きょう21日は春彼岸の中日・春分の日です。
地表の草木は萌え出で、木の芽はふくらみ、
山河自然・里山は饒舌のときを迎えた。
「春はセンバツから」と言われます。
春の風物詩として若人もオールドも春を感じる叙事詩です。
なにせNHKが全試合を完全中継するイベントです。
きょう(21日)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で、
第87回選抜高校野球大会が開幕しました。
(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)
今年は高校野球(夏の選手権大会)が始まって100年の節目の年になりました。
選手を代表して、敦賀気比(福井)の篠原涼主将(3年)は、
「グラウンドに チームメートの笑顔あり 夢を追いかけ 命輝く」
の短歌を盛り込んで選手宣誓をしました。
国旗掲揚とともに国歌を独唱した、
全日本学生音楽コンクール声楽部門1位になった、
足立歌音さん(帝京高校3年)の張りのある、
透明感に満ちた素晴らしい歌声がグランドに響きました。
これまでスポーツイベントで国歌は何回も聴きましたが、
これほどの静謐な国歌独唱は聴いたことがありません。
開幕を飾るファインプレーでした。
そして大会歌です。春の甲子園テーマ曲
作詞:阿久悠/作曲:谷村新司の『今ありて』
たそがれのたにしの爺にも、
この歌声には萌え出でる時めきが覚えます。
なんと言っても詩がいいですね。
『今ありて』
新しい季節のはじめに/新しい人が集いて
頬そめる胸のたかなり/声高な夢の語らい
ああ甲子園 草の芽萌え立ち
駆け巡る風は/青春の息吹きか
今ありて未来も扉を開く
今ありて時代も連なり始める
踏みしめる土の饒舌/幾万の人の想い出
情熱は過ぎてロマンに/花ふぶく春に負けじと
ああ甲子園緑の山脈
たなびける雲は/追いかける希望か
今ありて未来も扉を開く
今ありて時代も連なり始める
今ありて時代も連なり始める
たにしの爺、センバツの記憶は、
初出場優勝の飯田長姫高のワンマン投手光沢とか、
なぜか、センバツは初出場優勝が多いですね。
浪商の牛島、香川とか、作新の八木沢とか、
母校が初めて出場したときとか、
もう古すぎますね。