井原市高屋町にある華鴒大塚美術館友の会主催の美術展鑑賞旅行に久しぶりに参加しました。今回の行き先は、広島県三次市の、辻村寿三郎人形館、奥田元宋・小由女美術館の2館です。
井原からの所要時間は、1時間半ほど。ということで出発も8時半。帰りも17時過ぎとかつてない、ゆったりとしたスケジュールとなっていました。
レトロな外観の辻村寿三郎人形館
まず訪れたのが、辻村寿三郎人形館です。みよし本通り商店街の一角にあり、レトロな概観で存在感を示しています。この建物は、もともと昭和2年に建てられた三次銀行本店だそうです。
辻村ジュサブローというと、まだ私が幼いころ、NHKで放送されていた「新八犬伝」や「真田十勇士」の人形劇が懐かしく思い出されます。
当日は、「天草四郎展」が開催されており、未発表の新作人形や衣装などが展示されていました。大きいものから小さなものまで、いろいろでしたが、私が特に興味を引かれたのが、斬首台の首でした。腫れた目や、頭に矢が刺さった首もあって、相当にリアルでした。
日曜日ともあってひっそりとした商店街
しゃれた外観のお店もありました
味わいのある路地
馬洗川
戦国の武将も、私の想像をはるかに超える独特の個性的な顔をしており、どのような感性でこのような表情に仕上がるのか、それには彼の人生が影響を及ぼしているのか、などなど、とても興味がありました。
人形館を鑑賞したあと、時間があったので、商店街を散策してみました。日曜日ということもあって閉っている店も多く、人通りもほとんどありません。しかし、昭和の面影がところどころに残っていて、どこか懐かしいものを感じました。
このあと、「君田温泉森の泉」でゆっくりと食事をし、次に向かったのが、奥田元宋・小由女美術館です。特別展「生誕120年 児玉希望展」が開催されていました。
特別展の展示は、1階、2階、3階と三つの部屋に分かれていました。ちょうど学芸員さんのギャラリートークが行われていて、大勢の人が耳を傾けていました。
衝撃を受けたのが、最初に目にした絵画、大阪市立美術館蔵の「枯野」です。私の知っている児玉希望ではお目にかかったことのない素晴らしい大作でした。
児玉希望は、現在の安芸高田市に生まれ、その後、川合玉堂に師事し、ヨーロッパにも約1年間、滞在し感性を磨きました。
その画風も、油彩画、水墨画、仏画と、とどまることはありません。このあたりは堂本印象に似ていると思いました。ただ花鳥画に関しては、金島桂華に軍配があがるのではと思いました。
茶室 待月庵
お菓子は売り切れたため代用品でした
お道具一式です
床のお軸と生花
美しい外観です
美しい人工池
これは何のための施設でしょうか
天井を見上げると丸くカットされていました
ぐるりと展示室を巡ったあと、久しぶりに茶室=待月庵でお茶をいただこうと思いました。
何と、この日はお客さんが多くて、お菓子が売り切れたそうです。急遽、美術館のスタッフの方が、吉舎の和菓子屋さんに買いに行かれたとか。当日の担当は、表千家流でしたが、お話を伺いながら少しの時間をゆっくりすることができて、ありがたいと思いました。
この美術館、「日本で一番、月が美しく見える美術館」として有名です。満月の夜は閉館時間を延長して、ロビーから月を鑑賞できるようになっています。
ロビーから見る人工池は水鏡となり、建物と調和してとても美しいと思いました。
こうして美術展の鑑賞を終えたあと、バスはお隣の敷地にある、三次ワイナリーに移動し、ワインの試飲、お土産の購入と時間を過ごし、今回の訪問地三次をあとにしました。
井原からの所要時間は、1時間半ほど。ということで出発も8時半。帰りも17時過ぎとかつてない、ゆったりとしたスケジュールとなっていました。
レトロな外観の辻村寿三郎人形館
まず訪れたのが、辻村寿三郎人形館です。みよし本通り商店街の一角にあり、レトロな概観で存在感を示しています。この建物は、もともと昭和2年に建てられた三次銀行本店だそうです。
辻村ジュサブローというと、まだ私が幼いころ、NHKで放送されていた「新八犬伝」や「真田十勇士」の人形劇が懐かしく思い出されます。
当日は、「天草四郎展」が開催されており、未発表の新作人形や衣装などが展示されていました。大きいものから小さなものまで、いろいろでしたが、私が特に興味を引かれたのが、斬首台の首でした。腫れた目や、頭に矢が刺さった首もあって、相当にリアルでした。
日曜日ともあってひっそりとした商店街
しゃれた外観のお店もありました
味わいのある路地
馬洗川
戦国の武将も、私の想像をはるかに超える独特の個性的な顔をしており、どのような感性でこのような表情に仕上がるのか、それには彼の人生が影響を及ぼしているのか、などなど、とても興味がありました。
人形館を鑑賞したあと、時間があったので、商店街を散策してみました。日曜日ということもあって閉っている店も多く、人通りもほとんどありません。しかし、昭和の面影がところどころに残っていて、どこか懐かしいものを感じました。
このあと、「君田温泉森の泉」でゆっくりと食事をし、次に向かったのが、奥田元宋・小由女美術館です。特別展「生誕120年 児玉希望展」が開催されていました。
特別展の展示は、1階、2階、3階と三つの部屋に分かれていました。ちょうど学芸員さんのギャラリートークが行われていて、大勢の人が耳を傾けていました。
衝撃を受けたのが、最初に目にした絵画、大阪市立美術館蔵の「枯野」です。私の知っている児玉希望ではお目にかかったことのない素晴らしい大作でした。
児玉希望は、現在の安芸高田市に生まれ、その後、川合玉堂に師事し、ヨーロッパにも約1年間、滞在し感性を磨きました。
その画風も、油彩画、水墨画、仏画と、とどまることはありません。このあたりは堂本印象に似ていると思いました。ただ花鳥画に関しては、金島桂華に軍配があがるのではと思いました。
茶室 待月庵
お菓子は売り切れたため代用品でした
お道具一式です
床のお軸と生花
美しい外観です
美しい人工池
これは何のための施設でしょうか
天井を見上げると丸くカットされていました
ぐるりと展示室を巡ったあと、久しぶりに茶室=待月庵でお茶をいただこうと思いました。
何と、この日はお客さんが多くて、お菓子が売り切れたそうです。急遽、美術館のスタッフの方が、吉舎の和菓子屋さんに買いに行かれたとか。当日の担当は、表千家流でしたが、お話を伺いながら少しの時間をゆっくりすることができて、ありがたいと思いました。
この美術館、「日本で一番、月が美しく見える美術館」として有名です。満月の夜は閉館時間を延長して、ロビーから月を鑑賞できるようになっています。
ロビーから見る人工池は水鏡となり、建物と調和してとても美しいと思いました。
こうして美術展の鑑賞を終えたあと、バスはお隣の敷地にある、三次ワイナリーに移動し、ワインの試飲、お土産の購入と時間を過ごし、今回の訪問地三次をあとにしました。