未熟なカメラマン さてものひとりごと

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伝統工芸作家・七代金城一国斎

2009-06-23 22:24:28 | 工芸



 20日土曜日に華鴒大塚美術館主催の美術講座がはなとり展示室であり出席させていただきました。当日は久しぶりにローカルテレビ取材のカメラも待機して、少しだけものものしい感じもしました。
 当日の講座は、事前の案内で講師:漆芸家・七代金城一国斎先生、演題:「異彩を放つ漆芸 高盛絵」とありましたので、どんなに熟年の方かと思いましたら、ご覧のようにとてもさわやかな青年のような方でした。お話によると高校時代はとにかく剣道1本だったそうで、広島県の剣道のチャンピオンにもなられたようです。どうりですらりとして姿勢も声も素晴らしいものでした。
 またお話も聞き取りやすく、終わりの時間も正確。笑顔もたやさず、ユーモアもある。ルックスからすると役者さんのようでもありました。以前CM出演のお話もあったようです。
 では平平凡凡に育ったのかというと、そうではなく、6代(父)5代(祖父)を若いころ1週間のうちに亡くされ、技術の習得にとても苦労されたようです。ご苦労のかいもあって、工芸展への入選は数知れず。
 ところで、演題の高盛絵、字のごとく漆を高く盛り上げていく手法で、金城一国斎の漆芸ならではのものですが、七代は、従来の伝統に独自のご自分の技法とデザインを取り入れて現代人に合う作品を次々と創出されています。
 

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