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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



咲くやこの花館では、7月13~15日まで富貴蘭展が開催されていました。・・・会場の展示風景

その開場の掲示板に記載されていた「富貴蘭」のことを紹介しましょう。赤紫の花

富貴蘭は、東北地方より南に分布するフウランの変わりものを園芸化したものだそうです。・・・こちらは、咲くやこの花館の高山植物エリアに展示してある富貴蘭

また富貴蘭は、東洋ランの一部門ですが、日本での栽培史はカンランやシュンランよりも古く、長生蘭(セッコクの変わりもの)や錦蘭(ミヤマウズラの変わりもの)と同じ江戸時代中期に始まりました。・・・富貴蘭展の出品作品

花好きの十一代将軍、徳川家斉(1773~1841年)は、富貴蘭を好んだところから、各大名に命じて珍しい品種を集めさせたとのこと。・・・明るい高山植物エリアに展示してあった富貴蘭

江戸城で開かれた観賞会では、鉢植えに金や銀製の網をはり、息がかからぬように懐紙を口にあてて観賞したそうです。

やがて愛好者が増加、東京や京都では「富貴蘭連」や「富貴蘭社中」などがつくられ、裕福な商人などにも幅広く親しまれるようになったそうです。・・・高山植物エリア展示の富貴蘭

明治~大正時代は、関西が中心となって栽培され、今も関西の愛好者が多く「近畿富貴蘭会」によって銘鑑がつくられ、富貴蘭は現在、百数十品種もあるそうです。

富貴蘭は、通気性の良い富貴蘭鉢を用いて高植えし、葉、花・軸・付け・根先の色の千変万化と花の香りを楽しむそうです。・・・即売コーナーでは1鉢800円から販売されていました。

通気性の良い富貴蘭鉢に高植えされ、花を付けた富貴蘭が800円とは、格安だったのではないでしょうか。

 



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