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未熟なカメラマン さてものひとりごと

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平成30年1月15日(月)遅い初詣 最上稲荷(岡山県)

2018-01-18 21:38:11 | 神社・仏閣

途中で寄った吉備路五重塔


参道前の広場 大きなごみ入れが残念 平日なので静かです。

日本三大稲荷といわれる岡山市の最上稲荷に、今年も遅い初詣に行ってきました。年初めは人出が多いので、どうしても尻込みしてしまいます。
さすがに、月の半ば、この日は、平日ともあって駐車場はかなり余裕のある状態でした。こちらに向かう途中、各駐車場の入り口には、係りの人が、誘導棒を持ってこっちこっちと、合図をしています。
いつも連想するのが干潟でメスにアピールするオスのシオマネキです。(失礼な話ですみません!)しかしどこか似ているとは思いませんか。
例年停めるのは、一番北側の駐車場。立地が悪いのに随分車が駐車しています。しっかり固定客をつかんでいるようです。当日は、若い男女が番をしていました。



門前町(参道)懐かしいお店 昭和がそこにあります。

さて、参道前の広場、平日ともあって営業している屋台はひとつもなくちょっとさびしい感じがします。そして、門前町の参道へ。なんという昭和レトロ感でしょうか。
坂道の参道にはところどころ石段があり、緩くカーブしています。これが何ともいえず趣があるのです。
営業しているのは、全体の3分の1程度でしょうか。しかも空き店舗が目立ち、お店も、カタカナの派手な看板で若者が好みそうな新しいお店が増えてきました。
もう、何十年も参拝している私とっては、これも時代の流れかと、どこか寂しい気がします。



インド風の南大門


正面に本殿が見えます


長い石段をあがります


手水で手を清め祈祷受付所へ向かいます。

参道の終点近くにある、1束50円の線香を買っていよいよ参拝です。昨年のお札をお返しした後、最初に向かうのが祈祷受付所です。次の祈祷が10分後の12:00だというので、すぐに本殿に向かいました。そこにはすでにたくさんの人が座っていました。
「ドーン」という大きな太鼓の音が響いて、祈祷の始まりです。8人のお坊さんが着座し、大きな読経が吹き抜けの大広間に響き、荘厳な雰囲気になります。
軽快にぽんぽんと木魚をたたく音が響き、やがてお坊さんの内、5,6人が、祈祷を受ける人に向かって一列に並び、拍子木のような道具で一斉にカチカチという大きな音を鳴らします。



祈祷を待つ大勢の人たち

この音を聞かないと一年が始まった気がしません。終わると全員の頭や背中を順番に撫でていただきます。こうして祈祷が終わり、七十七末社参りです。線香を一本一本指し、軽く祈ります。ゆっくり回ると、手持ちの線香が燃え尽きてしまうので、有る程度のスピード感が必要です。
廻り終えるころ、線香はちょうどいい感じで無くなります。



七十七末社


今年はうれしいことに半吉でした。


このあと、旧本殿前のおみくじを引きます。過去、凶の出る確率が極めて高く、今年はどうかなと、これでもかというぐらいよく振った結果、うれしいことに半吉でした。これは珍しいと、うれしくなりました。
次に、鐘楼で鐘を突いたあと、お守りを買って最上稲荷をあとにしました。
どうか今年もいい年でありますように!



巨大な本殿


帰りに参道で見たカラーのマンホール
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おのみち散歩 360度の大絶景 白滝山の五百羅漢を訪ねて 平成29年9月18日(祝)

2017-09-23 20:46:43 | 神社・仏閣
台風一過、天気が回復したので、近場でどこかいいところはないか思案したところ、因島の白滝山(しらたきやま)五百羅漢をまだ訪ねていないことを思い出し、出かけることにしました。
山陽自動車道笠岡ICから、しまなみ海道因島北ICで下車、残念ながらナビで位置の特定ができなかったため、標識を頼りに車を進めましたが、白滝山はあっても五百羅漢の文字はどこにもありません。
かすかな記憶に、因島フラワーセンター近くだったことを思い出し、とりあえずナビをフラワーセンターにセットし進むと白滝山の案内板を見つけました。急な勾配を進むとペンション白滝山荘があり、さらに進むと駐車場がありましたが、その先は白滝山頂上までの登山道になっていました。実はこれが表参道で、この駐車場から山頂まで618m.徒歩30分
かかるようです。


