たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

「ペタンク」って初めて、大会を取材しました。

2015-03-26 08:14:45 | Journalism

知り合いの3人組が、
県大会(千葉県オープンペタンク大会)に出場すると聞いて撮ってきました。



3人組の一人と1月に飲んだとき、現役をリタイアした後、
ペタンクのクラブに入ったことは聞いていました。
いろいろ講釈は聞いていましたが、実際に見たことはありませんでした。





ペタンクとは、地上の”カーリング”のようなスポーツだということです。
まあ、似ていると言えば、言えなくもありませんが、
氷上で美形の女性が、ストーンを滑らせながら黄色い声を発している、
2015年世界女子カーリング選手権札幌大会のような、華々しさはまったくありません。





熟年男女の競技者がが組みになって、決められたフィールドのなかで、
サークルの中に立ち、目標の小さな球(ビュットという)に向かって、
鉄の玉(ブールという)を投げあって、投げるというより、
手の平を下にして鉄玉を持って、抛るといったほうがいいです。



相手のボールに当ててはじき飛ばしたり、味方のボールに押すように当てて、
ビュットに一番近く鉄球を寄せることによって得点を競います。
チーム戦なのでチームワーク・連携が勝敗を左右します。



ゲームは、トリプルス(1チーム3人)、ダブルス(1チーム2人)、シングルス(1人対1人)の形式があります。
トリプルスでは、各自が2個のブールを、ダブルス、シングルスでは、各自が3個のボールを投げるます。

詳しいことはこちらのサイトで見てください。ペタンクやりませんか



参加チームは43でした。県内、市内はもとより、
北海道の選手がいるチームから、岩手、愛知、新潟、群馬など、
全国各地から参戦していました。



試合はトリプルス(3人で1チーム)、予選は4チームのブロック(全11ブロック)によるリーグ戦です。
決勝は各ブロック1位と2位(上位5チーム)の16チームが決勝トーナメントでトップ3を競いました。
決勝に進出できなかったチーム同士は、交流試合を楽しみました。



知り合いの3人組チームはEブロックで、
初戦の相手は強豪チームでさすがに試合巧者。後半粘ったが11対3で負け。
2試合目も連携が乱れて11対0で完敗でした。
次の試合へ必勝を期して、ミニミーティングで立て直しました。
3試合目は、気合の入った連係プレイと前の2試合とは、
コートが変わったこともあって、コースの読みもよくなり、前半からリード。
後半は1点差まで追い上げられましたが、かろうじて逃げ切りの1勝を上げました。
ブロックの成績は1勝2敗で、トーナメント大会には進出なりませんでした。





氷上のカーリングはストーンを離してからコースを変えて、
回り込んだり、ガードすることがテクニックになりますが、
ペタンクは一度手を離したらどうすることも出来ません。
地表の凹凸や傾斜を読んで投げるのはゴルフのパットにも似ていますが、
プレーヤーがなんとも熟年者の男女。中には80歳台の女性も参加しているという。



大会の主催者に話も聞きました。
フランスが発祥のペタンク。日本オリンピック委員会(JOC)にも加盟が認められ、
2024年のオリンピック開催に立候補しているフランス・パリが
会場に決まれば、
オリンピック種目に採用されるのは確実だ。

それに日本体育協会の加盟団体になれれば、
小中学校の学校体育にも採用されるようになり、
競技人口も若くなると希望を述べていました。



そうなればお年寄りチーム対中学生チームなどの対抗戦など、
出会いや触れ合いの場として、地域のスポーツ振興にもなるし、
一人勝手ではチームが成り立たないことから、連帯感の醸成という教育効果にもなるので、
老若男女ともに「ペタンク」の普及を期待したいです。