ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

鐘の舌、時計の舌

2013-11-23 | ルーマニア語・いろいろ


日々の中で見知ったルーマニア語シリーズ、面白いと思ったフレーズ。
 
ルーマニア語では時計の針のことを「時計の腕(braţe de ceas)」と表現します。腕時計の針は、「時計の舌(limbi de ceas)」と表記。limbaは「言語」という意味で使われることが多いけれど、「舌」という意味もあります。時計の針は2本あるから、複数形になってlimbi。
 
え?二枚舌?~これは日本語との混同。誰がこんな表現を考え付くのか、言語って面白いな。
 
興味深くなって日本語で「舌」を調べてみると、「鐘の舌」という表現に出会いました。今まで知らなかった言い表し方。これは、鐘の中にぶら下がっている、金属製または陶器製または木製のもの。これがお碗を伏せたような形の鐘にぶつかって、音が出ます。確かにそのものの存在は知っていたけれど、なんと言う名称か知りませんでした。
 
ルーマニア語でもうひとつ面白いな、と思ったのは、「ドアの鍵穴」をあらわす名称。ルーマニア語では「ドアの蛙(broasca de uşa)」。鍵穴の中を覗きたくなります~もしかして蛙がいるの?鍵を差し込んで廻すと、その蛙がひっくり返ってドアが開くの??~これまた日本語との混同。 
 
言語によりその表現方法は無限大。なんと豊かなインスピレーションの世界。


wikipediaで見つけた鐘の舌
サイトはこちらから。以下は転記。

鐘(かね)は、音を出す道具のひとつ。金属製のお椀型の外身、それにぶつからせて音を生じさせる部品との2つの物体からなる。釣鐘。世界中で宗教施設や町の高い建物に設置され、音で人々に時刻やさまざまな合図を伝えるのに用いられてきた。

鐘には二つのタイプがある。どちらも建造物に吊るして用いる。

ひとつは、金属製でお椀型を逆さにした形状の外身を持ち、その内側に金属や木でできた「舌」(ぜつ)をぶら下げているもの。舌を人間が動かし、これが外身にぶつかることで音を出す。一般に、西洋の教会にみられる鐘や、西洋式の軍艦の合図に用いられる鐘はこのタイプである。近代以降は機械仕掛けにして大がかりに外身ごと動かすことにより舌を動かして音を鳴らすことも行われる。

いまひとつは、金属製でお椀型を逆さにした形状の外身を持ち、その外側に「撞木」(しゅもく)と呼ばれる叩き棒を備えておくもの。撞木を人間が動かし、これが外身にぶつかることで音を出す。一般に、東洋の寺社の梵鐘や日本の半鐘はこのタイプである。

他に、鐘に類似した特殊なものとしては、楽器として用いられるハンドベルがある。握りこぶし大の鐘に柄がついており、柄を手にとって外身ごと振ることで針金の先についた舌を動かし、音を鳴らす。

基本的に、鐘は人間が舌や撞木を動かして音を生じさせるものである。鐘の場合、舌や撞木は人間が触れることができ、紐やワイヤーで鐘あるいは鐘の置かれた建造物とつながれている。

人間が外身を動かして音を生じさせる道具としては、鈴がある。鈴の場合は鐘とは異なり、中の玉は外身にくるまれており人間が触れることはできず、外身とも何処ともつながれてはいない。

 
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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アイロンマン)
2013-11-25 08:33:48
言葉って面白いね!
鍵穴が蛙の形をしていたのか、雨蛙が鍵穴から向こうを見ようとしていたのか?
想像が膨らみます。
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アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコより)
2013-11-26 04:11:16
それぞれの言い回し、本当に面白いです。
まだまだあるので、また折を見てご紹介♪
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Unknown (*yoshimin*)
2013-11-26 16:56:06
釣鐘形の風鈴もありますね。
これは人の手ではなく風の力を借りないといけないですが。
うちは南部鉄の風鈴です♪
夏は良い音色してますよぉ(^^)
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*yoshimin*さま (マドモワゼル・ヒロコより)
2013-11-27 00:37:00
そうですね=、日本の夏といえば風鈴。
風が動くのを楽しんで、涼を感じるのですね♪

それで思い出しました、ルーマニアでは、家の中に風を通すのを嫌う風習があります。これじゃあ、風鈴も鳴らないです=。
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