未熟なカメラマン さてものひとりごと

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城崎温泉街と極楽寺の枯山水庭園「清閑庭」を訪ねて 兵庫県豊岡市城崎町

2020-11-09 11:31:58 | 温泉
訪問日:令和2年(2020)10月5日


Gotoトラベルを利用した山陰の旅’のつづきです。
出石の人気そば店・近又でおいしい出石皿そばを堪能したあと、目的地の湯村温泉に行く前に、城崎に立ち寄り日中の温泉街を散策してみようと思いました。
ここで苦労したのが、駐車場でした。たまたま空いていた観光バス対応の大型駐車場に入れましたが、いきなり3時間1,000円との宣告。少々高いと思いつつ、また探すのも面倒なのでそのまま停めることにしました。なかには値段を聞いて引き返す車もありました。



城崎といえばこの景観、大谿川の柳並木


夜は雰囲気がガラリと変わる (撮影日:2018.10.28)


城崎温泉といえばやはり外湯。駅通りを突き当たったところにある地蔵湯

時刻は、午後2時ごろでしたが、この時間でもそぞろ歩く観光客の姿がありました。それにしてもこの城崎、いつ来ても若者のグループやカップルの多いことに気が付きます。
しだれ柳が揺れる大谿川に沿って、旅館や外湯、土産物や懐かしい遊技場などが賑やかに並び、この町の華やかさが若者の心を引き付けるのでしょうか。



駅通り


派手な看板もある、まるで道頓堀のようです


人力車、乗って自由に写真を撮ることもできる


一の湯


夜はこんな感じです(撮影日:2018.10.28)


玉橋あたりが最も風情のあるところ

「高瀬川のような浅い流れが町の真ん中を貫いている。その両側に細い千本格子のはまった、二階、三階の湯宿が軒をならべ、眺めはむしろ曲輪の趣きに近かった。また温泉場としては珍しく清潔な感じも彼を喜ばした」志賀直哉の「暗夜行路」の一節です。
現在の旅館は、三木屋、ゆとうや旅館、つたや旅館などかつて文人墨客が愛した老舗旅館もありますが、約80軒と言われる旅館の多くが今風のカジュアルなスタイルです。大正14年、城崎の町は北但大地震で壊滅的な被害を受けました。町並みは、昔の風情を残しながらハイカラな温泉街として復興し、さらに発展して現在に至っています。



昼間の通り


夜になるとぐっとにぎやかになります(撮影日:2018.10.28)




遊技場もこの通り(撮影日:2018.10.28)


木屋町通りで見た石像


重厚な土蔵の扉


外湯 まんだら湯


ヤマハギが花をつけていました


スイレンを見つけました


大きなカエルもいました

(極楽寺 枯山水庭園「清閑庭」)

山門 極楽寺は臨済宗大徳寺派の寺院

今回、一番興味があったのが、未だ訪ねたことのない極楽寺の枯山水の石庭「清閑庭」です。極楽寺は、温泉街の西南の隅に位置し、川沿いの桜並木の続く木屋町通りをひたすら進むと、ロープウェイ乗り場手前の奥まったところにありました。立派な山門を潜ると、本堂の前に枯山水庭園が広がっています。白砂と黒砂が左右に配置され、その中に浮かぶ苔むした石。その幾何学模様が、とても斬新に見えました。どこか重森三玲が作庭したかのような趣があります。日本庭園大好きの私にはたまりません。いろんな角度から撮影をしました。来た甲斐があったというものです。
極楽寺は、臨済宗大徳寺派の仏教寺院、予約をすれば、住職の説教と座禅の体験もできるとか。非日常的な空間にどっぷりと浸かってみるのもいいですね。



本堂


大海に島が浮かんでいるよう


苔で覆われた島


存在感のある蹲踞


別角度から山門方面を見る


黒砂と白砂のコントラストが美しい


別角度から


庚申堂、奈良市のならまちでも同じようなものを見ました


反対側から本堂方面を見る


本当に美しい


山門前の岩肌にたくさんの地蔵


マンホールは意外にも桜と石橋のデザイン

湯の里通りにでました


志賀直哉ゆかりの宿 三木屋


出格子のある三階建ての風情ある旅館


びっくり紫陽花がまだ咲いていました


一の湯まで戻ってきました


川面に映る枝垂れ柳

このあと、本日の最終目的地湯村温泉に向かいました。時間的には少し早いのですが、早く着いて、夕食の前に温泉街をゆっくり散策してみようと思ったからです。

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