ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

野生のクマ、テントを襲撃

2009-07-21 | ルーマニアの新聞記事より

 
『ブチェジ山でキャンプ中、野生のクマに襲われ、アーミーナイフで応戦、九死に一生を得る。』(上の新聞記事の要約)
 
ルーマニアはヨーロッパでいちばんの数を誇る、野生のクマ、生存地帯。特にカルパチア山系に住むこげ茶色のヒグマは「カルパチアン・ベアー」と呼ばれ、大柄で鋭い爪を持つにもかかわらず小さくてキュートな瞳で人気者。
 

(The Friend From Bucegi~カルパチア山系ブチェジ山から、お土産のポストカード。ルーマニア語でursはクマ。)

が、先月ついに、この山系でキャンプ中のルーマニア人がテントごとクマに襲われるという事件が。場所は、ブチェジ山の山小屋のすぐそば。マイダーリンもかつてこの場所でキャンプを張ったことがあるところ。



わたしもトレッキングで通りかかったことあり。この赤い壁面を持つ山小屋、ブチェジ山テレキャビン降り場すぐで、スフィンクスやバベレなどの奇岩群を見物にいくとき、必ず通るところ



テレキャビンで上がれば標高2000mもあっという間。奇岩群まで整備された道を10分以内で歩けるので、サンダル履きの人でも訪れること出来ます。



さらに1時間半も歩けば、カライマン・クロスの真下に出ます。




これは第一次世界大戦の英雄たちに捧げられた記念の十字架。高さ約50m。こんな切り立った岩の上に、どうやってこんな高いものを立てたのでしょう?十字架の前のわたし、豆粒ほどの背丈。
 


山の中に食料が見つかりにくくなり、人を襲うようになった野生のクマ。いったん人間の血の匂いを覚えると、また繰り返すといわれているので、こうなったら捕獲して処分するしかないのです。
 
ルーマニアは基本的にどこでテントを張っても良いところ。気軽にキャンプできるのですが、こんな事件が起こってしまうと頑丈な柵で囲まれたキャンピングエリアでないと、安心できなくなります。
 


野生のクマが人里に下りてくるのも日常茶飯事となり、何かとトラブルの元。今までのような人間とクマの住み分けが出来ることを祈っています。

注:
クマと一緒の写真は、クルージュで開かれていたアウトドア・エキスポにて。クマの剥製大・小。立ち上がるとわたしの背丈をすっぽり覆ってしまうくらい。

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
プチェジ山 (おけいはん)
2009-07-21 18:31:50
ありましたよ。赤い壁の緑の屋根
その付近ですか?
わたしたちが何も情報知らなかったわ。
クマに襲われるところですね。
もうー、行かないからいいけど。

おけいはんたち、ほんとに何もなかって
よかったです。
いろいろ、教えてもらってありがとう。
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Unknown (アイロンマン)
2009-07-21 18:58:41
クマさんも生きるために必死なのでしょう。
うまく人間と共存できたら良いのにね!
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おお! (どいつりす)
2009-07-21 22:54:25
ドイツはヒトが熊を絶滅させたそうです。
エコ大国、とあがめられていますが、
自然破壊もバンバンやってきた歴史があるようです。
そちらに熊が生息することを知り、ほっとしたくらいですよ! 
上手な共存を、ここからも願っております。
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コメントありがとうございます! (マドモワゼル・ヒロコ)
2009-07-22 12:58:03
★おけいはんさんへ
クマも、何もなければ襲ってこないはず・・・子熊と一緒の母クマ、おなかを空かせた春先のクマなど、きっと要注意ですね。でも普通では見かけないと思うので、ご心配なく、です。
>いろいろ、教えてもらって
なんて、とんでもないです。ルーマニアへの旅を楽しんでこられたおけいはんさん、わたしも一緒に旅したみたいです。

★アイロンマンさんへ
いったん人の手が入ると、それは野生ではなくなってしまうのかしら?保護と野生、難しいです。でも、クマは失いたくない!

★どいつりすさんへ
どいつりすさんのコメントで思い出しました、ルーマニアの野生のクマは、輸出されているのです(→本日のエントリー)
ルーマニアはまだまだ手付かずの自然がたくさん残っていて、素朴さを味わえるところです。
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