菱浦港、海士町観光協会の窓口で申し込めば、レンタサイクルが利用できると聞いたので、到着の翌日、自転車を借りて中ノ島の歴史名所をサイクリングしてみました。
菱浦からほど近い諏訪湾
まずは、鎌倉幕府から後鳥羽上皇(1180〜1239年)の世話役を任され、上皇崩御後、御陵の墓守として、700年以上もこの地の大庄屋だった村上家の跡です。
門
村上家の当主は、2001年に歌手の西川(仁支川)峰子と結婚、一時話題となりましたが、8年後の2009年に離婚したようです。
母屋
その後、村上家は、海士町に売却されたと聞きましたが、かなり荒れていましたので、整備を進めて欲しいものです。
蔵
こちらは、村上家からほど近い、後鳥羽上皇の御火葬塚で、今も宮内庁が管理しています。
空模様が次第に悪くなってきましたが、後鳥羽上皇御火葬塚から北に3キロ、中ノ島北端にあるという宇受賀命神社を目指します。
稲田の中にある宇受賀命神社
宇受賀命神社は、今から1200年近く前、西暦842年の「続日本後紀」に記載され、972年の延喜式では名神大社(全国226社)に列した隠岐国4大社の1社です。
一の鳥居
延喜式神名帳では、備後国、周防国、伯耆国、石見国等に名神大社が1社も無いのに、隠岐国に4社もあることから、10世紀頃までの隠岐は、中央で重要な地位にあったのではないかと思われます。
二の鳥居と拝殿
その理由の一つは、神事や宮中の行事に欠くことのできない熨斗の原料、「アワビ」の主産地だったからではないでしょうか。
本殿
さて、雨が強くなってきたので、観光協会へ戻って自転車を返し、隠岐牛店レストランで、隠岐牛の焼き肉ランチを頂きました。
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隠岐の塩を少し付けた隠岐牛は、口の中でとろけ、ほんのり甘い・・何故なのでしょうか。