未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県の枝垂れ桜の名所を訪ねて 津山市千光寺

2012-04-16 22:08:39 | 観光名所

出雲街道 城東町並保存地区 訪問日4月7日

国道53号線は、最高速度60㎞というところも多い快適道路。信号が少ないのも助かります。中野ブロイラーや誕生寺を横目に走ること3.40分で津山市内に到着しました。城東町並保存地区の観光駐車場に車を停めて、久しぶりに町並みを歩きました。豪壮な建物はなく、高さ、大きさとも、小さくまとまっている感じの町並みです。その昔、NHKのTV小説「あぐり」のロケ地でお馴染みの城東むかし町家(旧梶村邸)のお庭を眺めたり、津山藩医箕作阮甫(みつくりげんぽ)旧宅、津山洋学資料館などを見学しながら、千光寺を目指します。事前に調べた情報では、町並みの1本北の通りにあるようです。むかし町屋のスタッフの方に聞いたところ、お寺が三つ並んでいる、真ん中のお寺とのこと。ちょうど通りにでたところに、保育園があり、今日は入園式があったようでした。隣には、大隅神社、立派な狛犬で、なかなか格式のある神社のように見えました。
 この付近で、もう一度道を尋ねました。答えていただいたご主人、とても親切で、わざわざ通りに出て、「あそこにカーブミラーが見えるでしょう!あれからさらに、100mぐらい先のところで、右手に大きな桜の木があるのですぐにわかりますよ」とのこと。このあたりは山裾の傾斜地、教えていただいたとおり歩いていると、最初に目に飛び込んできたのは、通りに面した旧家の枝垂れ桜。千光寺はすぐにわかりました。さて、千光寺というと広島県尾道市の千光寺が有名ですが、津山市の千光寺も、創建が室町時代といいますからなかなかのものです。

 最初に迎えてくれるのが、コブシの白い花です。そして山門に続く石段、左側には2本の大きな枝垂れ桜。境内の梵鐘横には、さらに大きな枝垂れ桜がありました。左の二本は7~8分咲き、右の1本は、3.4分ぐらいでしょうか。
サンシュユの目の覚めるような黄色や、有楽椿、絞りの入った椿など、椿の種類も多く、とても華やかです。こちらの奥さんに伺ったところ、「今年はだめ。花が咲き始めたところに、寒波が来たため、傷んで勢いがないし、花数も少ない」のだそうです。そして、例年ならもう少しピンクがかかっているのに、今年は白っぽいとか。と少しご不満の様子。それでも次々に、見物客がやってきます。あとで調べたところによりますと、境内の一番大きな枝垂れ桜は、樹齢150年、山門左側の枝垂れは、この桜の2世だそうです。これらが一斉に咲き乱れる、満開の季節に、是非もう一度訪ねてみたいと思いました。確かに岡山県を代表する、枝垂れ桜の名所に間違いないでしょう。
 しばらく、滞在したあと、お隣のお寺も見て帰ることにしました。こちらの山門前にも、紅枝垂れ桜、よく見ると、山の墓所付近も大きな枝垂れがありました。

 こうして枝垂れ桜を堪能し、再び、通りに出るとその先に鶴山公園の石垣が見えるではありませんか。桜はつぼみで見ごろはまだまだ先のようでした。日本の桜100選に選ばれているお城の桜、地理的に遠いのと、人出が多そうなのでついつい遠慮して、まだ桜の季節には来たことがありません。ま、楽しみは後にということで、津山をあとにしました。



千光寺の枝垂れ桜
コメント
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