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未熟なカメラマン さてものひとりごと

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湯村温泉でゆっくり 10月21日(土)

2017-10-26 21:41:54 | 温泉
10月21日、兵庫県美方郡新温泉町の湯村温泉にまたまた行ってきました。実は週末、二泊三日で金沢・能登方面の観光を予定していたのですが、まさかの台風21号が発生、大雨の予報でやむを得ず断念したのです。
しかし、楽しみにしていた温泉がなくなったことに、どうしてもあきらめきれず、それならと一泊二日で近場の温泉に行くことにしたのです。
湯村温泉までの所要時間は、自宅から3時間半。次の日の日曜日は大雨の予報だったので、旅館からどこにも寄らずまっすぐ帰る予定にしました。

中国自動車道佐用ICから鳥取道に入り、鳥取市街を経由して最初に向かったのが、浜坂です。古い町並みが残っているとの情報を得て、寄ってみることにしました。「あじわら小径」と称する水路の脇に石積みの塀が並び、とても情緒のある遊歩道がありました。水際には、多くのサワガニの姿を目にすることができました。


浜坂の海


加藤文太郎記念図書館


浜坂の情緒ある町並み


あじわら小径


沢ガニを見つけました


浜坂先人記念館

ここから、湯村温泉はすぐです。宿はいつもの「井づつや」です。江戸時代の創業で、天皇陛下も泊まられた由緒ある温泉旅館です。
実は、台風が近づいているので、宿泊客はほとんどいないと予想をし、広い湯船を独り占めできるかと楽しみにしていたのですが、ほぼ満杯のお客さんで少々がっかりしました。

15時にチェックインし、早速、温泉町の散策です。まず向かったのが、源泉でもある「荒湯」、旅館でもらった卵引換券で卵を受け取ると、早速90度以上あるという源泉につけると10分ほどでゆで卵ができます。
川沿いには足湯もあり、大勢の観光客が散策しています。
このあと旅館に帰り、屋上の檜風呂に入ると疲れもとれます。湯上りのビールの何ともおいしいこと。受付の女性、部屋案内係の若い男性、部屋食のため準備をしていただいた女性スタッフの方、どれをとっても非の打ち所のない心のこもった素晴らしい対応でした。


井づつや のラウンジ


90℃以上の熱湯 荒湯


はるき川沿いの足湯


夢千代像 吉永小百合さんそっくり


後方の建物が井づつや


早朝の温泉街 旅館より

翌日の朝は、天気予報のとおりの雨でした。雨は夜半から降っているようでした。昨日の夕食のボリュームがすごかったので朝食はあまり入らないと思っていましたが、あら不思議、温泉旅館の朝食はどうしてこんなにおいしいのでしょうか。
こうして、旅館を出発し、自宅に向かいました。雨脚は強くなる一方でしたが、お昼過ぎに、自宅に無事到着しました。
今回はめずらしく温泉旅館に泊まるだけの旅でしたが、何度行っても素晴らしい、湯村温泉でした。

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由布院 由布岳から昇る朝陽に感動 そして別府へ 平成29年5月29日(月)九州の旅3日目

2017-06-17 00:29:15 | 温泉
前日に宿のマネージャーさんから、由布岳付近から昇る朝陽のことを聞いて、ぜひ撮影したいと思っていました。
朝方、由布院の町には、まだ点々と灯かりが残っており、それはそれで、どこか叙情的な美しさを感じました。新館ロビーの外側には広いバルコニーがあって、そこからの眺めは素晴らしく、さえぎるものはなにもありません。宿の名前にもなっている冬の朝霧のシーズンは、さぞや美しいだろうなと思いました。



由布岳から朝陽が昇る

「コーヒーが入りました!」と、マネージャーさんが知らせてくれたので、イスに座ってコーヒーを飲みながら、三脚を構えしばしそのときを待ちます。
すると、由布岳の一角からダイヤモンドのような強烈な朝陽が上がってきました。冬のようなオレンジ色の美しい太陽というわけにはいきませんが、みるみるうちに由布院の盆地に光が光線のように差していきます。まさに感動の一瞬、あっという間の出来事でした。何と印象深いことか、きっと一生の思い出になるに違いないと思いました。



