ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

マラソン大会の参加費

2010-06-05 | ルーマニア・ランニング事情
「え~、マラソン大会って、参加費がいるの!?!ただ道路を走っているだけじゃない!!」と驚かれることもあるけれど、日本国内では無料のマラソン大会は数えるほど。5キロでも2~3000円は当たり前、フルマラソンになると5~7000円が平均値。国内最大規模のフルマラソン、東京マラソンは参加費1万円。
 
ルーマニアではスポーツ競技開催に際して多くのスポンサーが付いて、参加費はぐっと抑えられています。ブカレスト市内で行われるマラソン大会はほとんどが無料、参加費の必要な先日のCrosul Păduriiはチャリティーランで、10月開催のブカレスト・シティ・マラソンは堂々たるAIMS公認マラソン。
 
地方へ行けば、参加費10レイくらい(約300円、保険料に充当されることも)+宿泊も斡旋してくれて休暇中で学生寮の空きスペースに泊まらせてもらえば1ベッド10レイくらいという大会もあり。参加料も宿泊もすべて無料の大会もありました(記事はこちら)。
 
トレイルランブームを反映して昨年あたりからアドベンチャーマラソンがいくつも新設。これらは設営に人手を要し時間がかかることなどから、40~70レイ(1200~2100円)の参加費となっています。

でも丸一日、自然の中を走って楽しんでこの参加費なら大満足。自分でトレイルコースをたどるとなると、コース間違いもあるだろうし、途中のエイドステーションで飲み食いする分も持参しなければならない、これらを考えるとトレイルランの大会開催はとてもありがたいです。
 
私の参加しているマラソン大会は、競技ではあるけれどあくまでも趣味としてのランニング、大会参加を楽しむこと。

13年以上前、走り始めたごく初期のころ、トコトコ一人で走るのに飽き足らず大会に参加してみました。2ヶ月続けて同じ県内で行われたマラソン大会に行っていると~「君、先月のマラソン大会にも来ていたね。」と声をかけてくれる人が!

誰もランナーに知り合いがおらず、一人で出かけて&一人で走って&一人で帰ってくるマラソン大会、と思っていたのが、誰かしら自分のことを見ていてくれて&覚えていてくれて&話しかけてくれるのだと思うと、とっても嬉しくなりました。
 
「マラソン大会に行くと、友達がたくさん出来るんだ!」と思ったのが、マラソン大会好きになったきっかけ。それからどんどん大会に参加し続けて、フランスのマラソン大会にまで走りに行って、出会ったのが今のマイダーリン。これもまた輪をかけてのマラソン大会好き。となれば相乗効果抜群~、家計を省みず大会参加継続中?!?



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ストックホルムマラソン(レース編)

2010-06-05 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


ストックホルムマラソンは1万7千人のアマチュアだけではなく、エリートもいっしょに走るマンモス大会、女子の優勝は2007年の大阪世界陸上にも参加していた地元スウェーデンのイサベラ・アンダーソン選手、2時間31分35分。男子はヨセフ・ラガット選手、2時間12分48秒。
 


市街地に設けられた大きな周回コースを2周、2周目はやや郊外の公園まで足をのばし、少し距離が増えます。同じところを2周するけれど、沿道には途切れることのない観衆、それが何重にも。マラソン見物を決め込んで、ピクニック仕様で沿道にとどまっている人たちもいたりして、にぎやかです。観光客ですら、市内観光の足を止めて声援を送ってくれています。
 


ときにはこんなスペシャルダンサーたちの声援も!(photo by マイダーリン、最近、カメラを持って走るのがお得意)
 
市街地を通りぬけ、郊外の公園では、のどかに馬が草をついばんでいたり、と、景色が大きく変わります。さすがにここでは沿道の声援は途切れるけれど、緑の風景とわずかばかりのアップダウンで気持ちがリフレッシュ。まったく飽きることのないコース。
 


マラソン練習をしていないマラソン、さてペースはどうする?ちょっと迷ったけれど、前月フランスTPC大会の20.1キロを1時間32分で走っていたので、3時間30分を目安にして走り始めました。いざ「3:30」を目標にしたら、過剰に意識しすぎて最初の5キロ22分48秒。早含み。
 


ペースを修正して走るも、ハーフ以降、徐々にペースが落ち、3時間30分が達成できそう、と思い始めた35キロ以降は、脚が動かなくなってきたこともありペースダウン。38キロを過ぎての上り坂3キロに16分半以上かかり、ダメージ大きかったです。
 


結果は3時間25分6秒。前半1時間39分48秒、後半1時間45分16秒。女子総合で80位、年代別で4位。途中で追い越したり追い越されたり、競り合ったりした女子選手は多くみても5~6名。その前にはもっとたくさん速い人がいるのです。


 
首都の市街地を走るコースですが、海に面したストックホルムの街、平らなところがなく、細かなアップダウンの連続。しっかりした脚ができていれば、わたしの好きなタイプのコース。(フラットコースは好きではない、同じ筋肉ばかりを使い、疲れが早く来るから)
 


気象条件的には、
> 最近の気候は不安定でとても暑い日が続いたり、
> 急に冷え込んだりします。
> 暑くても窓開けて寝るのは禁物かな、というところです。

と事前に地元の人から情報を得ていたけれど、ちょうど涼しいめの日にあたったようで、予想していたよりも気温が上がらず、暑さにばてる、ということはありませんでした。乾燥しているので、汗がだらだら流れてくるということはないけれど、レース後顔を洗ったら、全面に塩の粒がびっしりついていました。それだけ知らないうちに汗をかいているということ。


 
結果的にはこれがいまの実力~、と納得できました。前月、山のレースで楽しく走ったけれど、これは今までにない経験だから、物珍しくて面白かっただけ。いろんなパターンを経験してきたフルマラソン、やっぱり難しかったです。
 
トレイルレースで挫いていた左足首、完璧ではないにしろ、マラソンでわたしを減速させるほどではなし。だいぶ以前から違和感を感じでいる右ひざ、やはりきしむような感じで、不気味なものを抱えています。故障はマラソンランナーにつきもの、うまく付き合っていくしかないかない~。
 
それにしても期待以上の大満足のストックホルムマラソンでした!
(アフター観光編に続く。ちょうどロイヤルウェディングの直前で、ロイヤルパレードにも遭遇!)



フィニッシュ地点となる1912年のストックホルム・オリンピックスタジアム。トラックは全天候に貼り替えられているけれど、建物は当時の趣のまま。


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ストックホルムマラソン(概要編)

2010-06-05 | 海外&ルーマニア・マラソン大会




北欧のスウェーデンはストックホルム、この首都開催のフルマラソン、すばらしいものでした!さすが全世界から2万人を集めるだけあります。雰囲気もコースも運営も二重丸。街の中心街を通るので、観光客もいっしょになってものすごい大声援。
 


青地に黄色クロスのスゥエーデンの旗とともに、たくさんのヨーロッパ諸国・そして海外諸国の旗が振られるなか、日の丸が見られなかったのは残念。



でも、「頑張って!」と日本語で声をかけてもらったのが何度も。一度は日本人だと思うけれど、それ以外はヨーロッパ人からでした。日本語を知っているスゥエーデン人かな?「ヤポン!」と声援もたくさんもらいました。スウェーデン語でJAPANを「ヤポン」と言うようで。
 


大歓声の市街地の名所をくまなく廻り、1912年のストックホルムオリンピックの際のスタジアムにゴール。このスタジアム、トラック部分は改修されているけれど、スタンドなどは当時のつくりのまま。しっかりとした重厚感が漂います。

  
 
ストックホルム、すばらしい街です!古き建物と近代的な要素がうまくミックスしていて、人々も豊かにゆったり暮らしている、余裕を感じさせる大都会です。



エントリー方法:
AIMSのホームページから「ストックホルムマラソン」を開き、英語ページでオンラインエントリーできます。定員に達し次第、エントリーが締め切られます。マイダーリンは昨年11月にエントリー、サイトで「ただいま○○人~エントリー完了まで、あと○○人で締め切り」と日々更新されるのを見て、わたしもあわてて12月に入ってすぐオンライン・エントリー。ぎりぎりでした。

ナンバーカード引換証:
郵送で自宅まで送付されます。ほかの多くのAIMSの外国大会はメールで最終案内が来るけれど、この大会は封書。私はいつも国籍をわかりやすくさせるために日本の住所を書いて申し込むことが多いです、よって最終案内は5月中旬に日本の実家に送付されました。実家から転送してもらうほどのこともなし~ナンバーカードをサイトで調べて、パスポートといっしょに申し出れば、その場でかんたんに引換証を再発行してくれました。

マラソンエキスポ:


レース前の木曜日から、レース当日の午前中まで開催。レースが土曜の午後スタートなので、当日の午前中にナンバーカードをピックアップする人が多く(12時まで受け付け)、エキスポもレース当日がいちばん賑わっていました。オフィシャルパートナーのリーボックとアディダスのショップ、ロゴ入りグッズ、ほかにヨーロッパ各地のマラソンPRブース。

パスタパーティ:
前日、エキスポ会場で開催。ナンバーカードをピックアップしたとき、「お食事券」をいっしょにもらいます(無料)。パスタとラスクとミネラルウォーター。

レース当日の準備:


1万7千人規模のマラソンですが、あわただしい混雑もなく、すべてスムーズに運びました。荷物預けゾーンも広く、スタッフも多く、すぐに預けることができます。スタートゾーン入り口へもスムーズに移動。仮設トイレはたくさんあるも、やはり列が出来ています。が、スタートゾーン脇の舗道に設けられたトイレはスムーズに使えました。スタート直前、ここにトイレがあると嬉しい!

レース後:


オリンピックスタジアムにゴール後、すぐに完走メダルが手渡されます。そしていったんスタジアムを出て道路を渡り、フィニッシャーゾーンへと進みます。



ここでチャンピオンチップを返却し、完走Tシャツ&リフレッシュメントをもらい、記念撮影。預けておいた手荷物受け渡しも、遠くからナンバーカードを読み取ってくれ、ブースの前に来た時には「はい、どうぞ!」~実にスムーズ。

チャンピオンチップ:


日本で使っているのと同じ、シューズ紐に通して使うタイプ。が、ここではチップといっしょに強化紙のテープが配布され、それでシューズにくくりつけます。こうしておくとチップ返却のときに靴紐をほどく必要がなく、専用のカッターを持ったスタッフが紙テープを切ってくれるのです。剥離紙が付いたこの紙テープがいっしょに配布されたとき、何に使うのかわかりませんでした。が、この、チップ回収方法を見て納得。
「あなたのように靴紐にくくりつけている人もいるわ、でも解くのに時間がかかるからね。みんなこうするのよ。」と教えてもらったのでした。

フリーマッサージ:


フィニッシュゾーンに設けられています。3時間01分でゴールしたマイダーリン、スウェーデン美少女二人がかかりのマッサージを受け、ご満悦。これくらいのゴールタイムだと、ほぼ待ち時間なし。3時間半近くのゴールタイムになると、そろそろ待合の行列が。

更衣室:
男女とも、大きな仮設テントあり。その奥の建物の中の更衣室も使えます。シャワー設備あり。さすが北欧だと思ったのは、スポーツ施設のシャワールームにもサウナが付いていること(公衆浴場ではないのでバスタブはありません)。いまは夏なので、稼動はしていなかったけれど。

ゴミ一つ落ちていないマラソン会場:


日が傾いてくるまで、最後まで会場のゴミを丁寧に拾い集めてくれるボランティアたち。ティーンエイジャーが多いです。

観客は多いです:


地元の人もふらりと散歩がてらに立ち寄るマラソン会場。マイダーリン、黒いワンちゃんたちにモテモテ。抱きついて来て、ほっぺにぺろぺろ、キスしてくれたそうです。ワンちゃんたちもマイダーリンが犬好きのこと、知っているんだろうな~。これくらい女の子にもモテたら良いのにね、実は女の子にはあまり縁のないダーリンでした。

その後のお楽しみ:


コーヒー&デニッシュパン、ビール&ホットドッグが飲み食べ放題!つまりお替り自由!わたしたちはコーヒーには見向きもせず、もちろんビール派。少しだけ並ぶけれど、2本ずつ頼んでもちゃんと手渡してくれ、ここもスムーズ。ただし北欧のビールらしく、3.5%とアルコール度数低め。たくさん汗をかいたあとなので、3本くらいお替りしたかな~。



そんなかんなで、近くでくつろいでいる各国のランナーたちに声をかけたりして、ビール&ホットドッグで何度も乾杯しながら歓談。じつに3時間以上、その場にとどまり、「そろそろ帰ろうか。」と腰を上げたのは夜の8時半をまわっていました。でもご心配なく、白夜の国の初夏、まだまだ明るかったです♪



ルーマニアから参加していた同じランニングクラブの仲間から「8時にダウンタウンの中心街で会おう」とメールが来ていたけれど、気づいたのは帰路の地下鉄構内。お誘いに気づかず、すっかり無視してしまいました~ごめんね。

地元スウェーデンからの参加もさることながら、隣国フィンランドからのランナーも多く、ヨーロッパの首都開催のマンモスマラソンらしく、ヨーロッパ各国からランナーが来ていました。このインターナショナルな雰囲気、どっぷり浸かれます~。


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