大阪市内の干潟にシベリア北部の繁殖地からムナグロ(チドリ科・全長24cm)1羽が渡来してきました。・・・下の写真の右端にいます
ムナグロ(pacific golden plover)は、シベリア北部で繁殖、東南アジア、オーストラリア、ニュ-ジーランド、インドなどで越冬する渡り鳥です。
越冬地への渡りの途中、大阪に栄養補給に立ち寄ったのでしょう。・・・golden ploverとは、背が金色に見えることから金のチドリという意味でしょう、左の2羽はキアシシギ(全長25cm)
英国の野鳥図鑑(collins bird guide)には、pacific golden ploverによく似たチドリ科の渡り鳥が3種類記載されています。
まず、ヨーロッパムナグロ(European golden plover)がいて、その全長は25~28cmです。
さらにアメリカ大陸に分布するアメリカムナグロ(american golden plover)が記載されていて、その全長は24~27cm。
ムナグロは、英国の野鳥図鑑(collins bird guide)に全長21~25cmと記載しています。
従ってヨーロッパムナグロが最も大きく、次いでアメリカムナグロ、日本のパシフィックムナグロは3種の中で最も小さいようです。
3種の背中の色はやや異なっていて、ヨーロッパムナグロは明るい黄褐色、パシフィックムナグロの背中は褐色、アメリカムナグロの背中は黒褐色。