未熟なカメラマン さてものひとりごと

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松江に茶道の真髄を見た!第2話

2009-06-26 23:30:38 | 茶道


 話を少し戻しましょう!画像は、紅雪庵のある宝照院の境内から、案内にしたがって薄茶席の寒山亭や点心席の釣月亭(ちょうげつてい)に向かう3班のうちの2班です。約40年前にメンバー数人が山裾を切り開き、開墾して作ったということですが、こちらは愛宕神社の所有地で、何でも会員に神社の方と懇意な人がいて、その関係でタダで借りているそうです。
 そういえば水(おそらく洗い専用でしょう!)も神社の水道から長い散水用のホースで引っぱってきているようでした。釣月亭のあかりは蜀台のローソク1本のみ。薄暗い中で、見知らぬ方と肩を並べいただく点心。今日のメニューは、ちまき風にまかれた3個のお寿司と、ジュンサイの入ったすまし汁。冷えたお酒はまた格別でした。蚊取り線香の香りがする中、当時の苦労話も聴けました。さすがに真冬の点心席は紅雪亭で行われるようです。
 雪が降った頃は特に美しく、また風に吹かれて聞こえる竹のさわさわという音も風情があっていいものですよ、とのこと。もう40年近く、毎月の第3日曜日には釜をかけてきたそうで、それはお盆であろうと正月であろうと途絶えることは決してなかったそうです。(つづく)

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