毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 242

2018-08-09 23:55:55 | 本 3

 

雨の予報だったので、降ってくる前に走ってしまえと家を出たのですが、

途中で冷たいものが顔に当たるようになってきて、

おお、降ってきたか、天気予報は当たったなと、濡れることを覚悟したのに、

雨というより霧雨状態で、なんだこれはミストシャワー、えらい気持ちいい。

ランニング用のサングラスって、あれは日差しだけじゃないんですね、雨もカットしてくれるんだ。

そうかそうかと納得して帰ってきました。

 

 

さて、今日は9日、9のつく日ということでいつものシリーズの日なのね。

では、この10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 アンソロジー お弁当 

く、女の尻を追いかけ回すだけだ。目の色、変えて、八十の婆さんにも、のしか

 

43名の文化人の、お弁当にまつわるエッセイ。

で、この中で初めて読む白石公子さんの「姉のおにぎり」にぐっと、ぐぐっときてしまい、

白石さんの本を何冊か読んでみることに。

 

 

 

 いやいや楽園/白石公子

念品としてもらった『家庭の医学』を読んだ。そして明日こそ、いつもの私にもっどっていますよ

 

ところが、あの「ぐぐっ」と同一人物なのかアタマの中に疑問符がぽんぽん浮かび、

なんというか、悪くはないのだけれど、普通というか、求めていた『姉のおにぎり』的な文がない。

 

 

 

 十八歳の寿司/白石公子

 大きなため息をつきながら、呪文を唱えるようにつぶやき、ますます母は、私の手の届

 

この本の中に『姉のおにぎり』が収録されて、

やっぱりずば抜けていると感じるのは私の好みにも関わってくるのかもしれない。

というのも、どうも白石さんの子供の頃の家庭の話になると俄然面白く感じてしまうのだ。

『姉のおにぎり』は3回読んでしまったほど。

が、3回目にして謎が浮かぶ。

小学1年生の白石さんのために小学5年生の姉が初めて御飯を炊きおにぎりを作ってくれた話なのだけれど、

お姉さんもこのとき自分で初めて作った「にちゃにちゃして生臭くやわらかすぎでおせんべいの匂いのするおにぎり」を食べていたのよね、自分の教室で。きっと。

そこらへんの後日談というか大人になってからのふたりの回想みたいなものはないのだろうか。

ああ、ぜひとも聞いてみたい。

 

 

 

 

 メモリー・キーパーの娘/キム・エドワーズ 宮崎真紀訳

「もどってくるときは、赤ちゃんもいっしょなのね」彼女が言った。「私たちの世界は一変する」

 

時間をかけ、じっくり再読。

初めの設定に無理があるかとやはり思うけれど、だけどこの話は好きだなぁ。

話というか物語。

何冊も何冊も本を読んでいるけれど、感情移入というか、

登場人物の人生をともに歩み見守る感覚ってなかなか生まれてこない。

前回読んだ時にはディヴィッドの妻ノラがどうも気に入らなかったけれど、

今回読み直してみると、いやぁ、彼女、かわいそうで。

同時に夫のディヴィッドもかわいそうで、こんなに悲しい話だったんだとあらためなおす。

映画化されているそうで、たぶんだいぶ内容は違っているだろうけれど、観てみたい。

でもやっぱり双子を妊娠しているのを本人も夫も産婦人科医も気がつかなかったなんて、

いくら1964年の話だからといっても、納得できないなぁ。

私のまわりに双子のお母さんいないし、胎動でわからないものなのかなぁ。

 

 

 

 

 音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと/バーバラ・コナブル 小野ひとみ訳

 

音楽家ではないけれど、いやぁ、前回の「からだ」のことに引き続き、これは面白い。

走りながら呼吸が苦しくなると、この本に書かれていたこと思い出すもの(笑)。

ちなみに私は歌はまるっきりダメです。

 

 

 

 

 ミヤネ式らくらくボディメイク法/宮根誠司

「昨日のあの感覚を信じてみるか?」

 

図書館で棚の前をうろちょろしていたらこの本を発見。

ミヤネさんってテレビの人でしょ? いやぁ、頑張ったんですね。

やれば、続ければ育つのが筋肉。 でも中はそんなにらくらくではなかったぞ。

 

 

以上、242回目でした。