未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

~田中達也 見立ての世界~ MINIATURE LIFE展2 岡山シティミュージアム その3

2022-09-12 23:51:06 | 美術館・博物館
訪問日:2022(令和4)年8月28日

その3 #Sports 大事なのは小さな努力の積み重ね
前回:#Workers の続きです。

見立てというだけあって、その取り合わせに思わず笑みがこぼれます。人物に集中すると不思議と周囲が大きく見えるから不思議です。この作品で重要な要素を占めているのがタイトルです。しゃれも利いていて、その発想が素晴らしいと思いました。


干されないように頑張れ 


「勝利を引っ提げて帰るぞ!」 (手提げホルダーを”引っ提げて”に掛けています)


XXXXXLサイズの波 (ジーンズを大波に見立てています)


バイシクーヘン (バイシクルとバームクーヘンを掛け合わせています)


もう一枚


「ナイスソックス!」 (ソックスをゴルフコースに見立てています)


コンパクトな試合 (化粧品×ビーチバレー)


もう一枚、別角度から

#World Travel 小さな世界を旅する


「ハブ ア ライス トリップ!」(ごはんを雲に見立てています)


この街には多くのチャンスが隠れている (サイコロをビルに見立てています)


「もうチョコっと血を吸いたい」 (板チョコを棺桶に見立てています 人物はドラキュラ)


地図には載っていないチーズ (チーズを砂漠に見立てています)

次回は、#Adventure 小さな大冒険 を掲載します。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~田中達也 見立ての世界~ MINIATURE LIFE展2 岡山シティミュージアム その2

2022-09-08 20:07:38 | 美術館・博物館
訪問日:2022(令和4)年8月28日

その2 #Workers 小さな世界のお仕事

前回:#Nature の続きです。


しばらくここで待ってクリップ (クリップを待合室のイスに見立て、”待ってくれ”をモジっています)


彼こそがキーパーソン (キーボード Enterキーに陣取り頑なに拒否する人物)


オツカレーター (お疲れ × エスカレーター 三角定規とホッチキスの針)


「綿棒なことになったぞ。。」 (「面倒」を「綿棒」に掛けたダジャレ)


種を収穫中 (キウイの輪切りを棚田に見立て、田植えならぬ種を収穫しています)


「辛い辛い!水をくれ!」 (唐辛子を炎に見立てています。本当に辛そう!)


市場から鮮魚を直送 (大きな寿司げた)

その3 次回は、#Sportsを掲載します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~田中達也 見立ての世界~ MINIATURE LIFE展2 岡山シティミュージアム 岡山市北区駅元町

2022-09-07 19:57:13 | 美術館・博物館
訪問日:2022(令和4)年8月28日

取引先の業者の方から、招待券をいただいて(お願いして?)いました。しかし、岡山市のコロナ感染急拡大により、訪問を躊躇していましたが、会期中の最後の日曜日、ついに意を決し2重マスクで出かけることにしました。会場の岡山シティミュージアムには9時半頃に到着。開館時間の10時まで少し時間があったので、同じフロアのカフェでコーヒーをいただいていると、時間を過ぎてしまいました。

入場口には、すでに50人ほどの列ができていました。しばらく待ってエスカレーターで4階へ。ここで前売り券、招待券を持っていると、並ばずすぐに会場に入ることができます。
これは、本当にありがたいと思いました。
カメラOKと聞いていたので、一眼レフを持参しましたが、同時間の会場の中で、同じように持参している入館者は、他にたった一名のみでした。多くの人はしきりにスマフォで撮影をしていました。

入口で係の方から、「並ばずご自由に好きなところからご覧ください。」との声がかかり、空いているところから見ていきました。人形の大きさはわずか2cmほど、ピントをあわせるのに苦労しましたが、他の人の手前、撮影に時間をかけることはできません。ただ、小さくても非常に精巧にできていて感心します。
見立てというだけあって、その取り合わせに思わず笑みがこぼれます。人物に集中すると不思議と周囲が大きく見えるから不思議です。この作品で重要な要素を占めているのがタイトルです。しゃれも利いていて、その発想が素晴らしいと思いました。

1時間ほど、鑑賞し、撮影を済ませると11時過ぎでした。入場口まで降りると入館待ち90分のプレートが出ていました。早く入って正解でした。
今回、撮影した作品を数回に分けて掲載していきます。



