ルーマニア在住11年目にして、初めてルーマニアで献血をすることに!日本では帰省の度、献血で手っ取り早く『貧血度』をチェックしているワタクシ、マドモワゼル。献血するといろいろな血液組成も調べてくれるので、肝機能の異常などもわかるのです。さてこの国の献血システムはどんなかな?
まずもって、ボランティア仲間アリーナの弟さんが入院中、手術のために輸血が必要だというのです。そして家族は、そのための血液を集めなければならないとか。弟さんの血液型に限らず、とにかく献血ドナーを探し、弟さんの名前にリンクさせるそうです。
「血液が集まらなければ、手術も受けられないの?」と素朴な疑問はさておき、アリーナと待ち合わせして献血センターに出向くことに。ほかにアリーナの彼氏や彼氏の友達も来てくれるそうです。
ブカレスト市内に献血センターは一箇所だけ。ビクトリア広場の北西、現在の日本大使館のあるビルのさらに北西にあります。ちょうどわたし達が到着したとき、『JAPAN』のロゴ入り血液輸送車が。日本は献血の先進国です。
番号札をもらい、受付を待つ間に『問診票』の記入があります。これを読み解くだけで、不謹慎ですが大笑い。日本の問診票には無い、赤裸々な質問が並んでいるのです。
質問:直近の12ヶ月の間に次のような人とセクシュアルな関係を持ちましたか。
ーエイズ陽性の人
ー禁止薬物を注射している人
ー金銭の支払いを伴う相手
さらに、
ーセクシュアルな関係のために、金銭や禁止薬物を受け取りましたか。
ー直近の6ヶ月の間に、パートナーが替わりましたか。
ー直近の6ヶ月の間のパートナーは何人ですか。
飲酒の管理もあります。
ー直近にアルコールを摂取したのは何時ですか。
ー何を飲みましたか。
ーどれくらい飲みましたか。
女性に対しては、通常の質問。
ー妊娠していますか。
ー子供が生まれた年月日
ー直近の生理の日
これにはちょっと驚きました、海外渡航歴の質問。
ー直近の28日間に、南アメリカ・タイ・ニュージーランドに旅行しましたか。
(日本の問診票では、マラリア等の感染リスクと、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病のリスクを確認するために、北米・欧州・カナダ以外のところや、イギリス・ヨーロッパ・サウジアラビアへの渡航暦を訊かれます。ルーマニアの問診票の中にあるニュージーランドはコレラ、ペスト、黄熱の発生もなく、衛生的な地域だと思われるけれど何があるんだろう?)
わたしたちが出向いたこの日、たくさんの制服姿の警察官が来ていました。研修か、何かかな。ひとまず今日のレポートは、個人の秘め事を暴露するところまで。(本来、館内写真撮影禁止、上の一枚は隠し撮り♪、さすがに看護師さんを前にして献血中の写真は撮れないだろうな=)
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日本でその問診票だったら正直に答える人は少ないかもね?
ニュージーランドは赤十字ではなく政府が献血事業を行っているらしいけど、渡航歴の質問にニュージーランドが
あるのは???
中国へ行く前は毎年献血していたけど、中国に行ってからはいつも渡航歴で引っかかります。(何もしてないんだけどね!)