ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

海辺のプライベート・コンサート

2013-07-02 | バカンス・ビーチへお出かけ

 
ギリシャ・オリンポスマラソンを走った後は、滞在先のビーチ・キャンピングでのんびり。海岸沿いに散歩していると、目に留まるのがこのお家。可愛い海の家かな、と思ってカメラに収めたくなるパステルカラー。
 


このひとがここの住人、クリストス、ミュージシャン。楽器を携え、あちこちへ奏でに行きます。2年前のオリンポスマラソンのとき、滞在していたリトホロで出会いました。リトホロはオリンプス山への登山口。渓谷を少し入った滝の手前で、トレッキング客のためにコンサートをしていたのです。
 


音を掻きなでながら、哲学を語るのが得意。「女性は掃除や調理のためのものじゃない。女性は愛のために存在するんだ。」と名言を残してくれて、忘れがたい人になりました。
 


「夏場はよくここへギターを弾きに来るよ。渓谷だから音がよいし、聞いてくれる人もいるからね。」と言っていたのを思い出し、昨年、渓谷の同じ場所を訪ねてみると、同じようにギターを弾いている彼に再会。



渓谷を下りてきてリトホロの町のレストランでも弾いてくれて、ギリシャの夏の白ワインによくあいます。
 


住所も電話番号も聞いていないけれど、住んでいる場所は、昨年招いてもらったので知るようになりました。今年は直接家を訪ねてみると、軒先で女性が楽器を奏でていました。この家は一人住まいだけれど、ミュージシャン関連で訪問客の多い家。特に夏場はいつも誰かが泊まりに来ていて、昼下がりに一緒に楽器を弾いたりしているのです。「クリストスはコンサートに出かけていていないけれど、日本人女性が訪ねてきたことを伝えておくわ。」
 


そして週が変わってからもういちど訪ねてみると、「やあ、よく来たね、君だと思っていたよ。1年に一度の出会いだ。」~「もちろん!オリンポスマラソンがあるから。」、この家を訪ねてくる人の中で、私のようなスポーツウーマンは別世界。みんな音楽関係。この日も、ベルリンから音楽仲間のヨハネスが気ままに滞在していました。
 


何をすることもなく、語り合ったり、海に入ったり、本を読みながら静かに過ごしたり。庭に育つトマトやきゅうり、ハーブ類でサラダは格別に美味しいです。



音楽とは畑違いだけれど、私がやってきたのでこの日の午後は私のためのプライベート・コンサート。
 


波の音と歌声と。
 


たぶん、「万能の神ゼウスにささげる魂」とでも書いてあるらしい、表札代わり。風流ともいえる音楽家、今回も住所も電話番号も尋ねませんでした。オリンポスに行けば、また会えるから。


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2 Comments

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Unknown (アイロンマン)
2013-07-17 07:41:47
1年に一度の出会い、良いですね!
しかも走ること以外の趣味の持ち主!
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アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2013-07-17 18:20:55
音楽が趣味なら風流ですが、マラソンが趣味の人って、やっぱり脳みそ筋肉の体育会系??
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