築城したと伝えられています。
遺構は保存状態がよく、西門付近では、柱の本数や大きさ、土塁や石垣が完全な形で残されていました。城の周囲は、2.8㎞、この西門が木造で復元されており、古代の山城を象徴するシンボルとなっています。
眺望は実に素晴らしく、森林浴で気分もリフレッシュ、おまけに他の観光客の姿はほとんどなく、たまにすれ違うハイカーとの、「こんにちは!」と交わすあいさつも心地よいものでした。



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