盆地に陽が射し込む幻想的な光景


すっかり明るくなりました。

このあと、もう一度新館横の大浴場と露天風呂の湯で由布院の湯を確かめたあと、朝食をいただいて宿をあとにしました。インター近くの道の駅で、おみやげを買い求め、初めての由布院をあとにしました。明日から現実に戻り仕事が待っています。この夢がずっと続けばいいなと思いましたがそうは問屋がおろしませんね。



宿の正面付近


離れが整然と並んでいます。

次に向かったのが別府でした。別府は高校生のときの修学旅行以来ですから、もう数十年ぶりになります。せっかく近くまで来たので、地獄めぐりをしようと寄ってみることにしたのです。ただ岡山の自宅まで最低5時間はかかるので、あまりゆっくりもしておれません。ということで訪問は、地獄めぐりコースのうち、海地獄と、血の池地獄だけにしました。
まず海地獄、平日の朝の9時ごろだというのに、さすが日本を代表する観光地、バスや多くの車がすでに駐車場に停まっていました。やはりこちらも外国人観光客の姿が目立ちました。



海地獄入り口付近


スイレンの咲く池


大きなハスの池を右手に眺めながら進むと、湯気の噴出する不気味で大きな音が聞こえてきました。火山特有の匂いもしてすごい迫力です。池はきれいなブルーでとても神秘的です。長い棒が池に向かって伸び、その先にかごがぶら下がっていました。恐らく、おみやげ用の温泉玉子を作っているのでしょう。



大きな音を立てて蒸気を噴き上げる海地獄


地獄の組合?


血の池地獄


敷地内に、「地獄組合」と書かれた建物を発見。なんだかとてもユニークに思え、笑ってしまいました。こちらでは、足湯や温室もあるようでしたが、時間がないので次の目的地、血の池地獄に向かいました。

血の池地獄は、海地獄と違って観光客はぐっと少ないようでした。地獄からは音もするわけではなく、とても静かです。色ですが、血というよりさびた鉄のような色をしていました。万能の軟膏を売っていたので記念に買いました。
こうして、別府の観光を終わり、帰路についたのでした。(九州の旅、おわり)

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あこがれの由布院 九州の旅2日目 平成29年5月28日(日)

2017-06-16 00:22:59 | 温泉
くじゅう花公園を午後3時半ごろ出発し、次に向かったのが由布院です。人気の温泉宿を予約していました。
由布院までの所要時間は約1時間、やまなみハイウエイに合流するため国道442号線を瀬の本まで戻りましたが、このあたり、岡山では決して見ることのできないグリーンの台地が延々と続いています。遠くに牛の放牧も確認できました。草原の山を大型のトラクターが行ったり来たり、ロール上の干草を草原に撒いているようでした



緑の草原


大型トラクターがフル回転


遠くに牛の放牧


阿蘇の山並みを望む


やまなみハイウエイのヘアピンカーブを進むと、さらに阿蘇の絶景を望むことができる最高の場所に到達。その後、くじゅう連山が背後に迫る長者原あたりでゆっくりしたい気持ちもありましたが、とにかく由布院の湯の坪街道を早く歩いてみたいと先を急ぎました。
午後4時半ごろ、ほぼ予定の時刻に由布院に到着しました。ナビは金鱗湖にセットしていました。できるだけ湯の坪街道に近いところに停めたいと思ったのです。何とか道路脇に空きのある駐車場に車を入れた後、まずは金鱗湖を目指します。
時刻は、すでに夕方5時を過ぎていました。何と外国人観光客の多いことでしょう。耳だけ澄ましていると、とても日本にいるとは思えません。



静かな金鱗湖


湯の坪街道(駅方面)


