ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ギリシャツアー・アテネの衛兵さん

2006-09-23 | お出かけ先のナイススポット
 朝一番にハーフを走ったのでそのあとはフリー。午後は競技場観戦をパスしてアテネのアクロポリスに行って来ました。あいにくの小雨模様となりましたが、市庁舎前で衛兵の交代式も見ることが出来ました。衛兵さんたち、とても手足が長く、長身です。次の交代式までの1時間、同じ姿勢でずっと立ちんぼうだそうです。
 
 アクロポリスの丘へ上る急な坂道も自分の脚でじっくり味わいながら、丘の上に出ました。歴史の教科書で見た、パルテノン神殿です。これはたしかに大きいです、どっしりしています、こんな丘の上によくぞこれだけの柱を立てたものです。建築時には柱だけではなくきちんとした神殿だったのでしょうか。ただいま修復工事中ですが、最新の技術を持ってしても修復はたいそうなことのようです。~(続く)

写真はアテネ市庁舎の前の衛兵さん。

ギリシャでの選手権大会

2006-09-23 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 マイダーリンは23日の朝一番にハーフマラソンを走ることになっています。ホテルから競技場まで約5キロの道のりを軽く走ってウォーミングアップ。わたしもリュックをしょって付いていきます。

 ハーフのコースは競技場を出てビーチ沿いに一直線東方向へ、中間点で折り返して同じコースを戻ってくるという設定です。スタート地点で写真を撮り、先頭から6~7番目で競技場を出て行くダーリンを見送り、さらに後続ランナーを声援しているうち、私も意図せずに彼らについて走り始めてしまいました。もちろん私はナンバーカードなし、一般通行人ですが、一緒のコースを走っていても誰も何も言いません。 
 
 調子に乗ってトコトコ走っているうち、地元ギリシャの視覚障害ランナーとガイドランナーが2組、このレースを走っていることに気が付きました。ギリシャ語はよくわからないので、「アレー!」とフランス語で声援です。「アレー!アレー!」の声援は、自転車レースのツール・ド・フランスでもよく耳にするし、ヨーロッパでは一般的かな、と思います。

        
 
 そのうち5キロの給水ポイントにやってきました。視覚障害ランナーが給水コップを取るのは至難の業です。今日の気温は高く、ガイドランナーも給水が必要だと思われたので、余計なお世話かもしれないけれども水を手渡してあげました。 
さらに彼らと一緒に走っているうち、折り返してくるトップ集団に出会い、マイダーリンにも出会い、次々ランナーに出会うようになりました。えらく遠くまで走ってきているわたしに、ダーリンは少し驚いたような顔でした。ここで立ち止まって、ルーマニアカラーのバンダナを振りながらルーチームの人たちを次々写真撮影。きょうの私は競技者ではなく、応援者です。

        

 でも、せっかくここまできたので、折り返し地点まで行ってみることにしました。ビーチ沿いの遊歩道から離れて少し高台へ上る道に入ってきましたが、ゆるく上ってみると景色がさらに綺麗に見えます。また写真をぱちりと撮って折り返し地点を確認。

        

 さあ、これから私は自力で来た道を戻らなくてはなりません。救護車は一般客を助けてくれないからです。何度も立ち止まったりしていたので、ほとんどのランナーが通り過ぎていってしまっています。「競技場デ待ッテイルワ、ゴール地点ノ写真モ撮ルカラネ。」と言っていたのに、こんなところまで走ってきてしまい、今から戻って行ったのでは、逆にマイダーリンを待たせてしまうことになります。ちょっとあせってスピードアップ、少しずつ先行ランナーに追いつき、競技者に失礼とは思いつつ何人か追い越し、結構一生懸命走って競技場に戻りました。スタートから1時間55分が経っていました。

        

 とっくにゴールしているマイダーリンはすぐに見つかりました。軽くクールダウン中でした。私が彼の着替えを持っているので怒られるかな、と思ったけれども、何も言われませんでした。わたしの走り好きを知っているので、たぶん、「走ッテ行クハーフノ選手達ヲ見テ、血ガ騒イダンダナ、コイツ。」と思っていたことだと思います。~(続く)


 一番上の写真はハーフのコースで折り返してきたマイダーリン。