未熟なカメラマン さてものひとりごと

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尾道の町をぶらり

2013-01-22 21:57:23 | 観光名所

尾道の町にネコはよく似合う

 1月12日の土曜日、当日はよい天気でした。ふと、しまなみ海道(島は限定せず)に行っておいしいミカンでも買って来ようと思い、家を出ました。尾道大橋近くになって、今日なら千光寺からいい写真が撮れるかも、と思いつき、急遽、寄り道をしていくことにしました。
 いつもの港近くの市営の駐車場に車を入れ、商店街方面に歩いて行くと、まだ11時頃だというのに、尾道ラーメンの名店にはすでに行列ができていました。時間があれば、千光寺公園の駐車場に車を入れて一帯をゆっくり散策するのですが、今日のように短時間でちょっとだけ、というときにはいつもこのルートを歩きます。
商店街に入り、天寧寺の三重塔が見える筋を、北にあがります。国道を横切り、急な石段を上がると天寧寺山門が迎えてくれます。境内に入り裏側にまわってカーブした急な坂道をのぼると、三重塔の前に出ます。

 ここで息を切らしながら、新聞紙に包んだ花をかかえて坂道を登るお年寄りに会いました。「こんにちは。この坂はちょっときついですね」というと「年寄りには堪えます」との返事。おそららく三重塔横にある墓地にお参りに行かれるのでしょう。このあたり、千光寺につづく斜面には住宅もあるわけですが、観光客には情緒のある坂道でも、住人が生活するにはとても不便なところです。車の乗り入れもほとんど難しく、廃屋になった住居をところどころで目にします。

三重塔前を横切り、千光寺道に突き当たる付近には、ネコがあちこちにいます。公園のベンチには、観光客に体を撫でてもらってうっとりしているネコがいますし、屋根の上で日向ぼっこをしているネコもいます。これらもいい被写体になります。そしていよいよ最初の撮影ポイントです。天寧寺の三重塔と尾道市街、尾道水道と尾道大橋、運がよければロープウエーも同時におさめることができます。
さらに急な石段を登ると、千光寺に到着です。ここでは、本堂前の欄干を無理やり入れて尾道水道、尾道大橋を撮ります。すこし霞んでいますがまさに絶景。参拝のあと、すぐに引き返し、坂道を商店街まで下っていきましたが、急いだのでひざがガクガクします。お目当ての商店街のコーヒーショップでピザとレモンティーでお腹を満たし、いよいよ、しまなみ海道へ出発です。

どこにしようかと迷いましたが、結局、瀬戸田(生口島)にしました。平山郁夫美術館前の観光駐車場に車を入れ、試食がウリの生産直売のみかんのお店へ。柑橘類、これだけ種類があるのかと驚くほどです。いつものことながら店主の「ちょっと食べてみてい!」(広島弁=ちょっと食べてみてちょうだい)のことばに誘われて試食をしてみることに。取りあえず一番甘かった品種を少しだけ買ったあと、しおまち商店街を歩いてみることにしました。美術館ができたころには、大いに賑わった、であろう商店街も、この日、ほとんど人通りはなくひっそりとしています。小さな自転車に乗った小学校低学年の子どもが、店先で作業をしている自転車屋の主人に「おっちゃん!」と声を掛け親しげに話をしている光景に、どこか昭和の懐かしい匂いを感じました。このあと島を車で一周して帰ることにしました。周遊道路を走っていると、ポツンと一軒だけあるミカンの生産直売の店がありました。こちらでもいろいろ試食させてもらいましたが、結局、一番甘かった「大津4号」という品種のミカンを買い島をあとにしました。

帰りにふたたび尾道に寄りました。以前、テレビで放映されていた「てっぱん」で有名になった尾道風お好み焼きを買って帰ろうと思ったからです。ブームの頃に一度だけ行った「村上」というお店。年老いた義理の姉妹がやっている店です。前回来た時は、大変賑わっていましたが、この日はそうでもない様子。あのころは、行列ができるほどお客さんが来たそうで、休む暇もなかったそうです。あのブームはなんだったんだろうと、当時のエピソードを聞きながらゆっくり焼きあがるのを待って、尾道をあとにしました。



絵になる景色 千光寺から尾道水道を望む
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