築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ボストンと言えば(笑)

2021-09-16 09:07:57 | Weblog
休市前より、今日に塩釜の旋網があるという事は聞いていたのですが、
その塩釜の旋網の大半が200キロ以上のデッカイ魚だという事は
今朝セリ場に入って初めて知りました(^^;;)
とにかく今日の塩釜はどれもデカすぎ・・・・
尻尾見ると脂は見えており、ヤケさえなければ物は良さそうなのですが、
なにせこのコロナ禍の中、200キロの魚体は脅威以外の何物でもなく・・・(汗)

ただ脂のあるマグロでいうと他の近海物では大間などの津軽海峡のマグロも
出ているには出ているのですが、やはり脂の薄い物が中心ですね。
一つヒントになるのが先日もそうだったのですが、津軽海峡の中でも太平洋側の
大畑のマグロなどは脂ものっていて値もそれなりにちゃんと出ておりますが、
どちらかというと日本海側のマグロには脂が少ないような・・・気がします。
特に三厩などの魚体の小さめなところは脂薄いですね~
今年は日本海側には餌が少ないのでは??なんて話にもなってます。

そして脂で言えばやっぱりこの時期は大西洋の天然本マグロ!
今日もボストン産ばかりですが出ておりました。
大西洋ジャンボ、ボストン産と言えばデカいモリの入った「一本釣り」
1本で仕入れてブロック分けにする私たち仲買にとってはなかなか厄介な
大西洋ジャンボの「モリ傷」なのですが、まぁ海でマグロと格闘する漁師さんにとっては
まず「捕ること」が先決なのでしょうね(笑)
ただここ数年は現地の漁師さんもモリ傷の場所で値が変わるという事も
かなりわかってきたようで、頭寄りや尻尾寄りに刺そうとしている感じはわかります(^^;;)

大西洋も「ジャンボ」と言われるくらいですので基本魚体がデッカイのですが、
その中からできるだけ小さめで魚の良い物を・・・ということで(笑)




それでも無頭(頭無し)の110キロ(^^;;)
十分デカいんですが、それでもジャンボの中では「小型」です(笑)

今のコロナ禍でなければもっと大きいのも買えるのですが・・・(泣)



はやく気兼ねなくお酒を飲みに行ける世の中になってほしいですね!!