ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

シナイアへ降りるルート

2006-09-09 | バカンス・山へお出かけ
 しばらくいくとじきに隣町シナイアからのテレキャビンの終点COTA2000が見えてきました。COTA1400(標高1400m)から上のここまでの一帯がスキー場になっています。車の走れる未舗装道もあるのですが、テレキャビンのきわのトレッキングルートを下りていきます。

 石や岩がごろごろしている少々荒くたいルートですが、六甲縦走を思い出し楽しくなってきました、荷物の軽い私は飛び跳ねながら下りて行きます。テント(注:1)などを背負っているマイダーリンは一歩一歩下りて来ます。COTA1400からは7月にもトレッキングルートを下っているので安心して下りていきます。次に来るときには、脚で上がって脚で降りてきたいな~といつも思っています。おしまい。

(注:1)テント=せっかくテントを担いでいったのですが、マイダーリンの仕事の都合でブシュテニ駅に到着したのが19時前とやや遅く、キャンプ場まで行ってテントをしつらえるには時間がかかることから、駅のその場ですぐに見つかった「プライベートルーム」に宿泊しました(注:2)。そのため、残念ながらクマとの遭遇はありませんでした。

(注:2)プライベートルーム=一般の民家が部屋を貸してくれることです。食事なし、ベットとテーブル・テレビ付の個室に、共同のバス・トイレという設備です。今回の一部屋は40レイ(=約1700円)でした。

標高2000mの牧場

2006-09-09 | バカンス・山へお出かけ
 ピアトラ・アルスのきわに牧場がありました、羊と牛たちが何の囲いもないこの高地でもぐもぐ草を食べています。のどかな顔をしていて、人間を見ても恐れません。標高2000mで育った牛や羊のお肉、どんな味なのかしら?小さな花を咲かせる高山植物も足元に見られます、マイダーリン、すぐにちぎって私にくれるのですが、山の花は山にあるから綺麗なのよ!とるのは写真だけにしましょう~。

 

ルーマニアの国家プロジェクト・ピアトラ・アルス

2006-09-09 | バカンス・山へお出かけ
 森を越えたところに見えてきました、ピアトラ・アルス、標高2000mの高地トレーニング施設です。本当に何もないところにトラックがしつらえてあります。内側に周回400mのアスファルト塗装のトラック、綺麗なアンツーカー色に塗ってあります。その外周にオールウェザー(タータン)の走路。走り幅跳びのピットもあります。3000m障害のハードルも転がっています。小屋が2軒。もちろんフェンスで囲んであって、一般人立ち入り禁止なのですが、一部フェンスが崩れているところあり、ここぞとばかりに乗り越えます。ランニングシューズに履き替えジョギング。やはり標高2000mです、すぐに息が上がります。

 シドニーオリンピック女子5000m金メダルのガブリエル・サボー選手もここで鍛えたそうですが、なんという過酷なところでしょう。まったく木がなく日陰の無いトレッキングルートを走り、トラックでスピード練習をし、やや離れたところにある選手専用のホテルで休むだけ、「トレーニング&レスト(休養)」のみの合宿です。
 

ブチェジ山あたりのトレッキングルート

2006-09-09 | バカンス・山へお出かけ
 スフィンクスから北方へ進路を取れば、ここらあたりの最高峰オム峰(2507m)(注・参照)へ、2~2.5時間ほどのトレッキングです。でも、今朝は天気が悪く天候の回復を待って山に上がってきたので正午をはるかに廻っています、時間がありません、南方へ稜線をたどり、「ピアトラ・アルス」(=標高2000mにある400mトラック・国家プロジェクトの高地トレーニング施設)からブチェジ山COTA2000(予想時間2~2.5時間)、そこからシナイアに下りる(予想時間さらに1.5~2時間)ことにしました。

 木が生えていないので太陽光線を360度から浴びながら、おだやかなトレッキングルートを進みます。ブッシュが広がっているこの高地一帯、「ダンシング・ウイズ・ウルフス」のケビン・コスナーとインディアンたちが現れそうだとマイダーリンは楽しそうです。途中で人の背丈よりも少し高いくらいの木が生えている一帯を通ります、標高2000mの森だそうです。~(続く)

(注)ルーの最高峰=ルーには3000m級の山はなく、一番高いので北部地方にある2560mの山だそうです。

ブチェジ山のスフィンクス

2006-09-09 | バカンス・山へお出かけ
行ってきました、ルーの山。カルパチア山脈のブチェジ山あたりです。

 ブカから北へ129キロ、CFR(=国鉄)に乗ってブシュテニ駅下車、テレキャビンで標高2000mまで一気に上がります(=片道19レイ)。テレキャビンの中からトレッキングルートを登る登山客を確認できましたが、切り立った岩肌の間のかなり急なコースを登っています。

 ふもとから見ると霧がかかっていて山の上は見えなかったけれども、山頂駅付近はいい天気です。このあたり木は生えておらずブッシュだけ、標高2000mで木は無くなるんですね~。なだらかな稜線がパノラマ状に広がっています。季節が一足早く変わるのか、ブッシュは一部枯れ草色をしています。

 ここらあたり風が強くて、最大の見ものは風が岩を削って自然に出来た「スフィンクス」です。同じような自然の造作物「バベレの岩」はネットフェンスで囲んでありますが、スフィンクスへはよじ登ることも出来ます。テレキャビンの駅から徒歩わずか5分ほどで到着、登山者よりもサンダル履きの観光客が多いのは、このテレキャビンのおかげですね~。

 さて、持参した日の丸を取り出し、いかにもふもとから登山してきたようないでたちで記念撮影。山小屋あたりでTOYOTA・ランドクルーザーも発見。日本の車はこんなところでも活躍しています。この高地に野良犬も居るわ、山小屋で飼っているのかもしれないのですが、どこでも犬を見かけるのには慣れてきました。~(続く)