ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ワイン作り体験

2012-10-20 | ルーマニアのご馳走

 
ルーマニア生活7年、いつも飲むほうが専門だったワイン、初めてのワイン作り体験 in ブカレスト♪ ワイン作り農家でなくても、ちょっとした庭があって、ワイン用のブドウが植わっているお家であれば、ワインを自家醸造してしまうのがルーマニア。都会の一軒家でも、ブドウ棚があればワイン作り~お手伝いかたがた、お邪魔させていただきました。
 


作業はまず、ブドウ棚のブドウを収穫するところから。ブドウの房はすべて垂れ下がっているわけではなく、棚に乗り上げたり、つるに絡まるようにたわわに実っていて、それを一房ずつ、手でもいでいきます。ブドウが一粒でもこぼれようものなら一大事・・ではありません、ブドウはとってもたくさん実っていて、とにかく房ごと収穫。どんどん、収穫。
 


つぎは、そのブドウを絞る作業。この手作り器械は、ひとまずブドウを潰すのが役目。房ごと投入し、上からのし棒でたたき下ろしながら、ローラーにかけられ、ブドウの粒々が潰れていきます。



ローラーはかなり荒いので、これを廻すのは重くありません。あっという間の作業。
 


潰れたブドウをさらに搾るのに、労力を要します。絞っても絞っても、いくらでも果汁が出てくるのです。ワイン作りの過程で、うら若き女性たちが脚でブドウを踏んで果汁を絞っているようすが目に浮かぶけれど、ほんとうにその通り。手で絞るだけでは、まだまだ足りない、もっと体重をかけてうんと美味しいところを絞りたい=。
 


そして、葡萄の果汁100%、絞りたてのジュースがムスト。発酵に至るまでのぶどうジュース。甘くて最高==。ワイン作りをしなくても、手っ取り早く飲みたい方はこちら



ん??ちょっと待って、収穫した葡萄の房、房ごと絞っています。水洗いも無し。地面に落ちてしまった房も、そのまま搾り器に入れているけれど・・・、気にしない気にしない。こういったワイン作りの過程を見るまでもなく、ワタクシ、マドモワゼル、木に実っている果物をそのまま手にとって口に入れても平気になっています。


 
「これ、美味しいよ、食べてごらん。」と山の中で見つかる森のフルーツ、または、首都ブカレストでもコルコドゥーシュ(=サクランボくらいの大きさの実がなる、その実は甘酸っぱさもサクランボにそっくり)の木から、そのまま実を採って食べたりしています。ルーマニア人のみんなが平気で食べているものを、「水洗いしなくてもいいの?」などと疑問をはさむ隙もなく、木からとってすぐに食べ始めたら味わい深いので。
 


この緑の容器、上に金だらいが張ってあって、さらにメッシュの生地が広げてあります。ローラー式の葡萄潰し器から落ちてきたつぶれたブドウはすべてメッシュ生地の上。

そこでしっかり揉んで、果汁を出します。さらにメッシュ生地でくるんで、果汁を押し出します。押しても押しても出てくるから不思議。メッシュ生地は、よく見るトレースのカーテンの再利用、カーテンの金具まで付いているけれど、気にしない、気にしない。
 


あとはガラスのボトルに移し変え、温度と空気の流通を考えながら、2ヵ月後を待つだけ。手作りワインは100%ナチュラル。これが味わえるのはルーマニアならでは。待ち遠しいなぁ~~~。




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9 Comments

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Unknown (佐藤絵美子)
2012-10-25 12:28:52
ワイン大好き!!キノコに続いてワイン、私好みのブログで見逃せません!
日本でもいろんなキノコが採れるんですよー☆
日本とルーマニアのキノコの種類は、名前が違うけど一緒のものもあると思います。例えば、イタリアのポルチーニとか、フランスのセップっていうのは、日本では無いですね。逆に、日本の松茸はヨーロッパには無いでしょう?なので、いろんな国でキノコを採ってみたいんです。仕事を引退してからなどと悠長なこと言ってられません(笑
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お久しぶりです (けん)
2012-10-25 20:51:52
久しぶりに 投稿されていただきます ワインですが私は リースリングのワインが好きなんですが ルーマニアの代表的なワインのブドウの品種はなんでしょうか
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佐藤さまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2012-10-25 21:46:03
日本の松茸、たしかにありません。中国産の松茸も、ありません。松茸自体が、こちらで取れないということなのかな?

キノコの種類、まったくわかりません。。。でも、キノコ料理は好きです。独特の旨みが出ます。

キノコ採り、毒キノコに出会うのが心配ですが、経験も知識も豊富な佐藤さまと一緒だったら安心ですね♪
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けんさまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2012-10-25 21:46:32
ルーマニア独自の在来種には、白ワイン用として最も多く栽培されているフェテアスカ・アルバ(Feteasca Alba)、赤ワイン用にフェテアスカ・ネアグラ(Feteasca Neagra)。

ロゼになるのはブスヨアカ・デ・ボホティン(Busuioaca de Bohotin)で、これは条件が整えば貴腐ワインになります。

メルロー、シャルドネなど、一般的な葡萄の品種ももちろん栽培されています。
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教えて下さい (けん)
2012-10-25 23:34:40
ルーマニア語で 白は アルバでよろしいのでしょうか 白ワインは バン アルバといえば好いのですか
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けんさまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2012-10-26 03:48:14
白は、alb(男性名詞単数にかかるとき)、alba(女性名詞単数にかかるとき)と、変化するのがルーマニア語の面倒なところ。

ワインは、vin(ヴィン)、白ワインはvin alb(ヴィン・アルブ)、赤ワインはvin roşu(ヴィン・ロシュ)となります。
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けんさまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2012-10-26 03:49:17
ロシュが文字化けしてしまいました。
rosuのsの下に、尻尾が付いている文字です。
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ごめんなさい 思いのたけ (けん)
2012-10-28 07:09:44
ヒロコさん すみません 僕が 引退されたポルグラス選手の大ファンで在ることはご存知だと思います 一年以上前に東京で体操の世界選手権がありました その大会でポルグラス選手 内村選手含め全選手が東北応援ワッペンをつけて演技を披露してくれました 私事なんですが 私の両親は福島県の出身なんです 私の親戚の半分も福島県に在住しています ルーマニアも欧州連合を通じて日本に連帯のメッセージを送ってくれたことを感謝します
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けんさまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2012-10-31 04:37:41
去年はルーマニアでも、各地で日本応援・復興を祈るイベントやチャリティーが行われていました。

日本語を学ぶ人が多い国(中・東欧で日本語を学んでいる人の数を調べると、ルーマニアは3番目になります)なので、日本に対する気持ちも強いようです。

とてもありがたく思います。
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