ペンション白滝荘 アメリカ人宣教師の住居としてヴォーリスが設計

やむを得ず引き返し元の道に戻って、フラワーセンターを通過しさらに進むと、白滝フラワーラインの案内板を目にしました。ここでも五百羅漢という文字を目にすることはありませんでしたが、直感的にこれだと思いました。


山門に到着


高さ6mの自然石の上に多宝塔


天狗三種

無事に八合目駐車場に到着すると、7台ほどの駐車場は満車状態、おまけにこれから出ようとしている大型バスもあってびっくりです。
ここから五百羅漢のある白滝山頂上まで218メートル、徒歩8分とありました。しかし急な坂道で歩くと息が切れます。まもなくして観音堂に到着。五百羅漢と頂上展望台へはもう少し歩かなくてはなりません。
そして頂上に到着です。想像以上の360度の大パノラマが広がっていました。因島大橋も眼下に見ることができます。さわやかな秋風が吹きぬけ、身が洗われるような最高の気分です。頂上の展望台下にある鐘楼でつく鐘は何とも爽快です。




釈迦三尊像、逆光のため、後ろから


このような瀬戸内海を望む絶景、隣りの向島(むかいしま)にも高見山という絶景ポイントがありますが、考えてみれば、瀬戸内海の島々、一番高い山の頂上に立てば、どこも360度の眺望を見ることができるはずです。あとは、頂上まで道がしっかり整備されているかどうかですね。


阿弥陀三尊像と海


因島大橋を眼下に、大パノラマ


この白滝山はけわしい岩山で、もともと修験道の修行の場であったそうです。
資料によりますと、永禄12年(1569年)因島水軍6代当主が青木城を築城した際、見張りどころとして観音堂を建てたと伝えられています。その後、柏原伝六(1780年~1828年)という人が、神道、儒教、仏教、基督教の四大宗教の共通理念を基礎に「一観教」を開き、白滝参山上に清浄世界をあらわそうと弟子とともに五百羅漢を刻んだそうです。
この五百羅漢、近年、観光用に作られたものかと思っていましたが、このように歴史あるものとは知りませんでした。
潮風に当たって少し表面が劣化した石の観音さま、その表情に親しみと味わいが感じられました。

尾道ラーメンの人気店には長蛇の列


千光寺付近を行きかうロープウエイ


尾道浪漫珈琲


さすが広島です


天寧寺の五重塔付近から見る尾道市街


こうして眺望を楽しんだ後、尾道商店街のカフェで休憩して帰ることにしました。今日の尾道の商店街付近、いつもにも増して観光客の姿が目立ちました。それも若い人が断然多いようです。いつものお店「尾道浪漫珈琲」で、ピザとアイスコーヒーを注文し一息入れます。
お隣のお土産屋さん「尾道ええもんや」では、尾道のいろんなおみやげを販売していますが、私の一番のおすすめは、「壱番館」の尾道ラーメンですね。自宅でも気軽に本場の尾道ラーメンを味わうことができます。
さて、このまま帰ろうかと思いましたが、せっかくなので、天寧寺の五重塔を見下ろすところまで坂道をのぼり、公園でかわいい猫を撮影して尾道を後にしました。


公園付近で見たネコちゃん
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紺碧の海と白い灯台 島根県松江市美保関町 平成29年8月27日(日)

2017-08-31 20:49:22 | 神社・仏閣
最近、県内のしゃれた旅行雑誌に、山陰地方の特集が組まれ、おいしい食事処がいろいろ紹介されていました。久しく美保関方面を訪ねていないことを思い出し、出かけることにしました。
当日は、早朝に自治会の行事があり、家を出たのは10時前でした。天気は薄曇でしたが、徐々に青空が広がり、美保関に着く頃には、快晴となっていました。

最初に向かったのが、美保神社です。ちょうど神社の前は漁港で、イカつり船が見えました。
参道の前には、イカの一夜干しのお店があり竿にたくさんのイカが物干し状態でつるされていました。
そこで思い出されるのが、昨年鳥取県浦富(うらどめ)で見た、回転式イカ干し機です。
あまりにも回転が速いので、思わず笑ってしまいましたが、効率は随分違うと思いました。

さて美保神社を訪ねる前に、寄りたいところがありました。以前から行ってみたいと思っていた青石畳通りです。通りは神社の手前右側にあります。海底の青石を切り出し、参道が石畳となっています。江戸時代から船宿もかねた回船問屋やお土産屋が軒を連ね、なかなか風情のある通りとなっています。当日は晴れでしたが、雨で濡れたら、石畳もなお趣が増すのではと思いました。


