未熟なカメラマン さてものひとりごと

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町並みに潤いをもたらす一輪挿しの生け花

2009-10-12 21:26:02 | 観光名所


 先月、初めて広島県呉市豊町御手洗を訪ねましたが、町並みを歩いていてとても印象的だったのが、家々の格子窓に飾ってあったこの生け花です。花が好きな私はとても好感を持ちました。縦70センチ、横45センチほどのすだれに竹筒をかけ、一輪挿しの花が生けてあります。最初は、各戸の家の人たちが飾っているのかと思っていましたが、この彼岸花、ハッサク、ラッパ草、マーガレット、フリージア、ジャスミン……など、季節の生け花で町を飾っているのは、「重伝建を考える会」の女性会員でつくる「さくら部」の人たちです。地区内で花を栽培し、15人ほどで約60棟に花を挿して回るそうです。 同じ組み合わせのものはひとつとしてなく、それぞれが大変美しいものでした。この江戸時代の風待ちの港町に、ひとつの潤いを持たせ、訪れる人のこころを和ませています。かつて府中の町並みでも同じようなものを見ましたが、そちらは残念ながら生花ではありませんでした。維持することは大変だと思いますが、これからも、続けていってほしいと思いました。
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