ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ルーマニア長距離路線バス、予約なしの押し合いへしあい

2012-07-15 | ルーマニア&あちこちで・びっくり

 
ルーマニア国内、庶民の移動手段といえば、国鉄CFR・長距離バス(=オートカーと呼ばれる大型バスとミクロブースと呼ばれる小型バス)、自家用車にヒッチハイク。数百キロ離れた地方都市にはルーマニア国営航空TAROMも飛んでいますが、これはかなりの出費。時間はかかっても、陸路の移動が庶民の手段。
 
ワタクシ、マドモワゼルも庶民中の庶民、国内移動はたいてい国鉄を利用。乗り遅れたときと乗り継ぎが極端に悪いときに2度、ヒッチハイクもしました(こちらこちらから)。パトカーでサイレンを鳴らしながら500キロの旅をしたこともあり(記事はここ)・・・捕まって連行されたわけではありません、地方都市で行われる警察官対抗陸上競技選手権に首都警察チームの一員として参加するマイダーリンの付き添い♪(~サイレンを鳴らしながら行くなんて、職権乱用か?)。
 
意外なことに、乗ったことが無かったのが長距離バス。距離の離れた地方都市へ、大型バスで結んでいるもの。乗ったことがないのなら、では一度、乗ってみましょう~、クルージュまで約480キロの旅、これに8時間半~9時間かかるというけれど。
 
今回のクルージュ行き、同行のマイダーリンと最後まで夜行寝台列車で行くか、今日距離バスで行くか、もめたので、予約も出来ませんでした。当日、少し早い目に行って当日券を確保するしかないです。バスの発着時刻と乗り場(=オートガラ)はサイトで確認。ブカレストにはオートガラがいくつもあるので要注意。
 
自宅から便利なオートガラ・ミリタリー。ここから朝一のクルージュ行きのバスが出ているので、出発の45分くらい前に到着。切符売り場で聞いてみたけれど、私たちが乗る予定のバスは「運転手さんから直接切符を買う」方式。運転手さんがバスを、乗り場まで持ってきてくれるまでさらに15分、待ちました。
 


バスが乗り場に到着するやいなや、その乗り場で待っていたすべての人がバスの乗車口に殺到。列を作って並ぶ、ということが苦手なルーマニア人に良く見られる光景。全員が、予約なしであるわけは無いけれど、早く乗りたい人たちで殺気立っています。早くから最前列で待っていたマイダーリン、うまい具合に5番目くらいに乗り込みました。予約なしだけれど、その場で切符を購入でき、座席を確保。
 


次にバスに乗ろうとした私に、運転手さんが、「君は予約をしているか?予約をしていない人は後から!」と、急に方針変換。予約をしている人を先に乗せるように配慮したのです。まあ、もっともなことだと思ったので、後ろに下がって順番が来るのを、乗り口に殺到した人たちの垣根の中で待っていました。
 
すべての予約客を乗せ、当日券で乗る人の順番が来ると、これまた殺気立って後ろからおばさんがギューギュー押してきます。私がおとなしく順番を待っているうち、私の後ろからお札をわしづかみにした手が運転手さんのところまで伸びて、「○○まで。」と、運転手さんに告げ、運転手さんもそれを受け取り、切符を発行してそのおばさんはバスの乗り口のステップ(=階段)にいる私を押しのけるようにして、バスに乗り込んでいきました。

同じおばさんたちのグループらしいもう一人のおばさんにも、同じふうにして順番を抜かされていると、それを見ていたマイダーリン、「ヒロコ!なにをモタモタしているんだ!」・・・押し合いへしあいの中で、モタモタしている私がマズイ所作だと言うのです・・・、私は普通に日本式で順番を守ろうと待っていただけなのに。「私、ルーマニア流には、慣れていないから。」、マイダーリンにも周りの人にも聞こえるように、言ってしまいました。ワタクシ、マドモワゼルだって、理不尽なことにカチンと来ることはあります!!
 
やっと運転手が私に気づいてくれて(と言うか、彼の目の前にいるのに==)、私に切符を発行してくれました。やれやれ、何とか予約なしでも、乗れたみたい。その朝、そのバスに並んでいた人たちは、すべて乗ることが出来ました。でもやっぱり予約しておいたほうが確実。
 


クルージュからの帰路も、予約なしでした。マラソン大会のあとの表彰式が長引き、予定していた夜行寝台列車を逃し、クルージュの友人宅で一泊して翌朝のバスに乗ることになったからです。バス会社に電話してみると「に行き、満席」、でもキャンセル待ちは出来る、とのこと。それなりの時間にオートガラに行き、帰路のバス会社は当日券を窓口で発行してくれるシステムでした。しばらくまっていると、窓口のおばさんが手招きしてくれて、座席指定をして当日券を販売してくれました。



帰路も何とか満席ながらキャンセル待ちをして乗れたけれど、やっぱり予約って、大事~。それとともに、前もってきちんと計画を立てることが大事==。



上の写真はクルージュのオートガラ。ここからスペインなど、国外への長距離バスも出ています。



ルーマニア長距離バスでよく使われている切符。上の切符は65レイ支払ったことを表し、下の切符は69レイの金額。往路はfany社、帰路はDacos社のバス路線を利用。でもこれらって、どこからどこまでか書いていないけれど??

  
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2 Comments

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こんにちは~ (茶々)
2012-07-17 05:59:18
おお~~~
すご~~い
このようなパワーを持っている
ことに脱帽です。
それにしても
すごい活動量です!!
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茶々ちゃんのご主人様へ (マドモワゼル・ヒロコ)
2012-07-26 18:27:10
ルーマニア人のごり押しパワーに、時々「やられ」ます・・・。

でも、こんなことでへこんでいるワタクシ、マドモワゼルではありませんので、ご安心を==。
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