ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

日本帰省中にしたこと~御在所岳山登り

2010-08-06 | 日本のいろいろ


只今日本へ帰省中のワタクシ、マドモワゼル、猛暑の日本、どこにいても暑い~。で、突然思い立って御在所岳まで行ってきました!1212m、さぞや山頂は涼しいと思いきや・・・やっぱり暑かったです。降りてきたらもっと暑くて、夏の盛りだと納得。
 


実家のある大阪から近鉄沿線ということで前から行ってみたかったけれど、きっかけがなかった御在所岳。あまり下調べせず、登山は湯の山温泉から、という情報だけで地図も持たずお出かけ。湯の山温泉あたりへ行けば、登山客が歩いているだろうと思っていたけれど、ほとんど人に出会わず、尋ねることもできず、「旅館案内所」で登山口を尋ね、一番優しいルートも教えてもらって出発。「裏道」というルートでした。
 
登り始めるときに登山口にパトカーが止まっていて、警察官が出ていて「先月はもうすでに2名、死亡事故が起こっているので注意して。」と言われ、ちょっとおっかなびっくり。
 
それでも登山ルートがよくわからず山中うろうろしていると、後ろからおじさんが追いついてきました。一人旅のおじさんに、「山頂まで行かれますか?」と尋ねると、「行くよ。」、心強い道先案内人を得ました。
 
ご近所にお住まいらしく、何度も登っていて、ここは庭のようだ、と。「今登っているのは裏道登山ルートだけれど、じきに中道ルートに分かれる、中道は尾根伝い、ロープウェイが見えて見晴らしも良いから、そっちを歩く。」と教えてもらい、分岐点からもおじさんの後ろに続き一緒に歩きます。
 
2年前に大雨があったときに、各登山ルートにかなりの被害が出たらしく、「あそこにあった小屋が流された。」「この橋も掛け替えた。」などなど、おじさん、随所で立ち止まり、ガイドしてくれます。


 
足取りは軽くさっさと登っていくけれど、立ち止まる個所も多いです。もうちょっと連続して進んでくれたらいいのにな~、と思っていたら、
「60歳代のときには無理もきいたけれど、今はもうあかん。」
「え!?もう70歳を超えておられるんですか??」
「昭和8年、77歳。」
これにはびっくり。60歳半ばにしか見えませんでした。
 
尼崎に勤めていた時期が長く、そのころから六甲全山縦走などお手のもの。引退後も、当時の仲間が三重を訪ねて来てくれて、一緒に御在所に登ったりしていたけれど、だんだん来てくれる友人たちが少なくなっていくよ、とちょっと寂しそう。
 


とにもかくにも、このおじさんのおかげで見晴らしが良い中道ルートを進み、名物のオバレ岩や地蔵岩などの奇岩群も見ることができ、山頂部分でゆっくり過ごしスキー場の緑の芝生など駆け上り、御在所岳の三角点も訪ね、堪能です。
 


下りルートをどうしよう?おじさんはロープウェイで下ると言っています、「一日乗ったら2100円だけど、年間パスは12000円。これで上がって鈴鹿山系を縦走することもあるし、これがあるから毎日のように来れるよ。」と。
 
中道の急な岩壁を下るのは私にはちょっと勇気がいります、のぼることは何とか登れても、下りのほうが怖いし危ない。ということで、一番やさしいルート裏道を下ることに。裏道は沢の道、川沿いを下って行くのです。登りをおじさんとゆっくりのぼったので足は元気、ひょいひょいと飛び降りるように下れます。
 
中高年グループやファミリー、若者たちのグループやカップルを追い越し、「やっぱり山でも走ると速いな~。」などと、下り不得意なはずだけれどそれでもハイカーよりは速く下るので、ちょっぴり悦に入ったり。大満足の一日でした。
 
次に来る時にはもっと一生懸命登ってみたいな~。おじさんも若いころは登山口から山頂まで一目散に歩いて登り時間を測り、1時間半ほどだったそうです。なんでもタイムを計ろうとするのはランナーの悪い癖だけど、記録に挑戦するのもひとつの楽しみ。
 
それでも山に入って驚いたのは、若い人たちの多かったこと。いでたちも最新型の装備で決めています。女性ならば今はやりのカラフルなスパッツに「山スカート」。「山ガール」という新種族が山を楽しんでいることは聞いていたけれど、実際にたくさん目にして、華やかで良かったです。
 
マラソンブームも若い女性から、トレイルランにも若い女性がどんどん進出し、登山ブームを底上げするのも若い女性~アウトドアが明るくなること請け合い、大歓迎♪♪私ももうちょっと格好を何とかしようかな~?(スカートはくと若く見えるかな~?)


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4 Comments

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Unknown (アイロンマン)
2010-08-10 16:38:17
山登りの三種の神器は、地図、雨具、ヘッドライトだって!
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アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2010-08-10 16:45:24
標準的な登山所要時間2時間半と書いてあったので、ランナーの視線で全く甘く見て(ランナーの脚があれば簡単に登れるだろう、とタカをくくること)、装備は何も持たず。

実はこの日も途中で雨がぱらつき、「しまった、カッパすら持ってきていない!」、今回は事なきを得ましたが、次回からはたとえ1000mくらいの山でも登るのならば、最低限持っていかないといけないと思いました!

水も1.5リットルしか持っておらず、山頂でも補給しなかったので、帰りの沢からの湧水がとってもありがたかったです。水750mlを一気飲みしたのは、初めてでした~。(それくらいの度を乾かしていたのです・・・)
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ようこそ菰野町へ! (hapichiのパパ)
2010-08-12 17:45:27
御在所岳登山お疲れ様でした。

僕もラン仲間と先週の土曜日に中道から登りましたよ。

本気で登ったらマドモアゼルさんなら1時間もかからないでしょうね。

裏道から中道に抜けるルートは登りでは滅多に使いません。
出会ったオジサンはかなりの山通ですね~


今度わが町にいらっしゃる時は是非連絡して下さいまし。お迎えに上がりますよ~
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hapichiのパパさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2010-08-13 11:46:25
御在所岳、初心者でも何とか登れるいい山ですね!景色も素晴らしいです。また違った季節にものぼってみたいと思います!

>裏道から中道に抜けるルートは登りでは滅多に使いません。
同感です、分岐点から道なき道を進みましたから。誰もほとんど入っていない道なんですね。

>出会ったオジサンはかなりの山通ですね~
ここは自分の庭、とおっしゃっていました。ロープウェイのパスを持っておられるくらいですからね~。

次に尋ねるときにはぜひぜひ、希望荘もお尋ねしたいし、お目にかかりたいです!
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