ロンドン最大規模の駅から特急で1時間23分でソールズベリー駅に到着。こじんまりとしたごくごく普通の駅だった。
【ソールズベリーへ】
ロンドンに来て10日目。私の顔は今朝も赤い、ザリサリします(原因は先週まで書いた通り)。
今朝は6時半に起床し、手早く朝食を済ませて、7時20分に家を出ました。目指すはストーンヘンジ。
なんだかよくわからない、巨石の丸い連なり(「環状列石」と呼ばれています)。日本のマンガやSFでもたびたび登場する神秘の土地。1986年には世界遺産にも登録されています。
小ぬか雨のなか、ロンドンの複雑な地下鉄を乗り継いでウォータールー駅へ。イギリス最大規模の駅で乗降客数も最大、とウィキペディアにありますが、今まで訪れたロンドンの各駅とは一線を画した都会的で先進的な雰囲気の漂う落ち着いた駅でした。「ハロッズ(Harrods」の紅茶売り場など、いかにもロンドンの一流のお店が並んでいて、誰でも弾けるグランドピアノが広い空間にゆったりと置かれていました。
ここで最寄り駅のソールズベリー駅までの乗車券と特急券の往復を買うと一人1万円を越えてしまい、その高さに驚きました。片道204キロも移動するのですから考えてみれば当たり前なのですが、いかに今まで近距離移動だけだったのかと気づかされました。
8時20分発の特急へ。西へ向かうほど列車はどんどん加速し、どんどん列車は加速し、たわわに実る麦畑と霧にけぶる林と田園風景を眺めていると、9時43分にソールズベリー駅に到着。
雨のせいなのか、久しぶりに嗅ぐ、曇りのない、のどやかな空気に深い深呼吸をすると、肩の力がほぐれていくようでした。
(つづく)
※残暑でお疲れも出てくるころかと思います。ゆっくり休んで、せめて深呼吸をなさって、お過ごしください。