趣きのある青石畳み通り


マンホール


石の鳥居の向こうに見える漁港 風情があります



そして、美保神社へ。大きな注連縄が、出迎えてくれます。振り返ると石の鳥居の向こうに漁港が見えて、どことなく絵になります。
神社の格式の高さは外観で感じることができます。拝殿前の陶器製の狛犬の表情がとても愛らしく思えました。ちょうど、ご祈祷を受ける家族がいました。巫女さんが神楽鈴(鈴の付いた棒状のもの)を振り、シャラシャラと音がしてとても優雅に思えました。
これは巫女舞というそうですが、失礼ながら遠くから一枚撮らせていただきました。


神門の大きなしめ縄


愛嬌のある狛犬


巫女舞 神楽鈴の音色がやさしい


境内の様子

次に向かったのが、美保関灯台です。美保神社からは車で5分ほどの距離です。駐車場のすぐ近くに展望台があり、そこから日本海を眺めることができます。天気がよかったので特に海の色が美しく見えました。まさに群青色、右の少し小高い丘に立つ白い灯台とのコントラストは、感動ものです。頭上にはトンビが大きく旋回し、のんびりとした情景に心が癒されます。


日本海が美しい


灯台の白と海のブルーとのコントラストが美しい



この下辺りは釣りの名所


レトロな灯台


この建物は現在ビュッフェになっています。


遠くに隠岐の島を望む

案内板によると、灯台の最初の点灯は明治31年だそうです。石造りのレトロな外観がいいですね。
灯台に隣接した旧事務所と宿舎は、ビュッフェに改修されており、海を眺めながら飲食が可能です。
帰りに、美保関漁港を再度通過しましたが、その透明度に改めて海の美しさを感じました。


美しい漁港


こうして、美保関を後にし、境港付近を通過するころ、大きなマンションのような建物を目にしました。よく見ると何と豪華客船の「ASUKAⅡ」でした。
弓ヶ浜のレストランで昼食を摂ったあと、帰途につきました。今日は天候に恵まれてほんとにラッキーな一日でした。


境港でASUKAⅡを見かけました。


帰りに江府町に寄りました。


こちらは蒜山高原です。


空が印象的でした。
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奈良を訪ねて 東大寺二月堂から、ならまち散策 平成28年7月23日(土)

2016-07-29 00:49:22 | 神社・仏閣
大仏殿を見学した後、二月堂に向かいました。さすがにこの辺りまで来ると観光客はずっと少なく落ち着いて散策できます。お昼を過ぎたころだったので、先に昼食をと途中にあったお店に入りました。ここでも大半の客が外国人でした。西洋人がうどんを食べているのが印象的でした。私は“ざるそば”を注文しましたが、値段も良心的で味もまずまずでした。



お馴染みの二月堂です。


眺めも抜群です。向こう側の大きな建物が大仏殿。

少し休憩のあと散策開始です。坂道を登ったところで、お水取りで有名な二月堂が見えてきました。せっかくなのであの舞台から眺めてみたいと思いました。それほど登った感覚はないのに、舞台からの眺めはなかなかのものでした。しばらく景観を楽しんで降りたところに無料の休憩所がありました。
畳敷きなどもあって日本式の休憩所スタイルでしたが、ここでも多くの外国人観光客の姿がありました。思い思いに座り静かに休憩をとっていました。団体客と違ってマナーもいいようです。



二月堂裏参道、静かで落ち着いた佇まいです。


このあと、二月堂の裏参道を通り、正倉院方面に向かいました。この裏参道は私の大好きな場所です。瓦の淵が覗く独特の土塀が続き、とても癒される気分になります。道の両側に細い用水路があるのですが、以前ここでサワガニを見つけたことがありました。奈良を代表する写真家「入江泰吉」がよくこの裏参道と空の景色を撮っていますが、特に印象的なのが、夕焼けに染まる空と裏参道です。
このあと正倉院周辺を歩きましたが、もうこのあたりになると観光客は誰もいません。すると目の前の道路を鹿の群れが横切りました。生まれたての小鹿が母鹿のあとをしっかり付いて歩いています。あまりにもかわいいので思わずカメラを向けました。



奈良公園といえば鹿ですが、特に小鹿はかわいいですね。

このあと、世界遺産・元興寺のある、“ならまち”を訪ねてみることにしました。
思えば、今日は随分歩いたものですが、最後のひと踏ん張りです。猿沢の池から、数百メートルで元興寺に到着です。お目当ては石塔群と夏の花キキョウとの組み合わせで被写体としては有名です。初秋にはハギも咲くようですが、私はまだ見たことがありません。キキョウを撮ったあとは、本殿(国宝)に上がってご祈願し、少し休憩をして帰ることにしました。



