いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)にアカアシシギ(全長28cm・環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類指定・以下アカアシ)が3羽渡来してきました。
図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば、アカアシはツルシギ同様に南北アメリカ大陸とオーストラリアには分布していないようです。
北米の図鑑(national geographic field guide to the birds of north america)には、北米では見ることが無いユーラシア種と記載されていました。
手元にある南米の野鳥図鑑(birds of south america)にもアカアシの記載は無いので南米にも分布していないのでしょう。アメリカ人バーダーが見たら喜ぶこと間違いなしでしょう。
オーストラリアの図鑑には<赤道を超えてオーストラリアに渡来するアカアシは僅かしかいない>
<潮が満ちると他のシギ類の群れに加わることが多いが、アカアシは警戒心が強く人の存在を他のシギに最初に知らせることが良くある>
<オーストラリアでの観察難易度は5段階の5(非常に稀、観察が非常に難しい)>・・・オーストラリア人バーダーもアメリカ人同様に見たら喜ぶこと間違いなし。
東南アジアの野鳥図鑑(collins field guide birds the philippines sumatra java bali borneo sulawesi the lesser sundas moluccas)には冬鳥として記載されていました。
ちなみにアフリカ(サハラ砂漠以南)の野鳥図鑑にはアフリカ沿岸部に冬鳥と記載され、そのイラストに初列風切P1~p2端部の白地淡褐斑(下の写真参照)までも表現されていました。