未熟なカメラマン さてものひとりごと

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高山寺のツワブキが見ごろでした! 岡山県井原市高屋町1801

2020-11-03 21:08:20 | 花の名所
訪問日 令和2年(2020)10月26日


今年もツワブキの花を見ようと、井原市高屋町の高山寺を訪ねました。当日は、青空の広がる素晴らしい天気でした。仁王門前から向かいの経ヶ丸山の頂上付近に目をやると、市の遊戯施設「わくわくドラゴンハウス」がくっきり見えます。

仁王門を潜ると頭上に、青銅製の錆びた岡山県指定重要文化財の梵鐘が下がっています。説明文によると、室町時代中期のもので、高山寺のために鋳造され、現在までこの場所にあるとか。こういう例はきわめてめずらしいそうです。

きれいに管理された境内、真正面には真新しい本堂が見えます。高山寺で有名なのは、この本堂裏にあるモッコクです。井原市の観光サイトには次のように紹介されています。
「周囲2.3m、幹は8本に分かれ、枝張りは東西17m、南北15mに広がり上空を覆う。推定樹齢は約350年といわれ、県下最大級であり、7月には白い小さな花が満開になり参拝者の目を楽しませている。井原市の天然記念物に指定されている。(指定年1959年)」



高山寺は真言宗大覚寺派の寺院 天平3年(731年)行基菩薩により開基されたと伝えられる


左右に金剛力士像を安置する梵鐘付きの仁王門


きれいに管理された境内


宝物館(2012建造) 国指定重要文化財の不動明王坐像、地蔵菩薩立像が安置されている


高山寺本堂


本堂の右手を回り込むと、モッコクがある

夏、花の咲くころに訪ねると、小さな白い花が咲き乱れ、甘い香りが辺り一面に漂い、ミツバチがブンブンと羽音を立てて飛び交います。
幹から分かれた枝の太さは、幹を上回るかと思えるほど太く、まるで筋肉隆々、ヘラクレスのようです。樹齢をさかのぼると植えられたのは江戸時代前期、梵鐘とともに長く高山寺を見守ってきたのでしょう。



井原市指定の天然記念物「モッコク」推定樹齢は350年


幹の周辺をツワブキが彩る




後ろに土塀があり、どこか和の趣き


ツワブキの群落


モッコクの幹、上部の枝の太さがすごい、まるでヘラクレスのよう


岡山県指定の重要文化財の梵鐘は、室町時代中期の鋳造 自由に突くことができる

ツワブキは、この幹の下一面に咲いています。後ろには土塀が控え、とても絵になります。
季節を感じさせてくれる秋の穏やかなひとときでした。



その後、市内散策 これは西江原町のため池・大池


のどかな山里(西江原町賀山地区)に癒される
コメント
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