毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

祝・手稲山 北尾根&滝ノ沢①

2008-05-27 23:12:12 | 手稲山
すっかりダニ珍事で遅れてしまいましたが、
5月24日、手稲山に行ってきました。
それも初めてなのに何故か北尾根&滝ノ沢コースを歩くという大胆さ。
夏山ガイドでは緑字の中級コースとなっちょります…
結構考えました。
私、歩けるのだろうか…山道6時間、それも緑字中級…

あっ、私一人ではありません。
一人で北尾根コースならまず選びませんし、考えもしません(笑)。
時々ご一緒させていただいているNさん達グループにくっつき虫で。
くっつき虫と言いましても、歩けなかったらどうしようもないし…
今回は山頂までは行かずに下りてくるとのこと、
研修センターまで歩いたら逃げ道のバスがあるし…
バテバテ時のバス時間とタクシー代を密かに用意いたしまして、
みなさまにご一緒させていただきました。
…くっつき虫が本当にくっつき虫を連れて帰ってきてしまいましたけど…

JRバス『手稲本町』で降りまして、ぽこぽこ登山口へ。



↑の写真では解りづらいんですけど、
手稲本町→見晴台→オリンピア分岐→滝ノ沢分岐→ゴールハウス跡→パラダイスヒュッテ→研修センター→オリンピア分岐→見晴台→手稲本町と、
ぐるっと山頂パスコース、約15.2㎞となっております。

はい、ここからスタートです。



稲雲高校裏手の林を抜けまして、



沢の中の小さな橋を何度も渡ります。
私、石橋叩いて戻る性格ですから、怖いです。
安定しているのもあれば、緩く隙間がある橋も。
渡る橋一本一本、両手で掴んで揺さぶって確認したい心境ですが、
壊したらまずいので、たったか渡ります。

で、この沢から見晴台までが、まぁ、私にとってはとんでもない道でして…
何がとんでもないかと言いますと、急なんですわ。そしてどこまでも続く…



謎のおじじさま登場。このおじじさま、ひょこひょこ現れます…
成功を祈るくらいなら『止めろ』とか、出てきて背中を押してくれぇ…

ここ、ほんとキツいです、ツラいです、苦しいです…
心の中で『まぁ~だぁ~、まだかよぉ~』と何度もつぶやきます。
きっと一人で歩いていたなら何十回も足を止めて休んだはず。
あるいはUターンしてたかも。

『みなさんタフだぜぇ~』と歩いていたのですが、
『ひょっとして、みなさんもキツいのかなぁ』なんて思ったら、
『ここで挫けてはオンナが廃る、くっつきますわ~』と、
なんとか折れずにすみました(笑)。

やっとこさっとこ、



見晴台に到着。あ~シンドかった~。

ブレましたが、



クルマバツクバネソウ。



ササの花。
他にもお花を教えて貰ったり、いっぱい咲いていたんですけどね、
歩くのが手一杯(泣)。

見晴台でちょっとだけ休憩をして、オリンピア分岐点を目指します。
おおっ、突如として、



聖火台リフトがっ。



私は強烈なリフト恐怖症であります。
足の裏の下に何もない、足がぶらんぶらんってのは最悪です。
公園のブランコなら大丈夫なんですけどね…

リフト場からの景色。



いつも遠くから眺めていた山頂がぐ~んと近くにあります。
そのうちお邪魔しますからぁ。

そしてこれがっ、



札幌オリンピックの手稲山聖火台にございます。
中央にスプーンかお玉がにょきっと。
あれ聖火台なんですって。初めて肉眼で見ました。
やっぱり札幌でオリンピックやってたんですねぇ。
手稲山に聖火台があったなんて知りませんでした、私。

さて、えらく感心してしまった私ですが、
感心だけでは前に進みませんので、
またぽこぽこオリンピア分岐点を目指し歩き始めます。



気持ちのいい道です。森林浴じゃ、はい~、深呼吸~。

で、やっとオリンピア分岐点に到着したのですが…
夏山ガイドにも書いてありますように、標識がいっぱいです。









この他にも確か二つありましてね(笑)、
迷うことはないかもしれませんけど悩む?
何度もこのコースを歩いていたり、
地図持参、あるいは目的地の名前をしっかり把握していないと、
いったいどちらに進んでいいのか悩みそう。
道自体もいくつかに分かれていますしね。

で、北尾根コースはこのまま山頂方向へと進んでいくんですけど、
私達はここから滝ノ沢分岐を目指します(笑)。
ここが、このみなさんの面白いとこでして、
まっすぐ行けば山頂なのに、山頂分の高度と距離を、
ぽ~んと他のことにまわして楽しんでしまうのです。
あはは~、好きです、こういうのって。

でね、滝ノ沢分岐目指して歩くんですけど、
これがまた全部下りなんです(爆)。
さっきまで一歩一歩ぜぇぜぇいって歩いてきたあの上りがね、
一体なんだったのよぉ~って言うくらい、下りるんですわ(笑)。
『嘘でしょう?』だったのが『もったいない…』に変わり…

私のG-ショックの高度計は追いつかないぐらい↓を表示して…

『へっへっへっ』と自虐的な笑いが漏れ始め、
『もうとことん下りてやりますわ』と。
押さえていた笑いがついに破裂、
一人『ふっふっふっへっへっへ』と横隔膜を震わせながら
一気に200㍍も下りてきてしまったのでした。

回り道?するといい事もあるものでして、



白花?のフデリンドウを発見。



普通は↑の色ですよね。
数株かたまってちらほらと白花が咲いていました。



ハクサンチドリだと思います。葉っぱがしゅっと細くなっています。



こちらはノビネチドリだと。葉っぱが太くてふりふり。



これはコケイラン。
ハクサンチドリもノビネチドリもコケイランも全てラン科の植物だそうな。

またまた、



沢のある地点まで下りてきてしまいました(笑)。



おじじさま再び。
左中の緑色の線を歩き、途中で群青色の線をがつんがつん下り現在地です。
滝ノ沢コース入り口からここまでは工事区間で規制がありますので、
行かれる方がいらっしゃいましたらよく調べてからにしてくださいね。

無事コケずに分岐に到着。



ここまでがつんがつん下りてきましたので、
この後には下りてきた分+αの上りが待ち受けているのでした(笑)。

滝ノ沢から先は明日にします…睡魔がそこまでやってきております…