鍵盤の形をしたしゃれたお菓子


由布岳が背後に迫る


多くの若者がいて、まるで都会の雑踏を歩いているような気分でした。しかし通りの背後には、由布岳が控え、その存在感は半端ではありません。
金鱗湖は、想像していたよりも小さな池でしたが、とても神秘的な美しさがありました。池のほとりにホテルがあり、少し景観を損ねている気がして残念でした。
金鱗湖畔を散策したあと、いよいよ街道を駅方面に歩きます。実は事前に買いたいものをチェックしていました。この時間になると、早くも閉店のお店もたくさんあり少しあせりました。

情報誌に掲載されていた、人力車や観光辻馬車は遅いためか見ることはできませんでした。こうして、街道の雰囲気を味わい、お目当てのものを手に入れていよいよ、今宵の宿を目指します。所要時間は、5分ほどでした。
宿(朝霧の見える宿ゆふいん花由)は高台にあり、目の前に由布岳、眼下に湯布院市街を眺めること出来る、絶好のロケーションにあります。
由布院の宿の多くが、露天風呂つきの離れを売りにしていますが、こちらの宿も例外ではありません。
残念ながら、その離れは予約できませんでしたが、昨年リニューアルしたばかりの本館2階の一室が確保されていました。
マネージャーさん曰く、一番眺めの良い部屋をご用意しました、とのこと。言葉どおりの眺望で、期待は裏切りませんでした。尾道大好きというこのマネージャーさんによると、昨年の熊本地震では、この宿も甚大な被害が出たそうです。お客さんを背中に負ぶって駐車場に避難されそれは大変だったとか。

部屋からもバスルームからも、眺望を楽しみことができ、最新の設備が完備された部屋でくつろぎ、おいしい夕食をいただいたあとは、大浴場・露天風呂へ、湯はアルカリ性の単純温泉、少しぬるっとしたお湯はとても肌に馴染みます。こうしてとても贅沢な一夜を過ごすことができました。
いよいよ明日は3日目、別府観光をして岡山に帰ります。(つづく)



部屋から見る由布岳と由布の市街地
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雪の真庭市を訪ねて H27.1.12(月)その1 湯原温泉

2015-01-14 00:35:17 | 温泉

雪の湯原温泉

連休の最終日、人生初の冬タイヤを装着したこともあって、県北の雪景色を見てみたいと思い立ち、出かけることにしました。冬季、北に向かって走ることはいまだかつてないことです。

 例によって、高梁市を抜け賀陽ICから岡山自動車道に乗ります。中国道に合流し落合JACから米子自動車道に入ったころから、周辺の山々は雪山となり、平野も真っ白、まさに雪国に来たような錯覚を覚えます。岡山県真庭市は、岡山県北部で中国山地のほぼ中央に位置し、北は鳥取県に接しています。雪が多いのは当然といえるかもしれません。

高速道路は、冬用タイヤ装着、制限速度50㎞の規制がかかり、道路の脇に雪がみられるようになってきたころ、強制的にいったん高速をおろされタイヤのチェックがありました。これも初めての経験でした。

再び高速に戻り、できれば蒜山あたりまでと思っていましたが、結局不安になって断念し、湯原町の温泉街の雪景色だけを見て帰ることにしました。このあたりの積雪量はざっと20㎝はあったでしょうか。

高速を降り、国道313号線を湯原温泉に向かって走ります。途中で銀行の駐車場に車を入れようと思い、強引に車を進めましたが雪にタイヤをとられついに動かなくなってしまいました。これは困ったな、と思いましたがタイヤの前後の雪を手で除け、苦労してなんとか脱出することができました。途中、雪かきをする人や、除雪車も目にしました。温泉街のシャーベット状の道路を歩行者に注意しながら進みます。



温泉街の道路はシャーベット状になっています。  

意外にも、こんな雪の日でも想像以上の観光客の姿がありました。あとで確認したところ、湯原町旅館協同組合の食の祭典「しし祭り」が開催されていたためとわかりました。各飲食店でしし肉を使った料理を提供する町おこしイベントです。しし肉コロッケと書かれた幟をたてたお店には、行列もできていました。


河川敷の駐車場。雪に埋まった車もありました。

河川敷に設けられた駐車場の車の屋根の雪には数十センチの雪が積もり、果たして動かせるのかなと他人事ながら心配になりました。温泉街の突き当りまで行って引き返すことにしました。途中、道路脇に車を停めていると、「ドカ!」と車の屋根に大きな音がして雪の塊が落ちてきました。あまりの衝撃にびっくりしました。