駐車場から会場の駅方面に向かう


右が岡山シティーミュージアムのあるリットシティビル


JR岡山駅東西連絡通路直結


やっと会場に着きました


2階からエスカレーターで4階へ


会場内はご覧のように混んでいます

#Nature 小さな大自然


はじけろ夏休み (向こうに見えるのは積乱雲ならずポップコーンです。)


臭かったので草刈った (同じ読みの”くさかった”)


行楽の秋より食欲の秋 (モミジがから揚げに化けています)


季節の衣替え (季節ごとに色変わりするボタン)


こちらは実物大


種乗りの聖地 (スイカの種でサーフィン)


「TOTOここまで来たか」 (雪山に見立てた某メーカーの便器のフタ)


実際はこんなに小さい

次回はその2 #Workers 小さな世界のお仕事 をお届けします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬戸田の春を訪ねて 平山郁夫美術館の陶板「風神雷神図屏風」の見所を探る

2022-04-20 23:49:59 | 美術館・博物館
訪問日:令和4(2022)年4月4日(月)

(平山郁夫美術館)



海を見たくて、しまなみ海道を南下、尾道市瀬戸田町(生口島)を訪ねました。目的地は、平山郁夫美術館と西日光「耕三寺(こうさんじ)」です。
自宅からの所要時間は、ちょうど1時間でした。平日でしたが観光駐車場は、8割方埋まっていました。
まずは、平山郁夫美術館を訪ねます。

平山画伯揮毫の美術館看板、和風の門を潜ると、美術館玄関への道はいったんクランク状に折れ、右側は高い塀で仕切られて、入館者はその中の様子をうかがい知ることはできません。
館そのものも和風の数寄屋風です。受付を済ませロビーまで来ると、ここで初めて庭園が眺められるという趣向です。手前は瀬戸内海を表現した砂で覆われ、背後に島が配置されています。
その中央にあるのが「ひょうたん島」だそうです。なるほど人形劇で見た「ひょっこりひょうたん島」の形にそっくりです。
楽しみにしていたのは、建仁寺の俵屋宗達筆の国宝「風神雷神図屏風」です。陶板へ転写したものですが、実物と変わりません。その技術には感心するばかりですが、この感動は以前、徳島県鳴門の大塚国際美術館で十分に味わいました。

また、今回の展覧会では、尾形光琳の模写も同時に展示されているとのことで、ますます興味がわきます。
有難いことに、カメラOKとなっていました。



瀟洒な入館口


まだ何も見えません


やっと建物らしいものが先に見えてきました


続くアプローチ


花壇の白い花


受付を抜けると広いロビー


ここでやっと庭園を見ることができます


広いロビーです

風神雷神図とは

風袋から風を吹き出し風雨をもたらす風神と、太鼓をたたいて雷鳴と稲妻をおこす雷神の活動の姿を描写する絵画です。俵屋宗達の屏風画有名で、琳派の絵師をはじめ、多くの画家たちによって作られた模作や模写が多数あります。



俵屋宗達 風神雷神図屏風(陶板による複製) 2曲1双 国宝 京都建仁寺蔵(京都国立博物館寄託)

俵屋宗達(たわらやそうたつ)元亀元(1570)年~寛永20(1643)年
見どころ
・金箔の天空を背景に、緑と白で躍動感あふれる二神を描き分けた宗達の最高傑作
・見事な画面構成で(大胆な余白、絶妙の構図)
・はみ出した太鼓の輪、ねじれた腕、湧き立つ雲の表現、思い切りのいい大胆な曲線
・三十三間堂の風神雷神像を参考にしたといわれる



尾形光琳 風神図雷神図屏風(陶板による複製)2曲1双 重要文化財 東京国立博物館

尾形光琳(おがたこうりん)万治元(1658)年~享保元(1716)年
見どころ 
・俵屋宗達が描いた国宝「風神雷神図屏風」を忠実にトレースした作品
・雷神の視線の向きは風神をまっすぐ見ている
・ぴったりと息のあった風神と雷神は一体感がある
・雲の表現、宗達画より濃いめ


