築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

もしかして~(^^;)

2024-09-10 09:13:29 | Weblog
昨日、山のようにあった大西洋ボストン産のジャンボですが、今日になっていきなり2本。
あまりにもいきなり減ったのでちょっとびっくりしましたが、まぁタイミングもあるのかな??
ただ昨日も書かせていただきましたが、ボストンの漁獲枠は月ごととなっており、
また1本1本の重量もとても大きいのでだいたい5本~7本くらいで’1トンになると思います。
そう考えると昨日1日で7~8トンはセリ場にあったと思うので、水揚げされたものが日本だけでなく
アメリカ本国、中国あたりでも使っていることも考慮するとすでにかなりの漁獲を消費していると考えられます。
今日、いきなり減ったのもそういった理由も無くはないな~と・・・
カナダ産は総量の漁獲らしいので基本的にはボストンが終わるまであまり捕らないと聞きましたが、
この時期は本当にボストンからちょっと沖に出るだけでマグロがウジャウジャ泳いでいるらしいので
捕ろうと思えばすぐに捕れるなんて話も聞きます。
大西洋は数年、厳しい漁獲規制をした成果でマグロがかなり増えているとの調査結果も出てますからね!
地中海などは規制の結果、今度は増えすぎてしまっているなんてことも数年前に聞きました。
海外は特に、幼魚のマグロ(メジマグロ)を取ることを厳しく規制しますので、ホント数年ですぐに増えた感じです。
そういう意味では、幼魚を「メジはメジ」で捕ってしまう我が国のあり方というのは多少問題があるのかな??
とは個人的には思います。
ただ魚を食してきた歴史という点ではきっと日本は本当の昔から魚を生で食してきた民族なので、
「メジはメジの良さ」というのも理解して漁をしてきたという事情もあると思います。
ただ増やしたいなら、これから大きくなってたくさん卵を生むであろう幼魚を捕るのをちょっと我慢すれば
マグロは数年で増えるというのも大西洋の取り組みを見るとわかるような気がしてます。
あくまでも個人的見解ですが・・・(^^;)


なんか話が相当明後日の方向に逸れました(汗)


今日は近海の津軽海峡や北海道あたりのマグロも幾らかあって、近海もだいぶ良さそうな魚も増えてきてますね!
値段はまだまだ高っかいんですが・・・(><)

あと今日もオーストラリア産の天然インド、そこそこ本数もありました。
あったんですが、良いもの?使えそうなもの??これが非常に少ない。。。
もう見事なくらい脂抜けてきてます。
それこそちょっと前の近海本マグロのように脂抜けており、まぁこっちは時季がどんどん外れていっているので
致し方ないことかな??と・・・・
マグロって本当にすぐに、水温や気温、環境に影響されますので、
良いマグロはあるときに食べっておいたほうが良いですよ~(笑)なんて・・・(^^;)









今のおすすめはやっぱり大西洋ジャンボ!!
マグロは良い時季の産地が間違いなく一番です(^^)



明日の水曜日は市場、水曜休市日とさせていただいております。
関係各位様には大変なご不便とご迷惑をおかけいたしておりますが、
ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。



もしかしてボストン産、9月枠終わりか~~~~???

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