こういう雪景色を眺めながら湯に浸かることができれば、最高だと思いましたが、そうもいかず、湯原をあとにし勝山の町並みを訪ねることにしました。



温泉街を過ぎたころの道路脇はこのような状態です。
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飛騨高山 王道の観光ルートを行く その5 下呂温泉(後編)

2014-09-26 23:19:21 | 温泉

河原の中にある露天風呂 遮るものは何もありません。


(平成26年9月15日(月)下呂温泉前編につづく)
下呂温泉、予約しておいた宿は、「湯遊びの宿・下呂観光ホテル本館」]という旅館でした。係りの方が車までお出迎えです。この若い女性の対応がすばらしいものでした。ロビーで飲み物をいただいたあと、部屋への案内の途中、館内の説明がありましたが特に面白かったのが、「こちらが受付です」というくだり。普段、受付の説明は受けたことがなかったので面白いと思いました。受付にいた若い男性二人が「にこり!」と笑顔を返してくれ、こちらが恥ずかしい感じでした。 

さすがに、眺望を売りにしている旅館です。部屋に着き、障子を開けると、灯りがともり始めた温泉街が眼下に広がり、旅情を誘います。改めて下呂温泉の規模の大きさを感じました。
今回の予約では、貸切露天風呂の利用がサービスでついているプランだったので、遅い時間でしたが予約をしました。

食事処に移動すると、会場の入り口で籠を渡され、原木からしいたけを4つ選んでくださいとのことだったので、それなりのものを選ぶと、係りの中年の男性が、「お客さん、これはまた遠慮されましたね!」と、別に大きいものを探し、おまけでつけてくれました。
夕食のメニューは、飛騨牛づくしコースでした。あみ焼やほう葉味噌ステーキで味もボリュームも満点でしたが、4時間前に飛騨そばの大盛りを食べたことが原因で、すぐにお腹がいっぱいになりました。

また、昨日も飛騨牛を食べたところだったのでなおさらでした。上等なお肉を残すのは、もったいないと思いましたが、仕方ありません。
食事後、予約をしていた離れの貸切露天風呂に行きました。提灯風の明かりで足元を照らしながらの歩くのはなかなか情緒があります。露天風呂自体はそう広くはありませんでしたが、とても清潔で感心しました。部屋に戻ると、疲れが出たのか、あっという間に睡魔に襲われ就眠となりました。

翌朝は、朝5時に起きて、まず大浴場で湯に浸かりました。誰もいなくて、温泉を独り占めです。露天風呂に浸かっているとき、山側の空がピンク色に変わりはじめました。見事な朝焼けです。時間はたったの5分ほどでしたが、この美しさは一生忘れないだろうと思いました。



温泉街中心部です。

このあと、旅館を出て朝の温泉街に散歩に出かけました。中心部まで歩いて約10分ほどです。ちょうど益田川にかかる大きな橋を渡っているとき、河原の中に露天風呂があるのを見つけました。風呂には若い学生達でしょうか、15人ほどの団体が入湯中でした。風呂は隠すものが何もない丸見え状態でした。この露天風呂は噴泉池といい、すぐ近くの源泉から湯を引いていて、露天風呂同好会の方々が管理されていると聞きました。平成22年から水着着用が、義務付けられていますが、見た限り水着着用の人は誰もいないようでした。このように河原にある露天風呂で思い出すのが、三朝温泉の河原風呂です。でもこちらは、あっけらかんとして、360度の大展望、入浴している人はさぞ気持ちがいいだろうなと思いました。

その後、温泉街のメインどおりを散策しましたが、夜はさぞ賑やかであろう繁華街も人通りはほとんどなく、通勤で駅に向かう人がわずかにみられる程度でした。このあと、旅館に戻り朝食をいただいたあと、最後の目的地、郡上八幡(ぐじょうはちまん)に向けて出発しました。
(郡上八幡につづく)



温泉寺につづく参道
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