広い第3展示室 屏風の大きさがよくわかります


最後にもう一度庭園を見る 中央の小さな島がひょうたん島

有名な風神雷神図屏風、他に尾形光琳の風神雷神図屏風を模写した酒井抱一の風神雷神図屏風(出光美術館)があります。
この3点を見比べてみることができれば、さらに面白いと思いました。
GW中、瀬戸田の平山郁夫美術館を訪ねられてはいかがですか。


陶板再現!風神図雷神図屏風展 会期:令和4年3月19日~5月29日 平山郁夫美術館











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島県三次市の美術館を訪ねて 奥田元宋・小由女美術館、辻村寿三郎人形館 平成30年6月3日

2018-06-12 21:40:14 | 美術館・博物館
井原市高屋町にある華鴒大塚美術館友の会主催の美術展鑑賞旅行に久しぶりに参加しました。今回の行き先は、広島県三次市の、辻村寿三郎人形館、奥田元宋・小由女美術館の2館です。
井原からの所要時間は、1時間半ほど。ということで出発も8時半。帰りも17時過ぎとかつてない、ゆったりとしたスケジュールとなっていました。



レトロな外観の辻村寿三郎人形館

まず訪れたのが、辻村寿三郎人形館です。みよし本通り商店街の一角にあり、レトロな概観で存在感を示しています。この建物は、もともと昭和2年に建てられた三次銀行本店だそうです。
辻村ジュサブローというと、まだ私が幼いころ、NHKで放送されていた「新八犬伝」や「真田十勇士」の人形劇が懐かしく思い出されます。
当日は、「天草四郎展」が開催されており、未発表の新作人形や衣装などが展示されていました。大きいものから小さなものまで、いろいろでしたが、私が特に興味を引かれたのが、斬首台の首でした。腫れた目や、頭に矢が刺さった首もあって、相当にリアルでした。



日曜日ともあってひっそりとした商店街




しゃれた外観のお店もありました


味わいのある路地




馬洗川

戦国の武将も、私の想像をはるかに超える独特の個性的な顔をしており、どのような感性でこのような表情に仕上がるのか、それには彼の人生が影響を及ぼしているのか、などなど、とても興味がありました。
人形館を鑑賞したあと、時間があったので、商店街を散策してみました。日曜日ということもあって閉っている店も多く、人通りもほとんどありません。しかし、昭和の面影がところどころに残っていて、どこか懐かしいものを感じました。

このあと、「君田温泉森の泉」でゆっくりと食事をし、次に向かったのが、奥田元宋・小由女美術館です。特別展「生誕120年 児玉希望展」が開催されていました。
特別展の展示は、1階、2階、3階と三つの部屋に分かれていました。ちょうど学芸員さんのギャラリートークが行われていて、大勢の人が耳を傾けていました。
衝撃を受けたのが、最初に目にした絵画、大阪市立美術館蔵の「枯野」です。私の知っている児玉希望ではお目にかかったことのない素晴らしい大作でした。
児玉希望は、現在の安芸高田市に生まれ、その後、川合玉堂に師事し、ヨーロッパにも約1年間、滞在し感性を磨きました。
その画風も、油彩画、水墨画、仏画と、とどまることはありません。このあたりは堂本印象に似ていると思いました。ただ花鳥画に関しては、金島桂華に軍配があがるのではと思いました。



茶室 待月庵


お菓子は売り切れたため代用品でした



お道具一式です


床のお軸と生花



美しい外観です


美しい人工池


これは何のための施設でしょうか


天井を見上げると丸くカットされていました

ぐるりと展示室を巡ったあと、久しぶりに茶室=待月庵でお茶をいただこうと思いました。
何と、この日はお客さんが多くて、お菓子が売り切れたそうです。急遽、美術館のスタッフの方が、吉舎の和菓子屋さんに買いに行かれたとか。当日の担当は、表千家流でしたが、お話を伺いながら少しの時間をゆっくりすることができて、ありがたいと思いました。
この美術館、「日本で一番、月が美しく見える美術館」として有名です。満月の夜は閉館時間を延長して、ロビーから月を鑑賞できるようになっています。
ロビーから見る人工池は水鏡となり、建物と調和してとても美しいと思いました。

こうして美術展の鑑賞を終えたあと、バスはお隣の敷地にある、三次ワイナリーに移動し、ワインの試飲、お土産の購入と時間を過ごし、今回の訪問地三次をあとにしました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする