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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近所の干潟に渡来したコアオアシシギ(英名:marsh sandpiper)です。

先日入手したオーストラリアの野鳥図鑑(the australian bird guide)を見ると、コアオアシシギの分布地はオーストラリア大陸の沿岸部すべてと大陸の東半分とありました。・・・カルガモとの大きさ比べ

オーストラリアで越冬するコアオアシシギですが、彼らが渡ってゆく繁殖地(ユーラシア大陸中央部か?)は何故か表示されていません。・・・中央がコアオアシシギ

また図鑑にはクチバシと尾羽に影響される全長の記載が無く、翼長127~147mm、よく似たアオアシシギは174~198mmとあります。翼長こそが鳥類の大きさであるという主張でしょうか。

クチバシ長は36~43mm、体重65~90gとあり、アオアシシギでは48~62mm、体重170~250g。体重では両者に3倍近い開きがあるようです。・・・中央がコアオアシシギ

図鑑にはコアオアシシギのクチバシは<直線的で黒く、針のよう>とあります。

隣のアオアシシギとクチバシを比べると<直線的で黒く、針のよう>という意味が良く判ります。

コアオアシシギのイラストに初列風切先端は尾羽先端部と同じレベルとの記載ありましたが、下の写真で見るとその通りのようです。

コアオアシシギとアオアシシギは非常に似ていますが、並ぶと両者の違いが良く判ります。



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近所の干潟に渡来してきたムナグロ2羽。

おっと3羽か

環境省の調査によれば、コロナ前の29019年秋のムナグロの渡来数は876羽(ちなみにコロナの影響のある2020年は53羽)

よく似たダイゼン(2019年秋渡来数2597羽)に比べると1/3という希少種です。

こちらに向かって飛び出し

ムナグロの羽繕い

キアシシギ(全長25cm)と並んだムナグロ(全長24cm)、ムナグロはクチバシが短いので体の大きさは同じくらいでしょう。

オーストラリアの野鳥図鑑に体重が表示されていて、ムナグロ130~190gに対してキアシシギは98~140g。ムナグロの方がやや重たいようです。

ムナグロの魅力は背中の金色(黄色)斑で、英語名のpacific golden plover(直訳すると:太平洋地域の金色チドリ)はこの金色を示しているのでしょう。



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近所の公園の干潟に渡来してきたキアシシギが飛行する姿を紹介しましょう。・・・尾羽を一杯に広げたキアシシギ

キアシシギ2羽の後方はアオアシシギ

キアシシギとアオアシシギの違いは、アオアシシギの背中から尾羽まで伸びる白色です。

一方のキアシシギは尾羽を含む全身がほぼ灰褐色ですね。

シギの仲間には翼上面に目立つ白い帯(翼帯)があるものがいますが、キアシシギには目立たない細い線しかありません。

キアシシギの翼下面と尾羽は白っぽい褐色です。

腹部から下尾筒までは白。

同じキアシシギでも個体によって体色が違いますが太陽との角度によってでしょう。

この角度なら、似たような色となっています。



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近所の葦原にアオアシシギ2羽がいて、その後ろに体が小さなコアオアシシギが歩いていました。

姿がよく似たアオアシシギの中にいるとコアオアシシギは安心できるのでしょう。・・・左から3羽目

下の写真には9羽のアオアシシギが写っていて、前方で飛び出したアオアシシギのすぐ後ろにコアオアシシギがいます。

今度はコアオアシシギが飛び出しました。姿はそっくりですが、クチバシが細く短いので識別可能です。

アメリカのシギチドリ図鑑(shorebirds)によれば、コアオアシシギのクチバシの長さは36~45mm、アオアシシギのクチバシは47~61mm

またコアオアシシギの全長は220~250mm、アオアシシギは300~340mm・・・飛行するコアオアシシギが先頭と並び

またコアオアシシギの翼長(片方)は128~148mm、アオアシシギは177~200mm・・・コアオアシシギが先頭を追い越して

足の跗蹠の長さはコアオアシシギは47~57mm、アオアシシギは52~66mm・・・アオアシシギの仲間から離れてゆきます

コアオアシシギの尾羽長は49~62mm、アオアシシギは70~83mmとありました。



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大阪市内の干潟に渡来してきたアオアシシギ(全長35cm・英名 common  greenshank)の飛行写真を先日に続いて紹介しましょう。

アオアシシギ8羽の編隊飛行

フレームに入った7羽が岸辺に着陸しそう。

岸辺でいったん休憩するアオアシシギ

すぐに飛び出して、葦原の先にある海面を周回するアオアシシギ。

先頭から2番目はやや小型のキアシシギでしょう。

左に向かって飛んでいた先頭が方向転換しそう

後ろから続いていた仲間も急旋回を始めました。

飛行集団はUターンし、右に向かって飛行を続けました。尾羽の色が灰褐色に見えるのがキアシシギ。



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近所の公園に繁殖地のシベリアから10羽のムナグロが渡来し、池の上を飛行していました。

カメラのフレームにムナグロ10羽を収め、ピントを合わせてシャッターを切るのは至難の業です。・・・何とか7羽だけ入りました。

10羽がまとまって飛行するなら簡単ですが、バラけて飛ぶので7羽を撮るのがやっとでした。

ムナグロが近くを飛ぶとスピードがアップするので、やっと4羽が入り。

次のフレームには何とか5羽。

その次には8羽が入りましたが、この距離でフレームに8羽のムナグロを入れるのは大変です。

先頭の2羽はフレームから外れましたが、10羽のムナグロが葦原の上を飛ぶシーンが撮影できました。

ここからは葦原を背景に飛行するムナグロ集団

ダイゼンと似ていますが、飛行時に見える脇羽が黒くないので識別は容易です。



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ムクドリの幼鳥が6羽、葦原の杭の上の場所をめぐって争っていました。

杭の上のムクドリを空中のムクドリが足で押していますね。

押されたムクドリが杭から離れそう

押されたやつが飛び出しました。

すると右下のムクドリが杭の場所を横取りしようとしています。

押されたやつが杭に戻ったよう

右下のムクドリと杭のムクドリが衝突したように見えます

右下のムクドリは一旦引き下がったように見えましたが

その直後に押されたやつが突然飛び出しました。



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近所の干潟に渡来してきたムナグロが飛行する姿を紹介しましょう。

ムナグロとよく似たダイゼンは脇羽が黒なので、翼を持ちあげると遠くからでも識別ができます。

ムナグロの着地

こちらに向かっての飛び出し

白い尾羽下面に灰色の斑がありますね。

腹部に黒斑、翼の下面は薄い褐色

着地寸前

着地寸前のムナグロを背面から

背中の雨覆にある細かな黄色の斑が美しい



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近所の公園の池にミサゴが飛来、足を水につけ水面スレスレを飛行していました。

足を水中に入れた飛行距離は30mくらいか

もう一羽のミサゴが飛来、しばらく2羽が並んで飛行していました。

ミサゴは、翼下面にある鷹斑模様が美しい野鳥です。

後方のミサゴの方が大きく見えるのでメス、前方がオスかも

水面を離れた2羽のミサゴは次第に距離を開けてゆきました。

ここからは前方の1羽だけをファインダーのフレームに入れ、追いかけてみました。

早朝だったので背景の林が暗く、ミサゴの右側から朝日が差し込んでいます。

暗い背景の中、右側から光を受けて飛ぶミサゴ



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大阪市内の干潟に渡来してきたアオアシシギ(全長35cm・英名 common  greenshank)が干潟から飛び出しました。

アオアシシギは飛び立つ際に白い尾羽を一杯に広げるので識別が容易です。・・・尾羽が灰褐色の2羽はキアシシギ

白い尾羽の中央部辺りには薄い灰色のドット模様がありますね。

頸を伸ばして着地場所を探すアオアシシギ

着地ポイントを決め、干潟に着地する寸前。

9羽のうち7羽がアオアシシギ。やや小さいのはコアオアシシギかキアシシギ。

左から2羽目の小型シギはコアオアシシギ、その下の小型シギはキアシシギか。

石のゴロゴロした背景の前を飛ぶアオアシシギ

空抜けで、フレームアウトしたアオアシシギ。大きく撮れたので掲載しました。



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大阪市内の干潟に渡来してきたソリハシシギ(全長23cm・英名 terek sandpiper)7羽、海面スレスレに飛行しながら着地ポイントを探していました。

幸運にも7羽が揃ってフレームに入ったので、このまま追いかけて連写してみました。

海面スレスレを高速で飛行するソリハシシギ7羽をファインダーで捉え、ピントを合わせて撮影するのはかなり難易度が高いと思います。

しかし、7羽がかなり接近して飛行してくれたので幸運にもその難関をクリアーできました。

ソリハシシギは左手で急にUターンしたため、フレームに入ったのは6羽。全身が写ったのは4羽だけ。

次のシーンでは何とか5羽が入りましたが、この距離で飛行する5羽のシギを撮影するのは超難関ですね。

青い海面と緑の葦原の中間にソリハシシギが来ています。なかなか面白い構図となりました。

ソリハシシギはカメラの前を高速で通過、連写しましたがフレームに入ったのは4羽だけ。

目の前を飛行するソリハシシギの最後の場面。3羽がやっとでしたが、葦の緑がボケて面白い写真となったと思います。



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大阪市内の干潟にシベリア北部の繁殖地からムナグロ(チドリ科・全長24cm)1羽が渡来してきました。・・・下の写真の右端にいます

ムナグロ(pacific golden plover)は、シベリア北部で繁殖、東南アジア、オーストラリア、ニュ-ジーランド、インドなどで越冬する渡り鳥です。

越冬地への渡りの途中、大阪に栄養補給に立ち寄ったのでしょう。・・・golden ploverとは、背が金色に見えることから金のチドリという意味でしょう、左の2羽はキアシシギ(全長25cm)

英国の野鳥図鑑(collins bird guide)には、pacific golden ploverによく似たチドリ科の渡り鳥が3種類記載されています。

まず、ヨーロッパムナグロ(European golden plover)がいて、その全長は25~28cmです。

さらにアメリカ大陸に分布するアメリカムナグロ(american golden plover)が記載されていて、その全長は24~27cm。

ムナグロは、英国の野鳥図鑑(collins bird guide)に全長21~25cmと記載しています。

従ってヨーロッパムナグロが最も大きく、次いでアメリカムナグロ、日本のパシフィックムナグロは3種の中で最も小さいようです。

3種の背中の色はやや異なっていて、ヨーロッパムナグロは明るい黄褐色、パシフィックムナグロの背中は褐色、アメリカムナグロの背中は黒褐色。



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近所の干潟にコアオアシシギ(全長24cm)がユーラシア大陸中央部とされる繁殖地から渡来してきました。・・・左下の1羽、他はアオアシシギ

アオアシシギ(全長35cm)に挟まれて飛行するコアオアシシギ。遠くからでもクチバシが細く短いので識別ができます。

アオアシシギ2羽、ソリハシシギ(23cm)1羽の上を飛ぶコアオアシシギ

画面に写っているアオアシシギは6羽、ソリハシシギ1羽、最後尾がコアオアシシギ

干潟に着地する寸前のシギ集団の最後尾がコアオアシシギ。

着地前には足を下して準備。最後尾がコアオアシシギ。

コアオアシシギは大阪府レッドリストの準絶滅危惧種に指定されています。最後尾がコアオアシシギ。

コロナ前2019年秋の環境省全国一斉調査によると、コアオアシシギの渡来数は58羽。一方のアオアシシギは1376羽でした。・・・先頭がコアオアシシギ。

同年調査での渡来数上位トウネン5462、ハマシギ4404、キアシシギ3195、ソリハシシギ2864、ダイゼン2597、メダイチドリ1537と比べるとコアオアシシギは少ないですね・・・先頭がコアオアシシギ



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8月初旬はシギ・チドリの端境期です。そこで今年の春、佐賀市東よか干潟で撮影した野鳥写真の中からオオソリハシシギ(全長39cm)の紹介です。・・・下写真、右の1羽以外はすべてオオソリハシシギ。

アメリカのシギチドリ図鑑(shorebirds)には、オオソリハシシギ(英語名:ber-tailed godwit)のクチバシの長さを「75~108mm」と記載、かなりバラツキがあるようです。・・・左から2番目が長い

英語名でber-tailed godwit、直訳するとバーコードのような尾羽を持つ大型シギとなり、広がった尾羽には細かなバー模様があります。

一斉に飛び出しました。腹部が赤褐色の個体は繁殖羽のオス、褐色味が少なく白っぽいのはメス。

この集団はオスが圧倒的に多いようです。

高度を上げて飛行するオオソリハシシギ。白い翼帯のある小型のシギはハマシギ。

オオソリハシシギは、環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定された野鳥です。

カメラの横を通過するオオソリハシシギ(メスの方が大きい)。先頭付近の小型で白黒模様の鳥はダイゼン。

上の方にはオオソリハシシギとダイゼン、左下の白い翼帯と黒い尾羽を持つのはオグロシギ、その後方はハマシギ、チュウシャクシギ、ホウロクシギ、干潟にヘラサギも



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トビ(全長オス59cm、メス69cm)は全体が茶褐色という地味な野鳥ですが、若鳥は成鳥とは違ってかなり目立つ配色をしています。

英国の野鳥図鑑(collins bird guide)でトビ( black kite) を探すと(全長オス48cm、メス58cm)と小さく、体色も少し違います。・・・眼の下から顎にかけてが薄い橙褐色ですね。

その代わりimperial eagle(全長オス70cm、メス83cm)の若鳥の姿がこの写真のトビとそっくりでした。・・・枯れ木に止まっていると、ハシボソカラス(全長50cm)がモビングしてきました。

imperial eagleは稀な冬鳥として日本に渡来しますが、本来は中央アジアに分布、インドや中国南部で一部が越冬するようです。・・・後方のカラスを見て翼を持ちあげると脇に白色部があります。

imperial eagleの日本名はカタシロワシ(肩白鷲)、肩に相当する小雨覆にある淡い黄褐色が白く見えるからでしょう。・・・頭頂部にも同じ斑がありますね。

一方米国の野鳥図鑑(field guide to the birds of north america)にはトビの記載がありません。・・・翼下面にある白斑は成鳥より明瞭

米国の野鳥図鑑にはトビ(kite)の仲間として5種類が記載されています。・・・初列大雨覆と大雨覆にある連続した淡褐色羽縁も美しい

その中に日本のトビに似たkiteがいないのが不思議です。・・・フレームアウト

米国のトビ(kite)の仲間には、swallow -tailed kite(全長58cm)頭の白い大きなツバメのようなトビがいるようです。・・・目の前をゆくり通過してゆきました。



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