世界遺産・元興寺の石仏群


この季節、キキョウがいい被写体となっています。

ならまちには、それほど大きな建物は残っていませんが、数多くの古い町屋を随所に見ることができます。車一台がやっとという道幅に、統一感のある町並みが形成され落ち着いた佇まいを見せています。最後に町のはずれにあった、喫茶店で休憩を摂りました。店内にはフランス人と思われる母と幼い子の一組がいました。アイスコーヒーを飲みながら通りを行き交う人々を何気なく眺めるのも面白いものです。



ならまちの町並み

ふと時計を見るともう午後4時近くになっていました。このあと大阪まで帰り、時間があれば、あべのハルカスを訪ねたいと思っていたので、急いで近鉄奈良駅に向かいました。


(あべのハルカスにつづく)
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観光都市奈良を訪ねて その1 興福寺から東大寺辺りを散策 平成28年7月23日(土)

2016-07-25 23:55:27 | 神社・仏閣
娘家族が1泊2日でUSJに行くというので、私も付いていきましたが、大阪到着後はもちろん別行動です。今回は、久しぶりに奈良を訪ねてみたいと思い、できれば室生寺、長谷寺あたりを想定していましたが、時間的に難しそうなので結局、東大寺周辺を散策することにしました。途中、車から降ろしてもらったのが、地下鉄九条駅前。そこから近鉄奈良駅まで切符を購入し乗車しました。運賃は810円でした。久しぶりの都会の交通機関なので、何度か迷いましたが無事に近鉄奈良駅に到着です。



興福寺国宝館前あたりの様子。

駅を降り、少し傾斜のある道を東大寺方面に進みましたが、興福寺の看板が見えたところで、ここまで来たら、なにはさておき“阿修羅象”を見ておかなくてはと、進路を変更し国宝館に入りました。国宝の仏像がずらりと並ぶ様子は圧巻です。ガラスの保護ケースはなく、直に見ることができるのでとてもありがたいと思いました。少し暗めの館内、うっすら仏像に照明が当たり、浮き出して見えます。

そして阿修羅像、少し眉をひそめた独特の表情、そのお顔は、まるで現代にも通じる若者そのままのお姿で、ため息が出るほど美しいのです。細身のバランスの取れた体型、そして彩色。見事というほかありません。全体的に少しレンガ色の色合い、教科書やパンフレット等印刷物で多く紹介されていますがとても実物の色は再現できていないと思いました。
ただ、よく見ると、手先が欠けている部分があり、今回初めてそのことに気づきました。入館者はそれほど多くもなく、ゆっくり観賞することができました。



美しい夏空です。

奈良公園では、さすが日本を代表する観光都市だけあって、多くの外国人観光客の姿が目に留まりました。あちらこちらで野生のシカと記念撮影をしています。それらを横目にさらに東大寺南大門方面に進みます。途中、とある会社のショールーム兼、無料休憩所があり、冷水の販売機でひと息つきました。そして2階にあがるとそこは展望台になっていて、遠く若草山や大仏殿を望むことができます。それにしても今日は何と美しい青空なのでしょう。すっと刷毛で描いたような筋が入る雲、まさに典型的な夏空でした。



巨大な大仏殿。世界最大の木造建築物です。


いつ見ても穏やかな大仏。癒されますね。


南大門あたりまで来ると外国人観光客の姿はさらに増し、目を開けていなければ、外国語が飛び交いもうここは日本ではないような気さえします。大仏殿ではその巨大さに改めて感動しました。さすがに世界最大の木造建築物といわれるだけのことはあります。建物内に入ると正面に大仏、左回りに見物しながら進むと、小学校時代に経験した、“柱の穴くぐり”が今もありました。順番に並んでいるのは、修学旅行生ではありません。ほぼ全員が外国人でした。どこから情報を入手しているのでしょう。果敢に挑戦する意欲だけには脱帽ですが、途中で動けなくなって手を引っ張ってもらう場面が何度もあり、見物人の笑いを誘っていました。この穴は、タテに少し長いので、体を横向きにして進むと意外に簡単に通り抜けられるようです。こうして大仏殿を見学した後、二月堂方面に向かいました。



柱を潜る人。苦労しています。


順番を待つ外国人と思われる人々。

(つづく)
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