未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県 しだれ桜の名所を訪ねて その1(撮影日記)

2012-04-09 23:12:07 | 庭園

静けさの中に、存在感を示す2本のしだれ桜は心を洗われるほど美しい。

 7日の土曜日、しだれ桜で有名な、岡山市の曹源寺を訪ねました。ソメイヨシノがまだ満開とは成り得ない中で、比較的に開花が早いのが曹源寺のしだれ桜です。しかし、例年なら3月の終わり頃が見ごろですが、今年は、7日・8日が見ごろでしたから、例年より10日以上、遅れているということですね。早いうちに着こうと、自宅を7時に出発しましたが、山陽道、玉島~倉敷間で事故のため、片側通行・渋滞1キロで時間をだいぶロスしました。曹源寺の駐車場は、お寺の規模に比べて狭く、20台ほどしか停めることができません。到着した8時半ごろには、すでに8割ぐらい埋まっていましたが、なんとか無事に駐車することができました。

 木々が林立し。こんもりとした境内。路地はきれいにほうきで掃き清められています。このお寺は、青い目の外国人が修行していることで知られています。この日も若い男女の外国人修行僧を何人か見かけました。思えば、我が茶道上田宗箇流の上田宗冏お家元もこのお寺の原田老師から、受戒を受けられたのでした。
正面には、大きな本殿がありますが、右手の門を通って庭園に向かいます。拝観料は大人100円です。受付があるわけではありません。専用の木箱が用意してあるだけです。さらに進むと、池がありその対岸の大きな満開のしだれ桜が目に入ります。「なんと、美しい」その姿はしっかり池に映っています。庭園内には4.5人のカメラマンがいました。だれも声を発せず、ひたすら撮り続けています。凛とした空気が張り詰め、心が洗われるような清涼感があります。

右に行ったり、左にいったり、山裾にあがって少し高い位置から撮影したり、近くに行って撮影したりと、いったい何枚の写真を撮ったことでしょう。カメラマンはお互い、邪魔をしないように気をつけながら、撮影をしています。ただ、朝陽がきつく、明暗の差がくっきり。時間的にはもう少し後の10時頃がベストかもしれません。こうして曹源寺の桜をしっかり堪能したあと、さて、次はどこに行こうかと思案です。
吉備路を通って、矢掛の国勝寺の椿を見て帰ろうか、それとも、新たに情報を仕入れた、津山のしだれ桜の名所、千光寺を訪ねるか、迷いましたが、折角なので、国道53線を北上し、千光寺を目指すことにしました。(つづく)

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